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▽デジタル技術と生活圏の融合が進み、創造性の低い業種をAIが肩代わりする「第四次産業革命」の第1ピークは2030年頃に訪れる。人間とテクノロジーの “協働体制” という言葉は影を潜め、AIが人間界を淘汰する “技術的失業” の必然性に誰も異議を唱えない。悲しいかな、編集者も消えゆく仕事の一つだ。▽日本の弟が「0%ノンアルも注文できる」と言って、下戸の私をスナックに連れ出そうとする。場違いと知りつつ、社会勉強とばかりに同行した。「兄貴はアメリカ帰りなんだ」と弟が私を紹介した刹那 (せつな)、ママさんは「その手は古いわよ」と返してくる。(どんな手だ?) 当意即妙な会話のキャッチボールがスナックの粋 (イキ) なルールらしい。客の心情を読み取り、愚痴っぽい話も柔軟に受け止めて、臨機応変に振る舞いながら、人情の機微を知り尽くしたかのように「癒し言葉」で包み込む。なるほど~見事なものだ。ロボットには到底できない、生身の人間だけの芸当のような気がする。AIが長足の進歩を遂げ、仮に人間の知能指数 (IQ) を凌駕 (りょうが) しても感情指数 (EQ) は超えられない? ペットロスの情緒不安は生命に限りがあるからこそ。AI搭載で自立稼働するペットロボットの死は故障でしかない。言うまでもないけど。・・それにしても 「◯◯◯ちゃん」なんて呼ばれている弟よ。お前、常連客なんだな。 (SS) |
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▽同僚から誕生日プレゼントにもらったアマゾンのAIスピーカー「エコードット」に「アレクサ、あなたの家族は?」と意地悪な質問をしたら「私は、Amazonの開発チームによって作られました」と応えた。「シリ、私と結婚して」と、iPhoneに向かって茶化したら「その言葉は、もっと人間性の高い方のために取っておいた方が良いと思いますよ」と言われた。▽話しかけるだけで、質問の回答、音楽再生、天気、為替、TVや照明の操作などを行ってくれる。▽そんな万能感あふれるAI (人工知能) だが、数学者の新井紀子さんによると「AIはデータによる計算結果を吐き出しているに過ぎない」らしい。AIが発するジョークは、誰かが作った文をデータから拾っただけ。そもそもAIは、意味を全く理解していないとのことだ。実際に「この近くの病院を教えて」と「この近くの病院以外を教えて」とシリに質問すると、何と、同じ回答を返してくる。“以外” という意味を理解できないのだ。▽だから、AIが人類の知恵を超えることは当分なさそうだ。でも、人間のライバルにはなり得るとのことで、10年後には、実に50%の職業がAIに取って代わられるらしい。AIとの共存社会に備えて、人間が得意とする「考える力」を高めるには「一に読解、二に読解、三、四は遊びで、五に算数」だと、数学者の新井さんは語っている。(NS)
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▽テクノロジーの進化に遅れがちに付いていく私でも、携帯電話のナビゲーションアプリにはすっかりお世話になっている。初めてだったり、道順があやふやな場所へ行く時はもちろん、渋滞状況をチェックするのにも活用している。到着時間を入力すれば、混雑状況などを考慮した上で、いつ出発すればよいかまで教えてくれる。印刷された地図を縦に横に動かしながら、時には人に尋ねたりして目的地にたどり着く、なんていうことをやっていたのが、はるか彼方の大昔のようだ。ナビゲーションアプリなしの生活は、洗濯機・冷蔵庫なしの不便さに匹敵すると思う。▽最近は、オンラインでなんでも買い物が済んでしまう。コンピュータ、自転車、服、猫の餌や砂・・ほぼ何でもオンラインショッピング。そして買い物をした店から、SNSやメールで、新商品入荷やセールのお知らせが届き始めるのが常。「Ah, bummer - the style you liked is out of stock」、「Your favorite sweater is in this email」などのサブジェクトで、私がそのサイトでチェックした商品に似た雰囲気のアイテムを五月雨 (さみだれ) 式に送ってくるのだ。それでも「あーこんなのも良いかも」とついポチってしまったり・・。AI広告の威力ってスゴい(笑)。(RN)
