Wednesday, 19 March 2025

CA 州が郵送投票導入

 

CA 州が郵送投票導入

大統領選、全有権者対象

2020年5月10日

カリフォルニア州のニューソム知事は5月8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11月の大統領選で郵送による投票を可能にする措置を取ると発表した。

州の全有権者約2000万人に投票用紙を送付し、併せて投票所も設置、いずれかの投票方法を選べるようにする。

大統領選では郵送投票の許容範囲が焦点の一つ。

投票率が上昇して野党民主党に有利に働くとの見方が一部で上がる中、トランプ大統領は反対しており、全米で最大の人口を抱えるCA州の決定が他州に影響を与えるかどうか注目される。

民主党のニューソム知事は大統領選に向け、安全や健康面に関して「多くの懸念や不安が生じている」と指摘。

有権者が感染拡大につながる人混みを避ける上で、郵送投票は最善の方法だと強調した。

トランプ氏は郵送投票で不正が起きると主張しており、共和党は法的手段も視野に対抗する姿勢をにじませている。

米メディアによると、4月にウィスコンシン州で行われた民主党予備選では、投票者ら60人以上が新型コロナウイルスに感染したことが判明。

本選でも感染拡大を招きかねないとの懸念が出ている。


(2020年6月1日号掲載)