7/30/2025地元メディアによると、サンディエゴ郡サンティーで7月27日正午前、発砲を伴う暴行と殺害予告の通報があり、現場から退避した被害者の聴取を経て、容疑者が市街中心部の Willowgrove Ave. の住宅に拳銃を所持したまま立てこもっていることが判明した。
サンディエゴ郡保安官事務所の要請によりSWAT (特別機動隊) と危機交渉班が投入され、数時間にわたり説得を試みたが、容疑者は電話にも応じず、室内から銃声が確認された。
警察がドローンで容疑者の所在を確認した後、当局は化学剤を使用して屋外への誘導を図った。容疑者は玄関から出て保安官代理に向けて発砲し、その弾丸は住宅前に配置された装甲車両に命中。これを受けて3人の保安官代理が発砲し、容疑者は現場で死亡が確認された。
容疑者の氏名は27日時点で公表されていない。
当該発砲に関与した3人の保安官代理は勤続約15年、11年、9年の経歴を持ち、全員がボディーカメラを装着・作動させていたという。事件の捜査は郡内統一の覚書に基づいてサンディエゴ市警 (SDPD) が担当しており、検証のため Willowgrove Ave. とCarlton Hills Blvd. の交差点が一時閉鎖された。
郡保安官事務所はSNSで「地域社会に対する危険はない」と周知し、住民の協力に謝意を示した。
事案の発端となった通報場所が報告された時点で、被害者は安全確保のため現場を離れていた。交渉に応じなかった容疑者が攻撃的行動に転じ、化学剤投入後の退去の際に先制発砲したことが、現場での銃撃に至った直接の契機となった。今後、ボディーカメラ映像や発砲検証 (弾道・薬莢・距離など) が捜査の中核となり、各代理の発砲判断の相当性やプロトコル順守の有無が精査される見通しだ。
事件に関する情報提供は市警殺人課 (☎︎ 619-531-2293)、または郡犯罪情報提供窓口 (☎︎ 888-580-8477) まで求めている。