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▽話しかけるだけで、TVや照明の turn on & off などを実行する音声アシスタントが一般家庭に浸透した。雑談の相手もするので、意地悪い質問への対応に興味が湧く。ある機種に「◇◇、人気のあるオススメ映画を教えて」と、間違えたフリをして、他社製の名前で何度も呼びかけた。すると「私は◇◇ではありません。◇◇に尋ねてください」と不機嫌そうな (?) 反応を示した。「私と結婚しませんか」と悪ノリしたら「友達のままでいましょう」と切り返された! (敵もさる者)。面白くて、毎日続けていると、妻が「いい加減に卒業しなさい。人間と話してくれ」。▽米国のベンチャー社 Open AI が開発し、MSの巨額投資 ($100億) を受けた衝撃的なAIチャットボット ChatGPT が出現した。ペンシルベニア大 MBA の最終試験に合格 (B評価) した究極の人工知能。無料開放したら、僅か2か月間でユーザー数が1億人を超えた。利用すれば、検索して集めた情報を分析・統合する労力が大幅に省かれ、あたかも優秀な秘書のように、直接的に目的達成・問題解決の方法や有益なヒントを与えてくれる。喜んでばかりいられない。自分が携わる業種での有効活用を熟考していかないと、将来的に自家撞着 (じかどうちゃく) に陥る=仕事を失う。AI は想像を超えた進化を続けるだろうし、私たちがそれを卒業できる日は来ないかも。 (SS) |
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▽「テーマは親子どんぶり。非日常の極みだね」と、ビデオを見た後で、映画通の友達がひと言呟いた。奥手の自分を含めて、他の女子たちは結婚式の最中に花嫁をさらって、バスに乗り込むシーン、そしてサイモン&ガーファンクルの音楽が心に染みる、と大いに盛り上がった。時が流れ、還暦を超えた今になって初めて、『卒業』は何からの卒業なのか、とふと思った。▽過激なダイエットで急激に食事量を減らすと、人間の体は飢餓から身を守ろうとして「省エネモード」に切り替わるらしい。この状態で食事を摂ると、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられてしまうとのこと。「リバウンドしちゃったけど、またダイエットすればいいや」と安易に考えていたら、相撲部屋の新弟子検査に合格できる体重に近づいていた。「ハードなダイエットからは卒業しよう」と固く誓った。▽開戦から1年の節目を迎えるウクライナ戦争。電気もガスもなく−20℃の極寒の地で暮らしている人々を思うと心が痛む。私の父親は、19歳の時に学徒出陣で中国大陸へ渡った。シベリア抑留も経験し、強制労働で地獄の底を這 (は) い回った。21世紀だというのに、世界が全面核戦争の危機に直面している。「戦争から得られるものは、何もない。一刻も早く、無益な戦いから卒業してほしい」。天国にいる父の、そんな声が聞こえてくる。(NS)
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▽最近、トラちゃん (我が家の先住猫) から「今、食べているカリカリから卒業したい。他のに替えて」と訴えかけられている気がしてならない。高齢で、歯もあまり強くないから、シニアOKの小粒なドライフードをあげているけれど、その味に “すっかり飽きた感” が漂う。おやつのペースト「チュール」だけはいつでも大好き。でも、こればかりあげるのも良くないんだろうな。喜んで食べてくれるカリカリを探し出さなければ・・。▽いつの間にか、我が家の住人になって早6年が経つオス猫のCC。最初は自由気ままに外出し、好きな時に帰宅するスタイルを徹底して貫いていた。夜更けに玄関のセキュリティドアをワッサワッサと揺すって私を起こし (夫も娘も目覚めないのが七不思議の一つだった)、ドアを開けさせる荒技を身につけ、私はCCの手玉に取られて睡眠不足が続いた。夜更けに野外をほっつき歩く猫はコヨーテに連れ去られると人から聞いて、私の寝不足解消も期待しつつ、夜間外出禁止にした。初めは “外に出せ攻撃” が激しくて閉口。半年ほど経った頃、外に出してもらえないことをようやく受け入れたのか、私たちと一緒に寝てくれるようになった。今はバックヤードには遊びに行くけれど、フェンスを越えて外出することが一切なくなった。外猫卒業! おめでとう(?)。(RN)
