September 13, 2025

オリンピック

 

▽コロナ禍中の東京五輪開催。恙 (つつが) なく成功裏に終わることを祈っていた。蘇るオリンピックの記憶。▽2000年シドニー大会。女子マラソンで日本人初の金メダルに輝いた高橋尚子選手こそ最大のハイライトだが、彼女の大ピンチを救った「奇跡のボトルリレー」を覚えている? TVカメラが一部始終を捉えていた。先頭集団を走る日本勢3人が給水ポイントに近づいた時、水を取り損ねた高橋選手。それを見た山口衛里選手が機転を利かせて彼女にボトルをパス (!)。水分補給できた高橋選手が次に市橋有里選手に手渡した (!)。その直後、高橋選手が猛スパートをかけ、一気にトップへ躍り出て栄冠を勝ち取る。スポーツマンシップと勝負師魂が瞬時に現れた、絵になるシーンだった。▽これもシドニー五輪。アフリカの (国名は覚えていない) 男子競泳選手が出場した予選組は3選手だけのレース。しかも、他の2人がフライングで失格し、あろうことか、1人だけでタイムを競う異常事態に。この選手は水泳歴が浅く、スタミナが切れてどんどんスピードが落ちていく。それでも会場は大歓声と嵐のような拍手に包まれ、アナウンサーも最後まで彼の泳ぎを情熱的に実況していた。五輪大会で必ず起こる感動的な珍事。それを期待して、今年もTVに釘付けになった。 (SS)
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▽オリンピック期間中、LINEがバンバン飛び交った。「開会式、始まった。この人たち、全員日本にいるんだ〜! なんか感動」「観客席、ほぼ埋まってませんか?」「無観客でも、そう見える設計らしいよ」「国歌斉唱で泣けてきた。夫がいびきかいててよかった」「観戦するはずだった種目 (ソフトボールが当たってた)」「やるはずだったボランティア (ポルトガル語を勉強した)」「無観客だと、練習なのか本番なのか分からない」「ここはひとつ、実況と解説の方に無駄にテンションを上げてほしい」「内村くん、まさかの落下! ウソでしょ!」 ▽オリンピックが東京で開催されると決まった時、「東京五輪、一緒に応援しようね」と父と約束した。でも父は5年前、突然、亡くなってしまった。人生2度目の東京オリンピックを観ることは、高齢者の旗印となっているように思う。1年延期になり、その間に夢破れた人もいたにちがいない。開会式でも、愛する人々を思い出す追悼の時間があった。きっと父は、母と一緒に天国から応援していると思う。▽今の話も大事だけど、未来の話をご紹介。2022冬季:北京、2024夏季:パリ、2026冬季:ミラノ、2028夏季:ロサンゼルス、2030冬季:未定、2032夏季:ブリスベン。開催地がアジアから欧米豪に移る感じだ。・・・自分は何歳になっているのやら。(NS)
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yoko
東京2020オリンピックが終了した。Covid-19の影響で1年延期になった五輪。オリンピックもフォローしない、スポーツ観戦もしない家族で育ったせいもあり、いつもは特に見ようとも思わないのだが、今回は東京で開催されていることもあって、興味が湧いた。開会式を観たかったのだが、見逃してしまった。子供たちとYouTubeで探してハイライトを見た。日本らしい演出で楽しめた。今、義母の家に滞在しているのだが、中継が録画されているそうなので、一緒に観たいと思っている。2020オリンピックが東京で開催されることが決まったのは2013年。上の息子はまだ1歳だった! 娘はまだ生まれてもいない。当時4歳の息子がいた友人と 「オリンピックが開催される時、うちの子はもう11歳! 信じられない〜」「うちも8歳になってるよ、想像できないね」なんて言っていたのに、オリンピックが1年延期になったので、彼女の息子くんは12歳、うちの子は息子9歳と娘7歳だ。月日が流れるのが、びっくりするほど早い。 (YA)
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reiko-san
△今回の東京オリンピックの新種目に選ばれた「スケートボード」。男女ともに日本が金メダル獲得で盛り上がった。解説のゆるさで、選手の活躍と同じくらい話題になった瀬尻稜さん。「鬼やべぇ〜」「ビッタビタっすね」「ゴン攻め」など、スケボーを全く知らない私も、瀬尻さんの解説を聞きたくて動画を何度も見てしまった (笑)。△この夏から娘が水泳を再開したので、あまりフォローしていない競技の中でも、競泳には目が行ってしまう。女子200m個人メドレーで金メダルを獲得した大橋悠依選手の泳ぎ、素晴らしかった。普段、スイムチームの子供たち (小学生から高校生の混合) の泳ぐ姿を見慣れているので、オリンピック選手たちの泳ぎに圧倒されっぱなし。そして、今まで気にも留めなかった選手のゴーグルとキャップの付け方が、今回は気になる。みなさん、ゴーグルを付けた上にキャップを装着。これなら、ゴーグルが外れることもないのだろう。ダイブを習得中の娘は、時々ゴーグルが外れてしまい、泳ぎながら付け直している。選手の真似してみたらと提案してみようか。△オリンピックマークの輪っかは、左から青、黄色、黒、緑、赤の順番。『アオキ組合』 と覚えると良いそうだ。知らなくても全然問題なしの、どうでもよい情報。 (RN)
