よく生徒たちから、動詞の語尾に---ingをつける時に、その単語の語尾の子音字を重ねて---ingをつけるのかどうかと尋ねられます。
殆どの生徒は、そのルールを知りません。そこで今回はそのルールを説明しましょう。
まず、米国と英国とでは、多少ルールが違いますが、基本的な米国のルールを説明します。
動詞の語尾の子音字を重ねて---ingをつけるためには、以下の3つの条件を満たしていなければなりません。
- 単語の一番最後の音節(母音を含む音の集団)にアクセントがあること。
- 単語の一番最後の音節のつづりと発音が短母音であること。
- 単語の語尾のつづりと発音が短子音字で終わっていること。
以上の3つの条件の1つでも欠けていたら、その動詞の語尾にただ---ingをつけて、3つの条件をすべて満たしていれば、語尾の子音字を重ねてから---ingをつければいいのです。
例えば、forgetという動詞は、3つの条件をすべて満たしているので、語尾の子音字を重ねてから---ingをつけるので、forgettingが正しいです。
一方、targetという動詞は、アクセントが第一音節にあるので、条件が1つ満たされていません。従って、targetingが正しいです。
beginという動詞も、3つの条件を満たしているので、beginningが正しいですが、startという動詞は、語尾のつづりが、---rtと短子音字ではないので、startingがただしいです。
なお、travelやtotalの様なl(エル)で終わる動詞は、米国ではルール通り、traveling及びtotalingが正しいですが、英国では、l(エル)を重ねて、travelling及びtotallingになるので、注意して下さい。
それから、take の様なe(イー)で終わる動詞は、e(イー)を消して---ingをつけて takingになることは、皆さん知っているでしょう。
参考までに、以下の動詞は、条件を満たしているので、語尾の子音字を重ねてから---ingをつけて下さい。
beg, cut, dig, drop, forget, get, hit, kid, let, occur, prefer, permit, put, refer, tip
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