Thursday, 28 March 2024

優先順位 / Prioritiy

アメリカでは「良き隣人」の条件の一つに、芝生の手入れを怠らず、住宅街の美観を保つという “暗黙の義務” がある。だが、雑事に忙殺されると、いきおい家や芝の管理が後回しになり、To Do Lists の優先順位が低くなる。近所に荒れた庭の家があると「まぁ、いいか」とサボってしまう。ある朝のこと、 外庭の芝がキレイに刈り取られていることに気付いた。誰だろう? 数週間後にも再び刈られていた! 心優しきボランティアの正体は隣家の青年C君。1歳の誕生会に私たちが特大のケーキを届けてくれた (私は覚えてない) と父親から聞かされ、そのお礼をしたかったと言う (プチ感動)。子供の頃、路上野球で近所の窓ガラスを割ったり、ラジコン飛行機を家に飛び込ませたり、立ちションをして逃げ回っていた悪ガキ … 。その君が、今では立派な海軍兵。 随分と成長したものだ。この一件で私たちの To Do Lists の優先順位が変わった。20年以上も放っていた家のメンテナンスを重要事項とした。 ① 定期的な芝刈り。 ② 自然発生のパームツリー除去。③ 塀の修繕。④ 歩道の巨木 (市の所有物) 除去。⑤ 屋根の張り替え。①②③ までは順調に進んだ。④ は視界を遮り、通行人の邪魔になる理由からサンディエゴ市に伐採を要求したが却下された。異議申立を検討中。 (SS)
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▽仕事を効率的に進めるには、緊急度と重要度別に優先順位を振り分けると良いらしい。締切日を抱えている身としては、 いつも急ぎの仕事ばかりに忙殺されているような気がするが、大切なのは「緊急ではないが重要なこと」にあるとのこと。そう言えば、爆速でしかも良い仕事をしている知人から「どんなに忙しくても、とりあえず、ちょっとだけやってみたら」とアドバイスをもらったことがある。「ちょっとだけ」エンジンをかけておけば、センサーが働いて仕事がスムーズに進むとのこと。確かに、事前準備や計画、自分磨き、運動やリフレッシュなど、「緊急ではないけれど、重要なこと」に時間を割けるかどうかによって、仕事や人生の充実度、満足度が変わってくるように思う。▽「知覚動考=とも かく うご こう」。その昔、会社の先輩が教えてくれた四字熟語。「知って、覚えて、動いて、考える」。もともとは仏教の言葉らしいが、始める前にあれこれ考えすぎて、最初の一歩をなかなか踏み出せない自分にとって、目から鱗の話だった。考える前に「動」 動く! その結果から「考」考える。時々、慎重派の旦那に怒られているが、この優先順位は自分の座右の銘になっている。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 空港では特別な人物はもちろんだが、優先順位として、パイロットとフライトアテンダントは誰よりも優先的に入国、出国手続きができる。そして、車椅子に乗る人も優先的に手続きをしてもらえる。もう4年以上も前のことだが、私は母国の台湾で手術をし、1週間の入院と、回復までの実家での滞在1か月を要した。手術の傷が全治するのに3か月以上かかるけど、仕事でサンディエゴに戻って来ないといけないので、台湾 → 成田 → SD (JAL直行便) のルートで帰ってきた。台湾の病院の先生に5lb以上の重い物を持ってはいけない、動くとお腹の傷が切れる可能性があると言われたので、空港内の移動に車椅子を手配してもらった。体がかなり弱っていた私には本当に助かるサービスだった! 自分だけでは無理な旅だった! 台湾出国、成田でのトランスファー、サンディエゴでの入国手続きから、手荷物、スーツケースの運搬など、、、全部をヘルプしてくれて、本当に感動、そして感謝! そのお陰で、体もゆっくり休めて、半年後には完治、そして手術の傷もキレイに治った! (S.C.C.N.)
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yoko 子どもたちが赤ちゃんだったころは、何事に対しても赤ちゃん優先だった。睡眠、食事、家事...何かをしている途中でも赤ちゃんが泣くと、赤ちゃん優先:おっぱい、ダイパーチェンジ、あやす etc...。優先順位一番。あまり手のかからなかった上の息子とは反対に、気難しくてよく泣くベビーだった下の娘には本当に付きっきりだった。おかげで (?) 今でもママにベッタリで可愛いのだが、娘の “私が一番” 気分も、まだそのままのようだ。家族の誰かがしゃべっていると、娘が遮ってしゃべってくる。息子は自分の話を邪魔されて怒る。おしゃべりな夫は気にせず、そのまま話し続ける。私は誰の話を聞けばいいのか困惑する。さらに、夫と私が話していると、話に入ってくる。その度に「今、大人が話しているから、後でね」と言い聞かせるのだが、今でも相変わらずだ。末っ子長女は、自分を中心に世界が回っている “プリンセス” 気質が強いそうだ。そして要領が良く、甘え上手らしい。確かに、娘も自分中心なところがあり、兄を見て要領よく動いている。甘え上手でもある。やっぱり彼女が家族内で「優先順位一番」かな。 (YA)
