一時帰国の際は「JRパス」をフル活用し、日本中を巡って駅弁を味わう。▽「出島弁当」 (長崎駅):“長崎会席弁当” と呼ぶべき絶品。紅さし南蛮漬け、皿うどん、オランダ風角煮、ごま餅、お煮しめ、うなぎ串焼き、からすみ、びわ、カステラまで堪能できる。和洋中のハーモニーが見事。ビッグサイズで彩りも豊かなので、皆が振り返る豪華版。これぞ No.1! ▽「かにめし」 (福井駅/鳥取駅):小声で言うと、カニの量は福井が多い…。▽「貝づくし」 (品川駅):アサリ、ホタテ、ハマグリ、シジミ、貝柱の5種類を惜し気もなく詰め込んだ逸品! “江戸前” の名が生まれた品川沖の魚介類がぎっしり。駅弁グルメの粋、ここにあり! 売切続出。▽「帆立のおこげ」 (函館駅):ホタテとバターの創作風一口寿司。包装紙が似ていた「ミニ寿司セット」を間違えて買ってしまった! 可愛らしく魚の形に切られたネタが腹立たしく…。▽私と妻は東京駅の幕内弁当を食べながら、始発の 「ひかり」で西へ向かった。新大阪駅で妻が昼食用に買ってきた駅弁。それは朝食べた駅弁と同じだった。東京駅と新大阪駅のラベルと図柄は違うものの、中身は全く同じ! しかし妻は「これも美味しいね」と言いながら、あっという間に完食。なぜ気付かない? 多分、この人は味やバラエティよりも量が重要なのだ。(SS)