Friday, 19 April 2024

English ワンポイント英語

ベルを鳴らす? (2013.1.16)

 

 

sibuya top
shibuya_new3.jpg 渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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ベルを鳴らす?

「Ring a bell」という表現を文字通り訳すと、「ベルを鳴らす」になりますが、熟語としては、「心当たりがある」とか、「聞き覚えがある」という意味で、アメリカの日常生活では、よく使われる表現です。 

注意すべきことは、「ring a bell」の前には、人間ではなく、しばしば、人間の名前が来て、否定形で使われるケースが多いということです。

例えば、The name Shibuya does not ring a bell with me. (「渋谷」という名前は、私には聞き覚えがありません。)というふうに使えばいいのです。

では、「ring a bell」を使った会話を勉強しましょう。

 

A:    There is a book on the table with the name Junko on it.

    (テーブルの上に、純子という名前のついた1冊の本があるんだけど。)

 

B:    Junko?  That name doesn't ring a bell with me.

    (純子?その名前に心当たりはないです。)

 

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A:    Here is another Christmas card from someone named Yutaro. Do you know who he is?

    (勇太郎という名前の誰かから、もう1枚クリスマスカードがここにあるけど。)

 

B:    Yutaro?  That name rings a bell, but I don't remember.

    (勇太郎?その名前に聞き覚えがあるけど、思い出せない。)

 

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A:    Does the name Shoji Shibuya ring a bell with you?

    (渋谷昌治という名前に心当たりはありますか?)

 

B:    Oh, sure.  He is a famous English teacher in San Diego.                

    (もちろん。彼はサンディエゴでは有名な英語の先生ですよ。)

(2013年1月16日号掲載)

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角を切る? (2012.12.16)

 

 

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英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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角を切る?

「Cut corners」という表現を文字通り訳すと、「角を切る」になりますが、熟語としては、「手を抜く」という意味で、アメリカの日常生活では、よく使われる表現です。

交差点の赤信号で、自分の車の前に2台ぐらい他の車が止まっている場面を想像してください。

たまたま、交差点の手前の右がガソリン・スタンドだったので、角をきちんと通らず、斜めにガソリン・スタンドを横切って通って右折する行為が、 cut cornersの本来の意味でした。

そこから発展して、この熟語は、「近道をする」、「手っ取り早いやり方をする」、「手を抜く」の様な意味で、使われる様になったのです。

では、「cut corners」を使った会話を勉強しましょう。

 

A:     Why are you suing the contractor?

    (なぜ建築業者を訴えているのですか?)

 

B:    Because he cut corners with the materials used during construction, and my office building collapsed during the last earthquake.

    (なぜなら、彼が建築中に使われた材料で手抜きをして、私のオフィスビルが、前回の地震で崩壊したからです。)

 

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A:    I got a “C” on my book report.  I should have taken more time and read the book more carefully.

    (ブック・レポートで「C」をもらったよ。もっと時間をかけて、注意深く本を読むべきだった。)

 

B:    That's what happens when you try to cut corners.

    (手抜きをしようとすると、そうなるんだよ。)              

 

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A:    My boss criticized me for the work I had done.

    (上司が、私がやった仕事に対して、批判したよ。)

 

B:    I warned you not to cut corners.

    (手を抜かないようにと警告しただろ。)

(2012年12月16日号掲載)

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オランダ風に? (2012.11.16)

 

 

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1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。
1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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オランダ風に?

「Let's go Dutch!」を文字通り訳すと、「オランダ風に行こう!」になりますが、日常会話では、「割り勘で行こう!」という意味で、熟語としてよく使われる表現です。

オランダ(Holland 又はthe Netherlands)の形容詞、又はオランダ人やオランダ語のことをDutchといいますが、この表現は、イギリス人からはオランダ人を軽蔑したような意味合いが含まれています。

それは、オランダがかつてイギリスの政治上、経済上の敵だったからです。従って、「go Dutch」という表現は、イギリスの紳士が淑女のために、食事代を払う慣習に反して、オランダ風に「各自が自分の分だけ払う。」という意味で、「割り勘で行こう。」という熟語になったのです。

ちなみに、「split the bill」という表現も「割り勘で行こう。」という意味なので、一緒に覚えましょう。

では練習しましょう。

 

A:    I hate to say, Kate, but can we go Dutch for our date this Saturday?
    (言いにくいんだけど、ケイト、今週の土曜日のデート、割り勘でもいいかな?)

