10/6/2024
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打/50盗塁」を達成した際の本塁打のボールが競売にかけられた。
1週間が経過した時点で入札額は既に本塁打のボールとして史上2位となっている。
一方、ボールの所有権をめぐる訴訟が相次いだことが影響したのか、入札が停滞した時期もあった。
10月4日時点で入札額は売買手数料込みで183万ドル (約2億7,200万円)。
インターネット通販の日本人経営者がX (旧ツイッター) で入札したと明らかにしている。
期間は10月22日までと発表された。
本塁打のボールの落札額では、マーク・マグワイア選手が1998年に打った70号の300万5,000ドルが過去最高。
2位はアーロン・ジャッジ選手が2022年にア・リーグ記録を更新した62号で150万ドルだったが、大谷選手の50号の入札額が上回った。
競売は9月27日に始まり、開始から9時間以内に100万ドルを突破。
ただ、入札がない日も続き、10月3日になって150万ドルを超えた。
競売が発表されて以降、出品者にボールを奪われたとの訴訟が少なくとも2件起こされた。
いずれの原告も、球場で大谷選手が打ったボールを自分が先に取ったと主張している。
これらの揉めごとが慎重な入札につながった可能性がある。
大谷選手のボールの落札額が史上最高を更新するかどうかは、大谷選手のプレーオフでの活躍や訴訟の行方が影響を与えそうだ。
(2024年11月1日号掲載)