Monday, 02 June 2025

サンディエゴで小型機墜落事故発生、軍用住宅地で6名が死亡

5/25/2025

2025年5月22日午前3時45分頃、サンディエゴのティエラサンタ地区に位置するマーフィーキャニオンの軍用住宅地で、小型機セスナ550サイテーションIIが濃霧の中で墜落し、搭乗していた6名全員が死亡した。

地上では8名が負傷し、複数の車両や住宅が炎上した。

国家運輸安全委員会(NTSB)の発表によると、機体はモンゴメリー・ギブス・エグゼクティブ空港に接近する際に電線に接触したとみられる。

事故機はアラスカの音楽業界エージェント、デイブ・シャピロ氏が所有しており、元ドラマーのダニエル・ウィリアムズ氏も搭乗していたとされる。

墜落現場では、住宅の一角が破壊され、住民は炎と煙の中を逃げ惑った。

サンディエゴ消防救助局によれば、事故により周辺の車両が次々と炎上し、消防隊が懸命の消火活動にあたった。

現地では約100名が避難を余儀なくされ、負傷者の多くは軽傷で現地の避難所で治療を受けたが、1名は煙の吸引により病院へ搬送された。

事故機は前日、ニュージャージー州のティーターボロ空港を出発し、カンザス州ウィチタで給油後、サンディエゴに向かっていた。

墜落時、目的地周辺は視界が約800メートルと極めて悪く、操縦士が状況を管制に繰り返し確認していたという。

墜落直後、警察・消防・動物保護団体などが協力し、家屋や動物の救助活動に尽力した。

ティエラサンタ地区の事故現場は軍用住宅地「サント・テラス」で、管理会社は「調査が完了するまで40〜50世帯が一時的に退去する見込み」としている。

地域住民やボランティアが協力して被災者支援にあたっており、サンディエゴ市長は「市として全面的に支援を続ける」と表明した。

事故原因の詳細は、NTSBおよび連邦航空局(FAA)により引き続き調査されている。

✳︎右上のイラストは、イメージとしてAIによって制作されたものです。