September 13, 2025

スマホ

 

▽私はスマホの機能を熟知していない。乗客が寝静まった旅客機内で、常備薬を足元に落としてしまった。座席を照らす「読書灯」では探しにくいので、スマホのフラッシュライト (始めからONになっていた!) を頼りにサーチを開始。見つけるまで約10分。いざ、OFFにしようとしても…消えない。ガチャガチャと悪戦苦闘。スマホは強い光を発していて、両隣りと斜め前の乗客が目を覚ました。1人の顔に直接光が当たっていたようで、私は詫びながら、明るいままのスマホをバッグの中に戻した。ある機種は音量ボタンを長押しするとONになるらしい (私はスマホで音楽を聴いていた)。カメラのアプリを起動すればOFFになる (マニュアルを読め!)。▽日本の友人がスマホでアダルトサイトをクリックしたら、いきなり「入会金33万円です。ありがとうございます!」の表示が出てビックリ仰天!「2時間以内なら脱会できます」 とあり、すぐに☎︎したという。脱会手数料4,500円が必要だが、特別割引入会金15万円を納めれば、手数料を引いた14万5,500円を返金すると言われ、変だと思ったらしい。警察署で「無視すればいいんです」と指導を受けた友人。敵もしつこく電話攻勢をかけてくる。やがて音沙汰もなくなったが、彼は憔悴 (しょうすい) していた。(私ではありません、念のため)  (SS)
blue_line932
▽「スマホあるある」をご紹介。仰向 (あおむ) けで見てると、手から滑り落ちて顔面直撃。お客さまにハートのスタンプを誤送。カメラを起動したら自撮りモードでビックリ。知らないうちに画面をタッチして、誰かに電話をかけていた。▽スマホに詳しい友人が神アプリを紹介してくれる。重宝しているものは次の通り。Speechy (音声をテキストに変換)、Interval Timer (運動×休憩×セット数を設定)、PicFrame (複数の写真を1枚にできる)、Focus Keeper (25分集中×5分休憩などを設定)、Pushbullet (パソコン・スマホ間のデータ転送)、Photo Measures Lite (なぞるだけで、写真に寸法を書き込める)。スマホのストレージが一杯になってしまった。▽ 「アメリカンチェリー届きました。佐藤錦みたいに美味しい!」「写真を送ります。タイトルは 『神の国へ』 そして 『涙のプール』。自信作です」 「カスピ海ヨーグルト、順調に育っています」。父が亡くなって5年以上にもなるのだが、LINEチャットが残っている。父から返事が来るような気もする。「iCloudにバックアップを取って! 解約した電話番号が誰かに渡って、その人がLINEの設定をすると、データは消えるよ」と友人が教えてくれた。父もLINEチャットも、今、雲の上にいる。(NS)
blue_line932
sheau-ching-san.gif
何でも答えてくれる。何でも覚えてくれる。情報へのアクセスも。とにかく、賢くて何でもできる。なきゃいけない。。。それがスマホ! 歳がバレると思うけど、その昔、ポケベルが出たばかりの頃の興奮を今だに覚えている。ポケベルに連絡が入ってきたら、公衆電話から相手に電話するのが、何となく格好良かった (笑)。父は仕事の関係で、結構、早い時期から携帯電話を持つようになった。その携帯電話 (重くて、メッチャ大きかった) を初めて見たとき 「WOW!!」と感動した! あの頃から、時代が超速いスピートでどんどん変わって、ついていけないほど"ツール"が新しくなり、そしてスマホが登場! スマホがあれば、世界中のどこへでも行ける。もう、スマホがないと生きていけないほど、その重要性は誰もが納得している。でも、人間の私たちは、スマホにここまで頼っていいのかなぁ〜と、結構心配。便利な生活は最高だけど、優しい人間らしさと暖かさを失わないようにと祈っている。 (S.C.C.N.)
blue_line932
yoko
いつのまにか生活必需品になった。◎家族や友人への連絡:LINE、テキストメッセージ、メッセンジャーで、遠くても近くてもあっという間に。スマホどころか携帯がなかった頃は固定電話かEメールだった。それ以前はポケベル → 公衆電話、そして手紙だった。◎目的地への行き方: スマホのナビで、とても簡単になった。スマホがなかった頃、パソコンでマップクエストで検索して、それを印刷して使っていた。その前は、ロードアトラス地図帳かAAAの紙の地図で調べながら目的地を目指した。◎Eメール: 昔はパソコンを立ち上げてからチェックしていたのが、今ではいつでも数秒でメールチェックできる。◎写真: いつでもすぐに撮れる。携帯電話とは別に、デジタルカメラを持ち歩いていた頃もあった。デジタルカメラが登場するまで、旅行には使い捨てカメラを持って出かけた。◎暇つぶし: 本がなくても、テレビがなくても、出先ではスマホがあれば時間がつぶせる。DMV、病院のアポの待ち時間もスマホでOKだ。◎住居のコンドの共同ランドリールームの洗濯機&乾燥機が、やっとスマホでの支払いが可能になった! それまでは、毎回、銀行でお札をコインに両替してもらっていた。便利になった!! (YA)
blue_line932
reiko-san
