Tuesday, 21 January 2025

ナイキ、厚底靴の新モデル発売

 

ナイキ、厚底靴の新モデル発売

2月末、厚さ規制にも対応

2020年2月7日

The Nike Air Zoom Alphafly Next% / © Nike News
米スポーツ用品大手ナイキは2月5日、マラソンなどで好記録が続出し、話題となっている厚底シューズの新モデルを2月29日から発売すると発表した。

反発力を生む炭素繊維のプレート1枚を含む底の厚さは英紙ガーディアン (電子版) によると3.95センチで、ワールドアスレチックス (世界陸連) の新規則に適合する。

新規則では、今年4月30日以降の大会で履く靴は4か月以上市販されていることが条件で、7~8月の東京五輪大会に間に合う。

商品名は 「エアズームアルファフライネクスト%」 (*写真)。

この試作品を男子マラソンの世界記録保持者エリウド・キプチョゲ (ケニア) が使い、昨年10月の特別レースで非公式記録ながら史上初めて2時間を切った。

当時はプレートが3枚入っているとされていた。

世界陸連は1月31日に靴底の厚さは4センチ以下、プレートは1枚までなどの新規則を発表。

多くのトップ選手が履く現行の「ヴェイパーフライ」シリーズは五輪大会などで着用できることになった。


(2020年3月1日号掲載)