2024年2月14日
2月12日早朝、サンディエゴ郡の東隣、インペリアル郡エルセントロ市近くでマグニチュード (M) 4.8の地震が発生し、翌13日深夜11時53分にも同郡内でM4.1の地震が記録された。
2回目の震源地はエルセントロ市から北に約25マイル (約40キロ) 離れたウェストモーランド市内と推定され、震源の深さは約6.7マイル (約10.8キロ)。
米国地質調査所 (USGS) が報告した。
13日には同じ地域で、さらに複数の小規模な地震が発生した。
午後11時49分にインペリアル郡カリパトリア市西部でM2.5、午後11時55分にM2.6、午後11時56分にはM2.5の余震が記録されている。
USGSの地震計マップ「Did You Feel It?=DYFI」によると、本震と思われるM4.8の地震はSD郡とリバーサイド郡でも有感だったことが明らかになっている。
USGSによると、12~13日の揺れは過去数年間に南カリフォニアで起きた群発地震の中で最大規模だったという。
昨年11月30日以降、インペリア郡を中心にSDでも感じられる断続的な地震が起きている。
USGSによると、カリフォルニアでは年間約500回の地震が発生するという。
SD郡は他地域と比較して地震が少ないと言えるが、1984年以降はそれまでの50年間と比べて約2倍も増加しており、警戒感を強めている。
USGSは地震早期警報システム (EEW) を開発中だ。
自動受信ネットワークを通じて、揺れが到着する数秒前に住民への警報送信を可能にするという、EEWにより、M5.0以上と予測されれば「MyShake」「ShakeReadySD」などのアプリから個人の携帯電話へ警報が送信される。
(2024年3月1日号掲載)