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人工知能~AI。私などのローテク人間には全く無関係だと思っていた。今から4、5年前、スマートスピーカーという言葉を耳にして「なんだ、それ?」。小さな物体に話しかければ応えてくれる、というのだ。家の中で話しかける人がいない独居老人には有難い、と言う人もいた。しかし、当時はそれを買おうとは思わなかった。それが、2020年の暮れ、日本にも帰れないので、友人の家に大晦日を過ごしに行った際、彼女がその物体に話しかけて、音楽を楽しんでいる。見れば、小さな画面には歌詞も流れている。「それ、なあに?」。アマゾンのEcho Showというものだった。早速、購入。いやぁ、便利だ、便利だ。それまで音楽を聴くには、レコードかCDを買ってプレーヤーにかけるか、はたまたパソコンを立ちあげてYouTubeで聴くか・・くらいしか手段を持たなかった私に、最新兵器が加わったのである。革命! お金も手間もかけず、好きな音楽は声かけだけで永遠に。ニュース、為替レート、天気予報、目覚し時計の機能も。ベッドの中から、あるいは外出から帰宅するなり、声かけだけ! 信じられないモノが世の中に登場したもんだ。あまりにも便利だから、福山に暮らす姉にも買ってあげた。ある日のこと、義兄が「アレクサ、今日、天皇は何をしようるかのう?」と福山弁で問いかけたら「分かりません」。彼のユーモアがAIに勝った?瞬間だった。痛快! (Belle)
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ウェブサイトやYouTubeを見ていると広告が出てくるでしょ。自分がサーチしたモノとか、旅館やホテルを検索した街の広告が、まったく違うサイトを見ているのに、よこっちょにバァーーッと現れる。え?? 誰かわたしの行動を見てんの〜?!、、見られてるのよ。誰に? あい (AI) ちゃんに! 笑。スゴくない? 見張られすぎてるハズなのに、困ってしまうのは、わたしが一切、そんなサイトを見ても近づいてもいないのに、エロい (昭和?笑) マンガが出現するとき! 笑。ほんとうに、ほんとおーーーに見てないのに、なんで出てくんの、セクシーお姉ちゃん 笑。コーヒー店でそれがあって、誰かに見られたら勘違いされると思い、あわてて別のサイトに移動しても、また出てくる! 笑。スペイン語で検索をよくするんだけど、iPadを友達のH部長に貸すと、彼がそれを見ても本人にはまったく響かない、スペイン語バージョンの車のコマーシャルが出てくる。さすがのあいちゃんも、誰が見てる、までは分からないらしい 笑。でも、いいでしょう。H部長はトンチンカンなところがあるから、英語でもスペイン語でも、お得意の自分勝手な解釈をしているでしょうから 笑。最近の爆笑ネタは、ANAさん (All Nippon Airways) を「日本の全ての航空会社」と思っていた 爆 (当たってるちゃあ、当たってるけど 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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この20年ほどで、テクノロジーの進歩により、私たちの生活が大変化を遂げた。身近なものでは、携帯電話がスマートフォンになり、リアルタイムでニュースが視聴できるだけでなく、高画質の写真や動画まで撮れるようになった。当時は電話がかけられれば、スマートフォンなんて不要と思っていたが、一度手にすると手放せなくなった。そして、方向音痴の私に欠かせないのはGoogle Map。ドライブ中にどこかに車を停めて地図を広げ、現在地の確認や、目的地へのルートを探すことをしなくてもよくなった。おかげで、知らない道に迷い込んでも、家に帰ることができ、行動範囲も格段に広がった。インターネットがつながる所なら自由自在に行ける。Google Assistantは、話しかけると、様々な要望に応えてくれる便利なスピーカーだけど「ヘイ!グーグル!」と呼ばなければいけないのがイヤ。普段、他人に「ヘイ!」なんて声かけないから。まだまだ私の知らない所でも、AIや最新テクノロジーが使われているのだろうけど、さらに10年、20年後には、どんな生活になっているのか想像もつかない。私はそのテクノロジーの進歩についていけるのだろうかと不安に駆られているが、楽しみでもある。(SU) |