ユナイテッド、席譲る客に最大1万ドル

ユナイテッド、席譲る客に最大1万ドル

再発防止策、ライバル社デルタに対抗

2017年4月27日

ユナイテッド航空の機内から男性乗客が引きずり出され大けがをした問題で、同社は4月27日、定員超過の便で座席を譲った乗客に支払う補償金を最大1万ドル (約111万円) に引き上げることを盛り込んだ再発防止策を発表した。

ユナイテッド航空の現在の補償金は最大1,350ドル (約15万円) で、大幅な引き上げとなる。

デルタ航空も約1万ドルへの引き上げが報じられており、対抗する狙いもありそうだ。

ユナイテッドの再発防止策はこのほか、安全が脅かされない限り、乗客を強制的に排除しない方針を示した。

警察の協力を得るのは安全に関する事態に限定するほか、従業員の研修を強化することも明記した。

従業員を乗せる場合は離陸の1時間前までに予約する。

キャンセルを見越して座席よりも多い予約を受け付ける「過剰予約」を減らす考えも示した。

ユナイテッド航空のライバル社、デルタ航空の内部文書によると、同社が提示できる補償金の額は従業員の職位によって異なり、空港のゲートに配置された係員は最大800ドルから2,000ドルに、管理職の場合は1,350ドルから9,950ドルにそれぞれ引き上げるという。


(2017年5月16日号掲載)