SDカレッジエリアで「覗き魔」逮捕 学生街で頻発する家宅侵入ケース
2024年2月15日
サンディエゴ市警察 (SDPD) は2月14日午後8時過ぎにSD市内カレッジエリアで家宅侵入容疑の男を逮捕した。
被害者はサンディエゴ州立大学 (SDSU) 3年の女子学生。
男は女性の自宅裏庭で身を隠していたが、通報を受けた警察官が現場に駆けつけ、庭のフェンスを飛び越えて追跡から逃れようとしたところを「御用」となった。
女性によると、過去1週間に3回ほど、不審者が自宅の窓から内部を覗 (のぞ) く姿を目撃したと話している。
実際に、自宅監視カメラには住居内を覗き見している人物が捉えられていた。
警察は別の事件にも関連したもう一人の容疑者を捜索中だという。
警察によると、同エリアの住民から「覗き魔」 (Peeping Tom) の苦情や「不審者徘徊 (はいかい)」の不安が多く寄せられているという。
昨年末には自宅でシャワーを浴びていた女性を男が覗き見していたとの通報も。
さらに、ライドシェア (自動車相乗り) のドライバーを装った人物による2件の性的暴行事件があった。
住民の一人は「この地域は学生街で治安も良好という定評があるので、多くは油断しているかもしれない」「キャンパス内外に暮らす女子学生も多く、悪意ある人間のターゲットになる危険性が高い」と、警戒心を露 (あら) わにした。
*SDPDは2月29日、昨年12月に起きた覗き見事件の容疑者 (57) が事件から約2か月後に出頭したことを明らかにした。
*イラストはイメージ
(2024年3月1日号掲載)