7/31/2025サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が7月31日、本拠ペトコ・パークで行われたニューヨーク・メッツ戦に先発し、7回/2安打/無失点/7奪三振/無四球の快投を披露。
チームはギャビン・シーツの2ランを含む5得点で5-0と快勝し、3連戦をスイープした。
ダルビッシュ投手にとっては負傷者リスト (IL) 復帰後5試合目で今季初白星。
これで日本プロ野球 (NPB) 93勝、メジャーリーグ (MLB) 111勝を合わせて通算204勝となり、日米でプレーした投手として単独最多勝を樹立した。
肘の違和感で6月に離脱したベテラン右腕は、7月7日の復帰戦以降4試合で防御率9.18と苦戦していたが、この日は本来の制球力とキレを取り戻し、相手打線を被安打2に抑えた。
救援のジェイソン・アダム、ロベルト・スアレスの両投手も無失点で締め、パドレスの完封はリーグ最多となるシーズン15度目。
就任3年目のマイク・シルト監督は「ダルビッシュの復活はポストシーズンを目指す我々にとって最大の追い風」と語った。
ダルビッシュ投手は2005~11年に北海道日本ハムファイターズでプレーし、93勝38敗/防御率1.99を記録。
2012年にテキサス・レンジャーズに入団して以降、5度のオールスター選出を含む13シーズンで111勝91敗/防御率3.63をマークしている。今季はIL離脱の影響でわずか5登板ながら、防御率は6.42から4点台半ばへ改善。
前回登板のセントルイス・カージナルス戦で8失点を喫した雪辱を果たした形となった。
パドレスは7月31日現在、60勝49敗でナ・リーグ西地区首位のロサンゼルス・ドジャースを射程圏内に捉えている。
強力打線に加え、ダルビッシュが “復刻版” の投球を維持できれば、1998年以来のリーグ制覇と初のワールドシリーズ制覇も現実味を帯びる。
本人は「体の状態は上がっている。
残りシーズンもチームの勝利に貢献したい」と語り、10月の大舞台プレーオフを見据えている。
✳︎右上の画像は AI が生成したイメージです。