B:    Sure we can. It's not fair that you should pay every time.
    (もちろん、いいわよ。あなたがいつも払うのは、不公平だからね。)

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A: I'd like to pick up the check tonight.
    (今夜は,私が勘定を持ちます。)

B:    Absolutely not.  Remember we agreed to go Dutch tonight?
    (絶対ダメです。今夜は割り勘で行こうって同意したの、覚えているでしょ?)

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A:    I am broke. I want to go Dutch with you at the restaurant.
    (お金が余り無いんだ。レストランでは、君とは割り勘で行きたいんだ。)

B:    No problem. I don't mind paying for the whole meal.
    (問題無いわよ。食事代全部払っても構わないわよ。)


 

(2012年11月16日号掲載)

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頭と肩? (2012.10.16)

 

 

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1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
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頭と肩?

今回勉強する「head and shoulders」という表現は、文字通り訳すと、「頭と肩」とか、「肩から上だけ」となりますが、日常会話では、この「head and shoulders」という表現は、しばしば熟語として使われていて、特に「head and shoulders above ~」と後ろにabove が来ていたら、「はるかにまさっている」とか、「ずば抜けている」と訳すのが正解です。

例えば、My teacher told me that your essay was head and shoulders above any of the other one he read. (私の先生は、あなたのエッセイが、彼が読んだ他のどんなものよりも、はるかにまさっていた、と私に言っていました。)という様に使えばいいのです。

では、head and shoulders を使った会話を勉強しましょう。

 

A:     As far as popularity is concerned, Ichiro is head and shoulders  above the rest of the Japanese baseball players in the Major League.
    (人気に関しては、イチローが大リーグの中の残りの日本人の野球選手よりも、ずば抜けていますね。)

B:     No doubt about it.
 (それは疑い無いね。)

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A:     I wonder why Mr.Tanaka was promoted so early.
    (なぜ田中さんは、あんなに早く昇進させられたのかしら。)

B: Because his sales last month were head and shoulders above any other salesman.
    (なぜなら、彼の売り上げが、他のどんなセールスマンよりも、はるかによかったからです。)

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A: Is it true that this shampoo is head and shoulders above the others?
    (このシャンプーが、他のものよりずば抜けてよい、というのは、本当ですか。)

B: Yes. That’s how it got its name.
    (はい。だからその名前がついたんですよ。)


 

(2012年10月16日号掲載)

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氷を割る? (2012.9.16)

 

 

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1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
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氷を割る?

今回勉強する「break the ice」という表現は、文字通り訳すと、「氷を割る」ですが、文字通り訳せないのが、英語の熟語の難しさです。

日常会話では、この表現は、しばしば熟語として使われていて、「会話の口火を切る」とか、「打ち解ける」と訳すのが正解です。

例えば、 「To talk to a shy girl, telling a joke is sometimes a good way to break the ice. (恥ずかしがり屋の女の子に話しかけるには、冗談を言う事が、時には会話の口火を切る良い方法です。)」というふうに使えばいいのです。

では、「break the ice」を使った会話を勉強しましょう。

 

A:    I have a hard time talking to your daughter. Is she always shy like that?
    (あなたの娘さんに話すのが苦手なんですが、彼女はいつもあんなに恥ずかしがり屋なんですか?)

B:    Once you break the ice, she will talk to you.
    (いったんあなたが会話の口火を切れば、彼女はあなたに話しかけますよ。)

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A:    What is the best game we can play to break the ice at our party?
    (私たちのパーティで、打ち解けることのできる一番良いゲームは何ですか?)

B:    There are several games I can think of.
    (思いつくゲームは、幾つかありますね。)

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A:    How come nobody is talking? This is supposed to be a free discussion.
    (どうして誰もしゃべらないの?これは、自由討論会のはずなんだけど。)

B:    Somebody needs to break the ice.
    (誰かが、口火を切る必要がありますね。)


 

(2012年9月16日号掲載)

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