Saturday, 07 September 2024

松井裕樹、パ軍と5年最大48億円 28歳左腕、最高峰のステージへ 

2024年1月3日

パドレスは12月23日、プロ野球楽天から海外フリーエージェント (FA) 権を行使した松井裕樹 (まつい・ゆうき) 投手 (28) と2028年までの5年契約を結んだと発表した。

球団公式サイトなどによると総額2,800万ドル (約40億円) で3年目と4年目の終了時に契約を破棄
できる条項や、負傷した場合に5年目の契約が球団側の選択権に変更となる項目が含まれている。


AP通信は1月2日、パドレスと松井投手の契約について、出来高により最大3360万ドル (約48億円)
まで上昇すると報じた。

出来高は基本的に抑え投手として試合を締めた登板数が基準となり、15試合で15万ドル、25、35、45試合で各25万ドル、55試合で50万ドルに設定されている。

パドレスは松井の同意なくトレードできず、通訳や遠征時のスイートルーム、日本への往復航空券も契約に加えられたという。


昨年4月に史上最年少27歳5か月通算200セーブに到達した松井投手は、通算セーブ数を236まで伸ばした。

名球会入りの条件の250やプロ野球歴代1位の岩瀬仁紀氏 (中日) の407も狙える救援左腕は「まだ自分を成長させてくれる舞台がある」と、最高峰のステージへ進む。


2014年の楽天入団と入れ替わりでヤンキースに移籍した田中将大投手 (35) から刺激を受け続けた。

もう一人の道標 (みちしるべ) がパドレスで同僚となるダルビッシュ有投手だ (37)。

昨年のワールド・ベースボール・クラシック (WBC) の日本代表合宿で使用球への適応に苦しんでいた時、親身に助言をくれた。


*写真は、記者会見で大リーグ挑戦を表明する松井裕樹投手 (12月8日=仙台市の楽天球団施設)


*Picture:© TPG85 / shutterstock.com




(2024年1月16日号掲載)