Tuesday, 10 December 2024

芸術進化の予見/カリブ民離散 1990年代〜

 四散移民の魂が産んだ現代美術 流浪運命に揺れるアイデンティティ

 

Forecast Form: Art in the Caribbean Diaspora, 1990s–Today
2024/4/18 (木) 〜 7/21 (日)
Museum of Contemporary Art SD    
bit.ly/3T2KBzJ

1990年代を文化的背景とする「芸術進化の予見(フォーキャスト・フォーム)」展。

1990年代から今日にわたるカリブ海のディアスポラにおける現代アートへの新たなアプローチを構想する米国初の大規模なグループ展であり、アイデンティティと場所についての新たな思考様式を明らかにするフォルムを前景化している。

この展覧会には、カリブ海に住む、あるいはカリブ海の血を引く20人以上のアーティストが参加している。

芸術進化の予見は、ディアスポラ(強制移住と自発的移住による人々の離散)という概念に軸足を置いている。

ここでいうディアスポラとは、故郷への憧れではなく、私たちが常に移動の中にあり、アイデンティティが常に変容の中にあることを理解するための方法である。

この展覧会では、カリブ海に関連する芸術的実践を分析するメタファーとして、天候の概念とその絶え間なく変化する形態を用い、カリブ海という地域を、急速に移り変わる現代を象徴するものとして理解する。

1990年代は、社会的、政治的、経済的に大きな変革期であった。

東欧圏の解体から国境を越えた貿易協定の台頭まで、この10年間の大規模な変化は、国際的なつながりと社会の激変の時代の到来を告げた。

文化分野では、美術展が拡大し、グローバル化し、アイデンティティをめぐる対話、特に制度的抑圧を受けた人々による対話が、文化的議論の前面かつ中心に取り上げられた。

この極めて重要な10年の力は、カリブ海諸国の芸術の制作、流通、発表にも大きな影響を与えたと考えられている。


◼︎ チケット:
大人 $25
サンディエゴ及びティファナ市民 $20
学生及びシニア$15
メンバー無料(メンバー加入はこちらから)
軍関係者とその家族(with ID) 無料
17歳以下 無料
SNAP/EBT Card保持者(with card)無料