September 13, 2025

ペトコパーク首位攻防シリーズ パドレス2勝1敗でドジャースと並ぶ ダルビッシュ3勝目

8/26/2025

padres postseason 1 lサンディエゴ・パドレスは8月22日、本拠地ペトコ・パークで行われたロサンゼルス・ドジャースとの3連戦初戦に2対1で勝利し、ナショナル・リーグ西地区で首位タイに並んだ。観客44,864人が詰めかけたスタジアムは、まるでプレーオフのような緊張感に包まれた。

▪️ダルビッシュ有の快投
先発のダルビッシュ有投手は初回から快調な投球を披露。3回に新人アレックス・フリ―ランド内野手にスイーパーを捉えられ、右翼席に先制ソロ本塁打を浴びたが、それが唯一の失点だった。39歳ながら6回をわずか1安打1失点、5奪三振、与四球1という力投でチームに流れを呼び込んだ。6回を投げ終えた時点で74球と余力を残していたが、盤石のリリーフ陣に託し役割を果たした。

▪️熱を帯びる西地区のライバル関係
この週末シリーズはパドレスが2勝1敗と勝ち越したものの、シーズン通算対戦成績はドジャースが9勝4敗と優勢で、同率で並んだ場合のタイブレーク権を握った。両軍は過去5年で3度ポストシーズンでも対戦しており、今やメジャー屈指のライバル関係にある。ドジャースのダルトン・ラッシング捕手も「今の野球界で一番熱いライバルだと思う」と語った。

▪️パドレスの強みと課題
対ドジャース最終戦には敗れたが、パドレスも先発陣の力強さを示した。ダルビッシュ有、ネスター・コルテス、ニック・ピベッタの先発投手3人が計18イニングでドジャース打線を4安打3失点に抑えるなど、短期決戦に向けての自信を深めた。但し、救援陣は崩れ、ジェレマイア・エストラーダ、ワンディ・ペラルタ、松井裕樹の各投手が相次いで本塁打を浴びる結果となった。

▪️首位争いは続く
同シリーズの終了時点で両軍はともに74勝57敗と首位に並び、残り31試合で地区優勝を争う。ドジャースは過去12年間で11度の西地区制覇を誇る一方、パドレスは2006年以来優勝から遠ざかっている。しかし、近年は球団史上最長の安定した好成績を維持しており、4度目のプレーオフ進出も射程圏内にある。

パドレスのマイク・シルト監督は「今日 (24日) の敗戦は悔しいが、チームの出来には満足している。首位争いはこれからだ」と前を向いた。両軍は今季の直接対決を終えたが、残り試合の結果に互いが強く注目している。パドレスは常に首位争いをしているつもりで残りを戦うだろう。それがポストシーズンへの勢いにつながるに違いない。