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▽写真の撮られ方が下手だ。シャッターを切る瞬間に目を閉じるので、パスポートや運転免許証の更新写真が一度で決まらず、撮影を繰り返す。「瞬 (まばた) きをせず、軽く笑顔をつくる感じで、口角を上げて、そのまま!」と言われても、プレッシャーを感じて、思わずレンズを睨 (にら) んでしまう。修学旅行の記念写真でも私は目をつぶった。写真家に聞いたら、集合写真を一発で決める奥の手があるという。先ず、全員に目を閉じさせる (!)。そして「はい!」の掛け声とともに目を開けるよう指示。全員が号令一下で目を開けるので、勢いもあり、半目になる心配もなく、成功間違いなしとか——。▽朝露の香りが立ちこめる中庭に佇 (たたず) み、カリフォルニアレモンと蘭 (ラン) の木で受粉の媒介を繰り返す野鳥の姿を眺める。毎朝これをリピート。頭と羽が青いアメリカカケスや、紅色の胸が芝生に映えるコマツグミの艶姿 (あですがた) を目にするのも珍しくない。多くはスズメだが、集団主義の彼らの行動様式にもルールがあって、捕食鳥のハヤブサから身を隠す時など、司令塔役の一羽が警戒警報の囀 (さえず) りを発して、仲間の危機管理に努めている。スズメの寿命は約2年。世代交代の繰り返しにハッと気付かされることも。その無常感がたまらない。空 (くう) とは、営みを繰り返す不変の摂理と、絶え間ない変化の両域に身を任せる心境かな。まだ観念的だな。実は何も解っちゃいない (笑)。(SS) |
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▽15年ほど前から、朝の6時頃、窓の外に散歩するご夫婦の姿が見えていた。時が経つにつれ、旦那さんの歩く速度が遅くなり、やがて奥さんだけの姿になった。あるゴミ出しの日、彼女と話す機会があり、ご主人が亡くなったことを知った。雨の日も、風の日も、彼女の散歩は続いている。それは単に体や心のリフレッシュだけでなく、困難を乗り越えようとする、彼女の強い意志の表れとも思えた。▽散歩と言えば、歴史に名を刻んだ偉人たちも、しばしば散歩を日課にしていたと言われている。例えば、厳格なルーティンを守り続けた哲学者カントは、毎日、同じ服を身にまとい、午後3時半に散歩に出ていたという。進化論の父ダーウィン、天才作曲家ベートーベン、詩人のゲーテ、心理学者フロイト、画家のピカソ、アップルの創始者ジョブズ、作家の村上春樹らも、優れたアイディアを思いつく度にメモをとり、再び歩き始める。それを繰り返していたと聞く。▽三日坊主が特技の自分としては、多くの偉人たちが続けていた「情熱のルーティン」を見習いたいと思っている。散歩に限らず、続けることの価値を見つけ、行動に移すことこそが、人生に深みと彩りを加えるのだろう。彼らのように、自分の信念に従って日々を過ごすことが、真の豊かさを手に入れるための秘訣なのかもしれない。(NS)
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最近購入して、とても気に入った、リピート買い決定のアイテムたち。①日焼け止めクリーム。日本へ帰省中に立ち寄った、大手の生活雑貨店で見つけた日本製のもので、まさに秀逸な一品。顔にも体にも使えて、特に塗った後のサラッとした感触が快適。クリーム系を体に塗るのを嫌がる高校生の娘でも、これだとOKらしい。この調子で使っていたら、この夏が終わる前に使い切ってしまう。どうして、あの時1つしか買わなかったのか、すごーく後悔中。ネットで買えるか調べてみよう。②ヘアクリーム。これも、帰省中の家族旅行で義妹が持っていたものを使わせてもらい、その効果に感激。夜に入浴後、タオルドライした髪にこのヘアクリームを塗り、ドライヤーで乾かすと、翌朝には、いつもうねりまくる癖毛+乾燥してバサバサの私の髪が、しっとり艶やかに整っている。感激して、どこで購入できるかを聞いて、旅行後、早速その店に行き、まとめ買いをした! 次回帰るまで保ちますように。③これは最近始まったことじゃないけれど、我が家の猫たちは小袋入りのペースト状の、あの魔法の日本製おやつが大好物。こちらでも買えるけれど、日本滞在中にペットショップで大袋を買い込む。食の細いおばあちゃん猫も、この小袋の封を開けると喜んで駆け寄り、1袋を全部平らげる。(RN)
