2023年12月25日
サンディエゴ市消防局 (SDFD) の発表によると、SD市内ポイントロマ地区のサンセット・クリフス自然公園 (*写真) 近くにある崖穴 (がいけつ) に男性が12月21日午後3時40分頃から閉じ込められ、身動きが取れずにいたが、翌22日に救出された。
地元メディアが報じた。
消防当局によると、救出された男性は負傷しておらず、健康状態も良好と判断されたが、病院へ
緊急搬送された。
男性は意識が混濁している様子もなく、救急隊員と会話をしていたという。
SDFD関係者は「男性は腰から下が穴に固く挟まれてしまい、自力で脱出できる状態ではなかった」、「崖穴の直径は約18インチ (45センチ) と狭く、救出するのが極めて困難だった」と述べた。
SD市消防局とチュラビスタ市消防局による合同救助隊が現場に駆けつけ、救出作業を開始したが、満潮時が近づいており、一時中断せざるを得なかった。
閉じ込められた男性には一昼夜を通して、体内の水分を補給する電解質、温湿布 (ホットパック)、毛布が支給された。
救助再開にあたり、男性の体調急変に備えて救急車も待機させた。
翌日早朝の午前4時40分にはサンバーナーディーノ郡保安官事務所のボランティア救助隊が到着し、救助作業を支援した。
男性が救出された時点の出動ユニットには、管轄消防署長と医療監督者の各1名、消防地区指令長3名、救助隊員+ボランティア59名、消防車7台、救急車1台、大型トラック1台が集まり、物々しい光景となった。
(2024年1月16日号掲載)