SD郡の3都市が「全米で最も幸福な都市ランキング」で高評価 「WalletHub」調査、サンディエゴ15位、チュラビスタ27位、オーシャンサイド43位
3/19/2025パーソナルファイナンスサイト「WalletHub」が「2025年 全米で最も幸福な都市ランキング」を発表し、サンディエゴ郡の3都市がランクインした。
サンディエゴ市は15位にランクされ「幸福度に関わる主要要因のバランスが取れている」と WalletHub のアナリストが述べた。サンディエゴ市は「感情的・身体的健康度」で21位、「コミュニティと環境」で23位、「収入と雇用」で27位となり、総合的に高い生活の質を示している。また、チュラビスタ市は27位、オーシャンサイド市は43位にランクインした。
WalletHub によると「サンディエゴ市が高評価を受けたのは、日照時間の多さ、堅調な雇用市場、活気ある社会環境によるもの。しかし、トップ10に入らなかったことから、ワークライフの側面や生活費の重負担など、さらなる改善の余地がある」と分析している。それでも、経済的な機会と快適なライフスタイルを求める人々にとって、サンディエゴ市は全米で最適な選択肢の一つと評価された。
ランキングではカリフォルニア州の16都市がトップ50に入り、トップ10に5都市がランクイン。そのうち3都市が上位3位を占めた。
1位はベイエリアのフリーモント市であり、世帯年収が75,000ドル以上の割合が最も高いことが特徴とされている。しかし、調査では「収入が増えることで幸福度が向上するのは年収75,000ドルまで。それ以上は影響を及ぼさない」と指摘。
米国は世界でも裕福な国の一つだが「世界幸福度報告」では23位に留まっている。
同誌によると「幸福度を最大限に高めるには、単なる収入の多さだけでなく、適度な労働時間、短い通勤時間、良好な気候、親しみやすい地域社会といった要素が必要」と説明する。
フリーモント市が1位に選ばれた理由として、収入の高さに加え、住民の生活満足度が全米で最も高く、平均寿命が4番目に長く、うつ病の発症率が全米で5番目に低いことが挙げられる。
WalletHub は全米182都市を対象に、抑うつ率や自殺率、所得成長率、仕事の満足度など29の指標を用いて比較し、幸福度を数値化した。
2025年の全米幸福都市ランキングのトップ10は以下の通り(数字は獲得ポイント):
① フリーモント(カリフォルニア州)73.54
② サンノゼ(カリフォルニア州)69.34
③ アーバイン(カリフォルニア州)69.32
④ スーフォールズ(サウスダコタ州)68.66
⑤ オーバーランドパーク(カンザス州)66.93
⑥ リンカーン(ネブラスカ州)66.59
⑦ マディソン(ウィスコンシン州)65.83
⑧ スコッツデール(アリゾナ州)65.17
⑨ サンフランシスコ(カリフォルニア州)64.96
⑩ ハンティントンビーチ(カリフォルニア州)64.70
サンディエゴ市は63.79で15位に、チュラビスタ市は61.17で27位、オーシャンサイド市は59.12で43位にランクインした。
カリフォルニア州の都市が多くランクインする結果となり、同州の高い生活の質が改めて証明された。