寒季の到来とともにパンデミック第3波が米国に襲来。Covid-19感染拡大のピークが見えず、不安の中で2020年が過ぎていく。新型コロナ情報を追い続けて8か月半。インディアナ州のR病院が発表したマスク着用と免疫力増進に関する論文の内容に驚いた。キーワードは Cross-Protective Immunity = 交差免疫。隔離していない1人の軽症患者から病院スタッフへの感染度を調べた実験報告。全員がマスクを使用した結果、感染しても92%以上が無症状で済んだばかりか、誰もが新型コロナへの免疫力を獲得していた。手短に言うと、マスクはウイルスを完全遮断できないが、むしろ微量感染を繰り返すことで、免疫細胞が抗体を作り続けて (交差免疫) 重症化を防ぐらしい。これが事実なら (科学的には未証明)、マスクには自然のワクチンと言うべき素晴らしい効能がある。米国と比べて日本の感染状況が緩和されているのは国民のマスク依存度の差? “強いアメリカ” を印象づけるためにマスク着用を軽視したのは現政権の大罪? 市民にワクチンが行きわたるのは4月頃? 1人当たりの2次感染者数を1未満に抑える投与効果があれば、ウイルス制圧の数理モデル (1-p) x RO<1 に合致して収束へ向かう。2020年回顧はその日までお預け。 (SS)
2020年回顧

![]() |
|
![]() |
|
![]() |
▽地球を総なめしたCovid-19。2020年は世界中の人々にとって、大変な年になってしまった。リタイア後、初めての船旅に参加した友人夫妻。集団感染が起きたクルーズ船から2月中旬、無事に下船したとのLINEが届いて安心したのもつかの間、3月中旬にWHOが 「パンデミック」を表明。私たちの暮らしが一変した。▽2020年の流行語大賞に 「3密」 が選ばれた。「アベノマスク」 「Go Toキャンペーン」「アマビエ」「オンライン○○」がトップ10に選ばれるなど、新型コロナウイルスの影響を反映した言葉が並んだ。▽ウイルスに詳しい知人が教えてくれた。「ウイルスとの戦いはハッカーとの戦いのようなもの。ウイルスはあらゆる手段を使ってパスワードを見つけ、人間の細胞に侵入しようとする。猛烈な勢いで変異をつくり出して侵入してくる。人間もまた、カギ穴をふさいで侵入させないようにする。人類の歴史はウイルスとの戦いの歴史なんだ」。▽アメリカでは、早ければ今年の12月11日からワクチンが提供される見通しとのこと。明けない夜はない。やまない雨もない。過ぎ去らない嵐もない。嵐が過ぎ去った後は、きっと、澄み切った空気と素晴らしい景色が広がっている。私たちは、過去に繰り返された感染症の大流行から生き残った『幸運な先祖』の子孫なのだから。 (NS)
|
![]() |
|
![]() |
それは "新型コロナウイルス" でしょう! 年明けからずーーーっとその影響でアメリカを含む全世界の経済がダウン。死亡者数がどんどん増え、どこの国でも今まで経験したことがない戦いの1年となった! このような生活になるなんて、今まで想像もしていなかった。このパンデミックの期間に仕事を無くした人が沢山いて、数多くのお店やビジネスもクローズ。非常に大変な状況になっている。しかし、こんな苦境の中でも頑張って生きていかなければと思い、「良いこと」 をここで発表。《その1》マスクをするので、化粧をしなくてOK! 化粧品を買わなくてOK! 《その2》 家にいる時間が長いので、ガゾリンを入れる回数がかなり減った! いろいろな料理ができるようになった! 庭の雑草もきれいに取れた! 倉庫の整理も多少できた! 《その3》 ジムが閉鎖されて Virtual エクスサイズになった。クラスが多いので、運動時間が以前と比べてかなり増えた! 前向きに考えないと前に進まない。この大変な状況から1日でも早く抜けられるように、楽観的に考えていきたい!! (S.C.C.N.)