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自分自身をよ~く観察してみると、どうやら、私は繰り返し何かをすることが好きな人間のようだ。例えばレストラン。今からン十年も昔、地下鉄で知り合ったインド人が偶然にもインドレストランのオーナーだった。その店に行ってみたら、あまりの美味しさに仰天! 以来、足繁く通うことになり、多い時は週に4、5回も。金曜夜に行って、土曜昼にもというのはザラだった。私はインド料理の味に魅了され、インドへ習いに行ったほどだ。次に音楽。一度気に入ったら、そのアーティストの曲ばかりを毎日毎日繰り返し聴く。この傾向に気づいたのは中島みゆきにハマってから。明けても暮れても、彼女の音楽を YouTube で聴きまくった。それがアンドレア・ボチェッリになり、セサリア・エボラになり、ルイス・ミゲールになり…今はイタリアのハンサムトリオ Il Volo に夢中になり、既に1年以上。これが朝昼晩、いくら聴いても聴いてもまだ飽きない。この持続性はこれまでの記録だ。そして旅行。一旦、その土地が気に入ると繰り返し訪れる。日本にいた時はタイのコサムイに魅了され、最多で年4回、各季節にダイビングに。計15回ほど行っただろうか。現在は南イタリアに恋して、毎年晩夏には決まってイタリア詣でをして、各地の雲丹 (ウニ) パスタを堪能している。ああ、楽しからずや、繰り返し癖! (Belle)
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友人のH部長 (よく出るね 笑) には繰り返し驚かされる。いい意味でね 笑。バルボアパークを散歩してたら、露店の看板を見て「へー、変なタトゥーだって。どんなタトゥー?」と呟いているので、その店を見たら、確かにTattoo屋さんだった。ここまではよし。よく見たら、、“Henna Tattoo”← ヘナ・タトゥーだった 爆。そりゃ、そう読めるけどさぁー 笑。お店の前でお腹がちぎれるくらい大爆笑! 店員さんは、何でわたしが笑っているか見当もつかない 笑。H部長は看板を理解することが苦手なのか、看板情報は無視 (見えてない? 笑)。H部長は、ナビを付けてナビに案内されながら、助手席にも道案内を頼み、フリーウェイexitの10個手前から「あと○○マイル。何個目の出口を降りる」と、わたしが言い続ける。まるでラリーの助手役? 笑。それでもH部長は出口を間違える 笑。もしや、道路の名前が読めず、降り口が分からないのか?と思い、exitには番号も付いているし、1マイルごとに出口があり、数字は順番に並んでるから目安になることを教えた。それは、もう数年前に指示している。。現在も一緒に車に乗ると「次! 次を降りるーー!」と言ってる先で「え? え? どこおぉ?」と、出口を見逃すH部長 笑。多分、このやり取りは、一生繰り返されることだわ 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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我が家には、夫が使う車と私が使う車の2台がある。いつもの駐車位置は、夫の車が車庫の外、私の車は車庫内と決まっている。日課である車庫からの出し入れで、私は同じ失敗を繰り返したことがある。1回目は3年前。学校へ子どもを迎えに行くため、車庫に駐めてあった車を出そうとしたときのこと。シャッターが上がりきる前にバックしてしまい、車のアンテナ部分 (?) とシャッターがぶつかり、どちらも破損。数百ドルかけて修理する羽目になった。この失敗は、いつもシャッターを上げる前に車に乗り込み、車内のリモコンでシャッターの開閉をしていたため、起きたのだと認識。その後、再発防止のために、乗り込む前にシャッターを開け、車を出すように心掛けていた。ところが1年ほど前、新居に引っ越したばかりの頃、私はまたしても同じミスを犯してしまった。今度は学校へ子どもを送ろうとした朝。以前の失敗を忘れてしまい、シャッターを開ける前に運転席に座り、あろうことか、バックさせてしまった。前回よりも大きなダメージを受け、再び車庫の修理に数百ドルもの出費が・・。苦い記憶が2つになってしまった。それからは、さらに慎重に車の出し入れをしている。それでも、忙しさや疲れがひどい時には、ふと昔の悪い癖が出てしまう。さらなる再発防止対策? 車庫を一切使わないことだろうか。(SU) |