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reiko-san カレンダーに “日々のやることリスト” を書き込むのが好きだ。Googleカレンダーも大いに活用はしているのだが、実際にペンで書き込めるアナログの見開きの月間カレンダーが私には外せないアイテムである。仕事の予定、ドクターアポ、友人との約束、娘の学校関連の予定などなど、予定が決まり次第、どんどん書き込んでいく。余白には日々の生活で仕入れた豆知識やら印象に残った誰かの言葉などが、とりとめもなく記入されていき、それを後から見返すのも楽しい。このカレンダーのお陰で、やらないといけない優先順位は一目瞭然となり、この通りに進めていけば、何事も滞りなく進むはずなのだが。人生、なかなかそう上手くは運ばないもので。特に、この『スタッフ閑談』が・・。毎回の締切日もカレンダーにしっかり書き加えられているにもかかわらず、いつもいつも、締切日をとっくに過ぎても提出できず、迷惑をかけている。この場を借りて「申し訳ありません!!」。 反省の言葉を述べるより行動で示せ、と自分でも思うのだが、なぜかどういうわけかダメである。黒字じゃなくて赤字で書いたらどうだろうか? そういう問題ではないだろう (汗)。 (RN)
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suzuko-san 人生の優先順位は、各年齢によって随分と変わるものだ。中高校と初代ジャニーズに狂っていた私は、大学を選ぶ際、〇〇を勉強したいから、あの大学に行きたい」ではなく、ジャニーズ最優先。何が何でもジャニーズのいる東京! 大学などどこでもよかったのだ。卒業後も故郷に帰らず、東京居残りを決めた私は、仕事を見つける際に、働きやすいとか、有名企業かではなく、「音楽関係」を優先。結果、楽器の業界誌の出版社に職を得て、思いもよらなかった編集者への道を歩むことに。その出版社の給料が他より多少は高めだったことから(その分、時間は死ぬほど捧げた!)、住まいは「空間」を優先させて、独り身の割には東京の世田谷に2LDKを確保。給料の半分以上は住居費に消えた。約15年後、30代後半になった私は、「音楽」「空間」を優先させた生活に疑問が湧いてきた。この空間を得続けるために、わが時間はほとんど消える。これでいいのか? 一大決心をして出版社を辞め、3年間のプータロー生活に突入。時間のたっぷりある生活に慣れてしまうと、もう元には戻れない。お金から得られる 「空間」 もさることながら 「時間の方が大切だ!と、天から降ってきた? 米国移住を決断。今は「時間」を最優先させて多少の「空間」もある生活を心から楽しんでいる。感謝。 (Belle)
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jinnno-san どおーーしても、、、期日のまさにその当日でも、、YouTube鑑賞> 映画鑑賞> ニュース観る> ご飯食べる> 寝る 笑> もっと寝る 笑>。〆切が過ぎてから『スタッフ閑談』を書き始める=優先順位、ひく! 笑 (>は、不等号ね 笑) になっちゃうのだよー 笑。おーんなじことを月2回、何年も何年も続けているのに、順位が上がらない! 笑! 順位と言えば、、年始に実家に帰った時のこと。うちは古い家で隙間風が多く、めちゃめちゃ寒い、家の中でもコートを着て過ごすタイプ (タイプ? 笑)。夜寝る前まで石油ストーブをメラメラと焚くのだけど、寝る時は危ないからと言って、お母さんが消してしまう。電気毛布&電気湯たんぽで夜をしのぐ (明治か? 笑) のが恒例。それでも寒いので 笑、 セーターを着て寝ることも 笑。ところが今年は、、。春日井市の区画整理で (超ローカル 笑) 外の猫屋敷が取り壊され、4匹のネコが家の中に引っ越してきた。わたしが寛ぐこたつの部屋が “ネコの部屋” となっていて、寝る前にわたしがストーブを消そうとしたら、、お母さんが 「あ、それ点けといて」。わたし 「ん?」。なんと、ネコのため (だけに 笑) 毎晩夜通しストーブ点けっ放しにしていると言うではないか=ネコ> 一人離れて米国に住む娘 (泣くべき? 笑) (+ネコにはこたつ&電気カーペット付き!爆)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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▽家事、仕事 (フルタイムじゃないけど)、学校の送り迎えと週6日のプールの送り迎え。月に一、二度ある週末のスイミング大会、そして、今月から始まった高校のスイミングシーズン。高校のスイミングは週に一度 Dual Meet がある。ホームプールであればラッキーだが、対戦相手によっては、学校の後にコロナドまで行かなくてはならない時もある (私、ミラメサ在住)。こんな毎日なわけで、週6日の約3時間の待ち時間をいかに有効的に使うかをいつも考えている。何をいつまでに終わらせなければならないか。まず、何が「優先順位」が高いか。どこまで準備をして家を出た方がいいのか。冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードにリストを書く。なぜ? それは、終わらせてから、リストを消す時の快感がたまらないからだ! 真っ白になった時の達成感! が、次の日にはまた、ホワイトボードに「優先順位」リストが ・・ はぁ(ため息)。▽息子たちの「優先順位」:① YouTube ② ゲーム ③ SNS ④ 食べる ⑤ 寝る ・・ いつ勉強が出てくるんだよ!(IE)


(2020年3月1日号に掲載)