|
![]() |
|
![]() |
今年ほど大変な1年は今までになかった。年が明けたと思ったら、すぐに新型コロナウイルスが広がり、皆、リモートワーク、オンライン授業に切り替わった。外出禁止令も出て、フリーウェイもローカル道も車通りがガラガラ。散歩をしている人だけ急に増えた。食料品、日用品を買いに行くと、店に入るまで列に並び、チェックアウトでまた列に並ぶ。トイレットペーパー、消毒液類、米、パスタ、小麦粉類が売り切れている。学校はリモート授業を子供も親も先生方も手探りで進め、課題は親が大変だった。2020年の春と初夏の記憶はこんな感じだ。夏休みになり、マスク、度々の消毒、手洗いにも慣れ、外遊びは公園でバイクライドかスクーターライドのみの状況にも慣れた。そして新学期もオンライン授業で始まった。毎朝のズームミーティング、リモート授業もすっかり当たり前になった。でも、そろそろ学校に通えるようになってほしい。コロナも少し落ち着いたかと思いきや、第3波襲来だそうだ。来年もオンライン授業でスタートらしい。。。。。(YA)
|
![]() |
|
![]() |
2020年は新型コロナウィルスに振り回され、今まで経験したことのないことを次々に経験した年だった。まずは、ミドルスクールに通う娘が3月中旬から学校に行かず、ずっと家にいる。最初は試行錯誤だったオンライン授業も、今ではすっかり馴染んでいる。先日は、Zoomを使った友達のお誕生日会に出席。プレゼントはオンラインで買って、その子のお家に届けてもらった。インターネットがなかったらどうなっていたんだろう、娘のコロナ生活…。スクリーンタイムは急上昇したが、こうやって友達とも繋がっていられるし、我が家では良しとしている。食料品をオンラインで注文して届けてもらうというのも初めてやり始めた。日本じゃないのに、行き交う人が皆マスク姿という光景にもすっかり慣れてしまった。人との接触が限りなくゼロに近い生活を送っているおかげか、今のところ、家族の誰もコロナだけでなく、その他の病原菌をもらってきていないようだ。体調も良い。でも油断は禁物。感染状況が改善し、安定するまで隔離生活を続けて乗り切りたい。 (RN)
|
![]() |
|
![]() |
コロナよ、コロナよ、ああ、コロナ。中国の春節後あたりから世界中で猛威を振るった (いや振るっている) 新型コロナウイルス感染症。この新コロ (ショートカットが大好きな日本での報道の際、誰も短くしなかったのを、私があえて短くする) のせいで、世界中の人たちがそれまでの生活スタイルを変えることを余儀なくされただけでなく、人生まで狂わされた人も少なからず。そんな中での私の2020年は…。私の日常の中での小さな楽しみといえば、ランチやディナーを共にしながらの友達とのおしゃべり、月1〜2回の図書館のコンサート、映画館にビールとサンドイッチを勝手に持参する「映画館ピクニック」、そしてハッピーアワー。これら全てが見事に奪われた。残った日常は何の変哲もない、僅かな仕事とスーパー通いと自宅時間 (まあ、Myハッピーアワーは続けられているが)。非日常では、5月のペルーとチリでの雲丹 (ウニ) 三昧計画、8月のイタリア (シエナ、チンクエテッレ、サルディーニア、そしてシシリーのカルタジローネなど)、マルタ行きを涙を呑んでキャンセル。まったくぅ! 残り僅かの人生にあって、その1年が無くなるということは私にとっては超一大事。「新コロ、新コロ、新コロよ、わが大事な老春を返してくれ〜」と大声で叫びたい年末である。 (Belle)
|
![]() |
|
![]() |
今年1月にニッポンに帰って本当によかったぁ!って、いつもはそんなに感じないことを、今になって実感したわ。思い出せば、成田に着いたとき、なーんで小学校のプールに入る前みたいな、靴底を消毒するマットが敷いてあるの?と思ったし、中国の感染ニュースが毎日のように流れてたり、あのときは他人事だったわ。そしたら、ヨーロッパのお友達たちが外出禁止令で動けなくなり、ニューヨークの友達も家からリモートワークに切り替え。あれよあれよといううちに、スーパーのトイレットペーパー売り切れ。サンディエゴのレストラン内で食事禁止。散歩時間が増えた増えた (笑)。サンディエゴ動物園の駐車場に車が1台もなかった光景も見た。それで気付いたら、公園のピクニック人口が増えていた。しかも豪華な感じの。テント張って、テーブルクロス付きテーブル置いて、オシャレににお花飾ったり。普段は公園としては見ていない道路脇の芝生エリアでも水着で日光浴してたり (日本じゃ考えられん 笑)。でも、リトルイタリーの夏は「密」だったでしょ (笑)。絶対6フィート空けて歩いてないし。街で一番様子が変わったのは、道路に建った仮設レストランのエクステンション (小屋?)。あれ、どう見てもビアガーデンでしょ 笑! 歩いてるだけでウキウキー! (今年、一番嬉しかったのはコレ?! 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
|
![]() |
|
![]() |
何と言っても2020年は憎き「COVID-19」の年だった。米ジョンズ ホプキンス大の集計によると、現在のところ、世界全体の新型コロナウイルス感染者が6000万人超、死亡者は150万人とあるが、毎日目にしているこれらの数字にも何も感じなくなってきてしまった。こうしている間にも、感染者や死亡者が増えているのだろう。幸いこれまでに自分も含めて、周りにも感染者がいないせいか、あまり実感もなくこれまで過ごしてきた。私はもともとそんなに出歩くタイプでもないので、家に籠 (こも) っていること自体はそんなに苦ではないが、学校にも行けず、先生や友達にも会えない子供たちは本当に可哀想だと思う。学区からは早くても2月から少しずつ学校での授業を始めたいと連絡が来たが、最近の状況を知る限り、それも難しいでしょう。とにかく、今年は「我慢の年」であったが、来年は少しでも新型コロナが収束に向かい、元の生活に戻っていけることを願う。 (SU) |
(2020年12月16日号に掲載)