November 13, 2025

南カリフォルニアに今季最強の寒冷低気圧 サンディエゴは金・土曜日強雨か

11/11/2025

夏のような暑さが続いた後、今週は寒冷な嵐が南カリフォルニアを直撃する見通しだ。米国立気象局 (NWS) は、今季で最も広範かつ強い降水となる可能性を示し、気温低下・大雨・山岳部の降雪に注意を呼びかけている。

▪️雨量
降雨は水曜夜にも開始し、金〜土曜が最も強まる見込み。海岸部・谷部で1〜2インチ (約25〜50ミリ)、山麓・山地で2〜4インチ (約50〜100ミリ)の予想で、30%の確率でそれ以上となる可能性もある。前線通過に伴う5〜10時間程度の短時間強雨が想定される。

▪️降雪見通し
雪線は嵐の大半で、8,000フィート (2,400メートル+) から約6,000フィート(1,800メートル+) まで低下。6,000フィート付近で2〜4インチの積雪の可能性がある。グレープバイン (I-5 テホン峠) での降雪は現時点では見込み薄だが、路面冠雪・通行止めに備え最新情報の確認が推奨される。

▪️気温推移
月曜は各地で高温が続き、NWSによればパソロブレス90°F (約32℃)、ウッドランドヒルズ97°F (約36℃)など1956年の記録に並ぶ地点も。週半ばから顕著に気温が下降し、木曜の最高気温はダウンタウンLA 65°F (約18℃)、サンディエゴ69°F (約20℃)、サンタモニカ62°F (約16℃) など季節外れの肌寒さになりそう。

▪️影響と備え
短時間の強雨により局地的な道路冠水・土砂流出、山地では視程悪化・タイヤ規制が懸念される。外出時は排水口の清掃、運転の計画見直し、山間部への不要不急の移動回避を。高地を通行する旅行者はチェーン携行と最新の交通・気象情報を確認のこと。