ギリシャ神話が紡ぐ2つの恋愛譚 地上世界の「光」と地下巣窟の「闇」
Hadestown
2024/11/8 (金) 〜 11/10 (日)
San Diego Civic Theatre
https://x.gd/HRygA
歌で運命が変わる、ヘイディズタウンへようこそ。
2019年トニー賞®最優秀ミュージカル賞を含む8部門と2020年グラミー賞®最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞を受賞した、著名なシンガーソングライターのアナイス・ミッチェルと革新的な演出家レイチェル・チャヴキン(『ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星』)によるこの絶賛の新作ショーは、今日と未来のための愛の物語...そして常に。
若き夢想家オルフェウスは、音楽家を目指す駆け出しの好青年。
オルフェウスは、聞いた誰もが魅了される「神から与えられた美しい声」を持っている。
ヒロインのエウリュディケは街で育った貧しい女の子。辛い現実を毎日味わっていることから、恋愛を含め、希望を抱くこと自体を徐々に忘れつつありた。
オルフェウスは、エウリュディケに街で偶然出会い、一目惚れ。
彼女に対する一途な想いを歌にして、彼女の心を射止めるのだ。
しかし、楽しい生活も束の間、二人の生活は貧しく、エウリュディケはそんな生活に不安が募っていくる。
その様子を見ていたペルセポネは、夫であるハデスの工場で働かないかと巧みに声をかけてくるのだ。
悩みに悩んだ末、結局ハデスと契約を交わしてしまうエウリュディケ。
彼女は隔離された土地「ヘイディズタウン」にある工場へと一人向かう。
ヘイディズタウンでの生活は、以前の貧困生活ほどの辛さはありないが、引き換えとして、自由のない単純労働の繰り返しにより、徐々に自我を失っていくのだった。
オルフェウスはエウリュディケがいなくなった事に気付き、やっとの思いで工場に潜入した時には、もはや手遅れの状態だった。
契約が結ばれているエウリュディケを簡単に返してはくれず、また彼もハデスの命令によって、ヘイディズタウンでの労働を強いられるのだ。
途方に暮れたオルフェウスは、ヘイディズタウンの人々の前で、エウリュディケを射止めた愛のうたを歌う。
その美しい歌声に心打たれたハデスは、彼女の解放を許可する代わりに「ある1つの条件」を課する。
果たしてその条件とは…。そして、オルフェウスはこの条件をクリアすることが出来るのだろうか…。
ヘイディズタウンは、2つの神話の物語を絡めながら、若い夢想家オルフェウスとエウリュディケ、そしてハーデス王とその妻ペルセポネの物語を、冥界への地獄の旅に誘う。
ミッチェルの魅力的なメロディーとチャヴキンの詩的な想像力が、産業と自然、信仰と疑い、愛と恐怖を戦わせる。
俳優、ダンサー、シンガーの生き生きとしたアンサンブルによって演じられる「ヘイディズタウン」は、心を掴んで離さない、希望に満ちた舞台体験となるだろう。
推奨年齢:8歳以上
◼︎ チケット:$56.25-$332.71