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母が急逝したのは、私が19歳の時だった。以来、6歳年上の、実に面倒見の良い姉が、勝手に?母親役をかって出たとも言える態度を私に示してきた。言い換えれば、いかにも姉から? 母親?目線で、私が言うこと為すこと、何かにつけて文句を言い、説教してくるのだ。そんな姉が煙たくてしかたなかった。母が早逝したことで、姉の苦労も並大抵ではなかったと思うが、その不満が形を変えて、私に浴びせることで解消しているところもあったのではないか、とさえ思うことも——。やがて時は過ぎ・・姉も世に言う後期高齢者の仲間に入り、かなり性格も丸くなった。よく気が利き、相手の心を読み取って、その上を行くような、本来の “正しく、優しい” 姉の姿に戻り、そして私という人間に同一目線で接するなど、同世代の近しい人として扱ってくれるようになった、と思っていた。・・ところが! ところが! 暮れからお正月にかけて日本に帰り、姉の住まいへ滞在させてもらった時のことだ。長居をし過ぎた私ももちろんいけないのだが、姉の昔の姿が見え隠れする、自分の優位性を認識させる威圧的な言葉が飛んできた。もう、私も負けてはいない。それなりに、姉の10代の頃のネガティブな面を私が口にすると、自分の有利になるような発言でごまかす。あぁ、やっぱり、姉にはどうしても勝てない。あぁ、いつの日か「姉・呪縛学校」を卒業したいものだ。(Belle)
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年末に実家へ帰ったときのお話 (まだまだ年末ネタが続く 笑)。お正月には、ほんとーに珍しく、偶然にも多くの親族が同時に集まった。わたしたち兄弟4名、お兄ちゃんの長女・りさ子、お姉ちゃんの旦那と子供3名、おっと、妹は未婚者で子供なし、そして妹とおそろいで、子供なしのわたし。寿司職人の姉の旦那が、なんと! にぎり各種、ふぐ刺し、てっちり担当 (勝手に任命されていた 笑) という楽しい雰囲気の中、姉がイソイソとお一人用の子鍋を別に用意し、にぎり各種も小皿に取り分けていた。聞くと、姉の三女・彩雲 (あやも) が高校受験生で、三が日というのに、朝から “塾” で勉強しているので、お昼に迎えに行き、てっちりを食べさせ、また塾に旦那が送っていくんだと・・。はああぁ? な、な、なんで? 自分の頃は、塾には通っていたけど、受験の前日も遊びに行っていた記憶しか、ない 笑。それで彩雲は昼休みに、にぎり、ふぐ刺し、てっちりを食し (どんな塾生?笑)、塾へ戻った。そして高校入試に合格! わたしの時の塾は自転車通学だったけど、彩雲は車で送迎 (徒歩圏内ですが 笑)。安心して卒業式を待てるのは、塾のおかげなんでしょう。あたいは塾の真の目的はとっくに卒業して、放課後の遊び場として通っていたけど・・なんで合格したんだろう・・(その頃はてっちりも出てこなかったし 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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卒業したくないけど、卒業すべきもの :① お菓子の間食。大人になれば食べなくなると思っていたのに、オバさんになった今でもヤメられない。子ども時代から食べている明治の「きのこの山」「たけのこの里」など、日系スーパーへ行くとつい買ってしまう。そして、家にいればお菓子を間食。オバさんがこんなことをしていたら、体型が崩れるのは当たり前。無駄遣いにもなるし、そろそろ卒業しなければと思っても、この “甘い誘惑” には勝てない。② 夜更かし。家族が寝静まった時間は、私の至福の時。誰にも邪魔されず、好きなことができる唯一の時間。寝た方が体に良いのは分かっているのに、眠気と葛藤してしまう自分がいる。③ ネガティブ思考。いつも悲観的というわけではないが、心配性なところがあるせいか、新しいことを始めようとしたり、大きな買い物を決断するときに、リスクを先に考えてしまう。そのため、まずは行動派の夫と口論になることが多い。もう少し、考えるより先に素早く行動できる人間になれたら・・。④ 朝、子どもたちを起こすこと。子育ては大変なことに違いないが、卒業したら、それはそれで寂しいだろうと思うので、できるだけ長く、子どもに頼られたいと思っている。しかし、朝起こすことからだけは卒業したい。起こしてあげているのに、なぜ、母親の私が怒られるの?(SU) |