私の毎日の生活でなくなったら困るものトップ5に入るのがスマホ。スケジュール管理、メールのチェック、ニュースもチェック、ソーシャルメディアで友人知人の近況などもチェック、献立のメニューを考えるアイデアもスマホを使ってと、1日の中でスマホをしょっちゅう触っている。写真を撮るのもスマホ。高いお金を出して買ったデジタルカメラは、たんすの肥やし状態 (汗)。日本に住む父とのコミュニケーションもここ数年はスマホだ。LINEのテキストがメインで、時々、ビデオ会話もする。ガラケーで頑張っていた父だったが、世の中、スマホがないと不便なことが増えすぎて、渋々スマホを持つようになった。先日、我が家の猫がネズミを捕まえて、家の中まで持ってきて大騒ぎになった。その写真と様子を父にLINEで送ったら、その返事が面白すぎた。「そのねずみをうまそうに食べはじめた。もがく! かわいそう! ぼくはおもわず手をだしてしまた。ねずみは指に噛みついた。痛さは忘れられない、なかなか抜けなかた。しぽだけがあつた。僕の思いで話」。小さい「っ」が出せないようで、いつも大きいままなのも父らしい。こうやって楽しく、遠くに暮らす父とやりとりできるのもスマホのおかげ。 (RN)
blue_line932
suzuko-san
東京で出版社勤めの時代、本名を わだ・あきこ (和田晶子) というカメラウーマンとウマが合った。彼女は4、5年で退社して世界放浪の旅を繰り返すような生活に入ったが、その究極ともいえるのが、パキスタンの山奥、地球最後の桃源郷とも言われるチトラールに住む人口数千人の少数民族、カラーシャ族の村への移住。30年以上も前の話だ。その少数民族は文字を持たない。紙もないどころか、電気も、トイレも無い。今だに羊の生贄 (いけにえ) を神に捧げる風習を持つような民族である。出版社で机を分けていた二人は、一人は文明の最先端アメリカへ、そしてもう一人は文化の最先端?少数民族との暮らしを選んだ。しかし、彼女はその地で大奮闘。トイレを作って民族の衛生観念を改善しようと努めたり、政府と掛け合って、電気や水を通したり (これらの功績が認められ、外務大臣賞を受賞) …。現在もそこに住んでいて、ペシャワールという町まで行ってネット環境を得て、友人一同に宛てる年賀メールが届くので、大体の様子が伺えるのであるが、今年になって、何と私の WhatsApp に彼女からテキストが舞い込んだのだ! ああ、びっくりした! スマホのおかげで、彼女と瞬時に会話ができるのだ! 私は即座にスマホにお辞儀をしてしまった。ああ、スマホ様、スマホ様と称えながら。 (Belle)
blue_line932
jinnno-san
未だにスマホとスマホじゃない携帯電話の違いが分からん笑。スマホじゃないのって、パタンって折りたたみ式になっていて、ダイアル (っていう? 笑) はプッシュフォン式 (番号の部分が平たくなくて、出っ張ってる感じの 笑)、 で合ってる? でもさ、その電話でもテキストメッセージが使えたり、ネットにつなぐことができるんじゃなかったっけ?・・・あれ? ネットにつなげられたっけ? 遠い昔のことのようで忘れてしまったけど、実はわたしには、スマホじゃない携帯がある 笑! 家の固定電話の番号を(あったよね 笑)余ってたガラ系の携帯に移した 笑。使わないから、機能がどうだかわかんない 笑。でも、たまに役に立つ。自分のスマホをなくしたとき、ここから電話して探すとか、日本から姪っ子が遊びにきたときは、持たせてあげていた。スマホで悪い点は、、個人情報を盗まれるかのように携帯番号を盗まれること。知らない人から 「今この番号から電話があったようで、折り返し電話している」って☎︎があった。誰? 笑! その人と話したけど、聞いたこともない名前だし、向こうもわたしを知らない 笑! 知り合いの知り合いでもなく、赤の他人だった 笑! テクノロジーも発達すれば、盗人テクノロジーも発達するのね。その点、ガラ系は安心かも! (つ〜か、あまりこの議論に興味がないわたし 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
blue_line932
この世の中、誰もがスマホを持っている。私の両親を除いては(笑)。▽スマホの良い点:①Google Mapのおかげで、道に迷うことがなくなった。②テキストでのやり取りのおかげで、電話で相手と直接話さなくてよくなった。③分からないことがあると、所在地に関係なく、すぐ調べることができる。④SNSのおかげで、中学を卒業してから連絡を取っていなかった先生、同級生とつながることができた。⑤料理アプリのおかげで、メニューのアイデアをひねり出す苦しさから解放された。【結論】無駄な時間とエネルギーの消費が、かなり減少。▽スマホの困った点:①Google Mapに頼るから、道を覚えられない。②私と話すのが面倒なのか、同じ屋根の下にいるのに息子たちがテキストを寄こしてくる。③何でもすぐ調べられるので、知らない方が幸せだった情報まで入ってくる。④SNSで隣の芝がものすごく青々しているように見えて嫉妬。⑤料理アプリのおかげで、自分の舌を信じて作る料理が皆無。【結論】どこかスマホに負けている自分を否めない。▽最後にひと言。赤信号の待ち時間にスマホをいじって、緑に変わってもずっと停止しているそこのお前! まじムカつくんだよ!(IE)

(2021年7月1日号に掲載)