スモールクレーム(小額) 裁判所 (2011.11.1)

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moor_new2.jpg     マイケル・ムーア

米国カリフォルニア州弁護士

University of California Santa Barbara、Santa Barbara College of Law 卒業後、マイケル・E・ムーア法律事務所を設立。
日本滋賀県庁にて3 年間勤務。
日本語、生活習慣、商業上の習慣に精通。

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スモールクレーム(小額) 裁判所
 

法的論争の金額が$7,500.00以下であれば、ほとんどの場合、その論争は「スモールクレーム裁判所」に提出されるべきです。

小額裁判所では原告と被告は自分で自分を代表し、弁護士は使いません。

以下は、小額裁判所で適応される規則のいくつかです。
 

Q. 誰が苦情を申し立てることができますか。


A. 苦情を提出する人は、18歳以上でなくてはいけません。

そして、クレームのある当人にしか提出できません。

もしあなたが、架空事業名であることを示す書類を提出しなくてはいけない事業である場合、書類番号と満期日をクレーム用紙に記入しなくてはいけません。

有効な架空事業名であることを示す書類がない場合は、小額裁判所での苦情申し立てができません。

法人やその他の組織が人間以外の場合には、事業の被雇用者または代表者に代表されなければいけません。
 

Q. どこで苦情を提出することができますか。
 

A. 苦情は適正な裁判所に提出する必要があります。

この裁判所の所在地は、被告がどこに住んでいるか、もしくは被告事業がどこに主な営業所を開いているか;どこで人、または個人所有物が被害を受けたか;どこで被告が契約書に署名したか、もしくは契約違反を起こしたか;購入者がローンの契約・車のローンの契約をした時に住んでいた場所によって決定されます。
 

Q. 名に関しての規則について。

A. あなたが適切に被告を指名するには、その人の正確な法的氏名を使用するように気をつけなければいけません。

被告が法人の場合、カリフォルニア州務長官に正確な事業名を確認してください。

他の種類の事業に関しては、市の営業許可か、郡の架空事業名であることを示す書類を調べてください。
 

Q. 苦情を被告に送達する方法は。

A. あなたは、被告が提出された苦情のコピーを確実に受け取るようにしなくてはいけません。

これは「訴状の送達 (Service of Process)」といいます。

訴状の送達には必ず守られなければいけない厳格な規則があり、もし守られていない場合、あなたのケースの進行が滞ったり却下されることになります。

原告は、自分で訴状の送達を達成することはできません。

これは、被告に原告以外の人が訴訟のコピーを個人的に手渡すことで達成できます。

裁判所書記官に受取証明郵便 (Certified Mail) によって、訴状を郵送してもらうことも可能です。
 

Q. 訴訟提示について。

A. あなたは、自分の言い分を裁判官に証明しなくてはいけません。

あなたの言い分を立証する書類の全てをコピーし、裁判官に提出できるように準備しておいてください。

同様に、あなたの出廷日に証人全員が裁判所に出廷しているようにしてください。

自分のケースを正確に立証することに失敗すると、あなたのケースは却下されたり、あなたが敗訴する結果になるかもしれません。
 

Q. 勝訴した場合は。

A. あなたは判決金回収をしなくてはいけません (判決金回収については私の過去の記事をご覧ください)。
 

スモールクレームの判決に対して、上訴する権利は被告にしかありません。

上訴では、原告・被告の両方が弁護士に代表されることができます。

 
※注意:この記事は参考として一般的な概要を皆様にお伝えすることを目的としたものであり、個々のケースに対する法律のアドバイスではありません。当コー ナーでは読者の皆様からの質問事項を受け付けています。分野は移民法を除くカリフォルニア州の法律全般で、お寄せ頂いたご質問に対しての回答を随時当コー ナーで掲載していきます。件名を「法律Q&A」とご記入の上、当法律事務所までお送り下さい。尚、ご質問の内容により、回答にお時間を頂く場合や回答できない場合もございますので、予めご了承下さい。
 
(2011年11月1日号掲載)
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