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suzuko-san
2016年リオでのオリンピック閉会式で、安倍前総理がマリオに扮して突如登場、会場を沸かせたシーンは、いまだに強烈に脳裏に焼き付いている。リオ閉会直後から、56年ぶりとなる東京での2度目の2020年開催に誰もが希望を抱いていた。それが、それが、突如のコロナ襲来で1年延期を余儀なくされ、なかなか収まらない感染の渦中、開催に関して賛否両論が飛び交うも、五輪委員会は開催をごり押し。今回の実施となったことは誰もが知るところである。そんな中、さあ、ふたが開いた。私の中では各競技もさることながら、オリンピックの一番の興味は開会式だ。200を超える国々から11,000人の選手が、民族衣装的なもの、国旗カラーと同色のもの・・・それぞれの国を象徴するユニフォームを身にまとっての入場行進は、若さに満ち溢れていて、見る者を実に楽しませてくれる。そして各国文化を満載したショーの数々・・・。かくして339種目の力の競演が始まった。日本人兄妹の同日金メダル獲得や、重力に逆らうかのように空を舞うシモーネ・バイルスの突然の棄権、まさかの大坂なおみの3回戦のストレート負け・・・。数々のドラマを生んだ悲喜こもごもの17日間を楽しんだ。やはり、オリンピックは見る者に夢と勇気を与えてくれる。 (Belle)
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jinnno-san
無観客オリンピックが理由か、テクノロジーが発達したのかは分からないけど、五輪大会の “いいとこ取り” ダイジェスト (ニュースのように30秒など短すぎず、ライブのように正規の時間帯でもなく、でも、全試合を観た気分になれる、ちょーーど良い時間 笑)、または生 (ナマ) でオンライン観戦できちゃってる。前よりオリンピックに詳しくなった 笑。新種目に注目:3人バスケットってなーーに? 都会の路地のハーフコートから生まれた? みたいな? 笑。BMXバイク女子・・・ズッコケてるし、超あぶない! サーフィン&スケボー・・・サンディエゴで普段から見慣れているモノ?なんだけど、オリンピックで見ると、改めてカッコいいよね〜。地球がひっくり返っても、自分は五輪選手には絶対なれないし、自分の親兄弟、いとこ、姪っ子、甥っ子、遠い親戚、全員ひっくるめても、誰もいないし、なれるウワサは1ミリもなーい。けど、、元五輪選手と五輪選手になった方には会ったことある! ① 前畑秀子選手。幼いころに通ったスイミングスクールで、きれーーいに平泳ぎしてたおばあちゃん。② 伊藤みどり選手。守山スケートリンクに行けばいつも滑ってた。これが私のオリンピック武勇伝! (自分はなんの活躍もなし!笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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以前にも話したが、息子2人はスイムチームに長らく所属していた。だから、オリンピック選手の頑張っている姿を見ると、彼らとその家族、コーチたちのたゆまぬ努力と捧げてきた時間が、少しは想像できる。① 入江陵介選手:数年前、彼は息子たちが所属していたチームでトレーニングをしに来ていた期間があった。その時、2回ほどお話させていただけるチャンスがあった。思ったよりもスレンダーな体つきで、物腰の柔らかい話し方をする人だった。息子たちにアドバイスしてくれて、一緒に写真を撮り、サインまで頂いた。今大会の200m背泳ぎ決勝を観戦していた時は、親戚のお兄ちゃんを応援しているように、かなり熱くなった! ② Jacob Pebley:彼はリオ五輪で背泳ぎ5位の選手。息子たちのチームに所属しているオリンピック出場経験がある選手の一人だ。ある日、息子が練習後に「今日、Jacob Pebleyとレースした。終わった後、あまりにも差がありすぎて笑っちゃった」と言ってきた。まさかオリンピック選手と1対1で勝負するとは! とても刺激になる経験をさせてくれたコーチに感謝! この2つの経験が、オリンピックを少し身近に感じさせてくれている。(IE)
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7月23日から東京五輪が開幕し、久しぶりにオリンピックの開会式を始めから終わりまで見た。正直、始まるまでは、私もこの新型コロナ感染が拡大する中、開催はさらに延期か中止にした方がよいのではないかと思っていた。いまいち盛り上がりが欠ける中で開会式が始まり、様々なパフォーマンスと各国の選手団が笑顔で入場する姿を見ていたら、あぁ、やってよかったのかな、無事に終わるといいなと、素直に思った。さらに印象に残ったのは、1,824機のドローンによる演出。空中で東京大会のエンブレムを描き、地球へと形を変える演出には感動した。人間ピクトグラムもユニークで面白かった。これらを観ることができたのも、このタイミングで日本にいることができたおかげだ。また、日本で観るオリンピックは、日本人選手を中心に中継してくれるので、アメリカで見るより何倍も楽しめる。連日の柔道、水泳、ソフトボール、バドミントンなど、様々な競技をライブで応援し感動をもらった。コロナ禍の中で開催された歴史に残る異例のオリンピックとなったが、この貴重な体験をいつまでも記憶に留めていきたい。 (SU)

(2021年8月16日号に掲載)