7/23/2025サンディエゴ市は住民に対してごゴミ収集に関する郵送物の送付を開始した。この通知には新料金制度の内容や請求方法、新しいごみ容器の選択肢が詳述されている。
サンディエゴ市は先月、一戸建ておよび4戸以下の集合住宅を対象に、1919年より続いていた無料のゴミ収集から歴史的かつ物議を醸す有料制への移行を承認した。従来は無料だったサービスに料金が課されることになる。
市議会は市内全域でゴミ・リサイクル容器を更新する契約を承認。総額約6,500万ドルを10年間で住民の請求書に按分して回収する。市環境サービス課のジェレミー・バウアー氏によれば、配布済み容器の約75%が使用開始から20年以上経過し、保証期間 (約10年) を大幅に超えて劣化、破損の危険が高いという。このため、75万個の新容器購入はサービス向上策の一環であり、料金導入と同時進行で進められる。
新容器にはサイズや色の刷新に加え、RFID (無線周波数識別) リーダーを全台に搭載。収集時に容器の持ち上げを検知・記録することで、運用データの蓄積と効率化を図る。こうした技術導入を含む更新プログラムは賛成6・反対3で可決されたが、マーニ・フォン・ウィルパート市議は「コストが高すぎる」と反対票を投じた。
新料金の適用は7月1日から開始され、不動産税の請求書に反映される。
生ごみ (オーガニック) とリサイクル容器はサイズに関係なく一律料金だが、可燃ごみ容器はサイズ別料金となる。
• 95ガロン (標準) 月額43.60ドル
• 65ガロン 月額38.94ドル
• 35ガロン 月額32.82ドル
料金は今後、段階的に引き上げられる予定。市当局は多くの住民が小さめのサイズで低料金を選ぶと見込んでいる。
住民は新設の市ウェブサイト https://wasteportal.sandiego.gov/ で容器サイズを選択できるが、郵送物に記載された固有コードが必要なため、郵送物が届くまではログインを控えるよう求められている。郵送物の発送は7月末まで継続される。
選択期限は9月末。期限までに申請しない場合、自動的に最大サイズ (95ガロン) で最も高い料金が課金されるという。市は10月から新容器の配布と旧容器の回収を開始し、2026年6月まで順次実施する計画を立てている。
*注)住民は市の新設ウェブサイト https://wasteportal.sandiego.gov/ でゴミ容器のサイズを選択できます。市当局から郵送される固有コードを受け取ってから “Create Portal Account” ボタンをクリックしてサービスの設定を行ってください。あなたの税金の郵送先住所に固有コードが届くまで、アカウントにリンクすることはできません。