オバマケア「維持される」公算大と語る

オバマケア「維持される」公算大と語る

上院民主トップのシューマー院内総務

2017年2月28日

上院民主党トップのチャック・シューマー院内総務は2月27日、ワシントンで記者会見し、トランプ政権が最優先課題と位置付ける医療保険制度改革 (オバマケア) 廃止について「実現しない」との見通しを示し、現制度が維持される公算が大きいと述べた。

オバマケアをめぐっては、トランプ大統領が就任初日の1月20日に改廃を指示する大統領令に署名したが、代替案は決まっていない。

約2000万人が保険契約を失う恐れもあり、現制度の維持を求める声も高まっている。

シューマー氏は、与党共和党内でもオバマケア改廃の方法について意見対立があると述べ、廃止に必要な賛成票を議会で獲得できない可能性があると指摘した。

シューマー氏と会見に臨んだ下院民主党トップのペロシ院内総務は、トランプ氏の選挙スローガン「米国を再び偉大にする」を引用して、「米国を再び病気にする」事態を招いていると政権の混乱ぶりを揶揄 (やゆ) した。


(2017年3月16日号掲載)