September 13, 2025

シーワールド・サンディエゴ 新「シャーク・エンカウンター」2026年春に登場

9/6/2025

シーワールド・サンディエゴは8月、施設の代表的展示「シャーク・エンカウンター (Shark Encounter)」を全面刷新し、2026年春に再オープンすると発表した。タイラー・カーター園長は「単なる改修ではなく “再創造” であり、来園者の感覚と想像力をかつてない形で刺激する」と強調した。

▪️没入型体験へ進化する展示
既存施設はすでに閉鎖され、改装工事が始まっている。新展示は360度の没入体験を特徴とし、頭上を悠々と泳ぐサメを観察したり、実際に餌やり体験を行ったりできる仕組みを導入。新種のサメも加わり、多様な魚類や海洋生物と共に展示される。映像技術や物語性を取り入れ、来場者にサメの生態や海洋生態系における重要性を伝える教育的要素も強化される。
さらに「VIPシャークツアー」が新設され、専門スタッフによる給餌や飼育解説を間近で体験できるほか、水槽上部の新設歩道から普段見られない視点で観察することも可能になる。カーター氏は「革新的で教育的な体験を提供しつつ、海洋保護活動への理解を広げる一環だ」と語った。

▪️園内で稼働中のローラーコースター
シーワールド・サンディエゴはサメ展示に加え、スリルライドでも知られている。現在稼働中の代表的なコースターには以下がある。

• エンペラー (Emperor):2022年に登場したフロアレス型ダイブコースター。高さ153フィート (約47m) から90度で垂直落下する迫力が特徴。
• エレクトリック・イール( Electric Eel):前進と後退を繰り返すローンチ式コースターで、最高時速62マイル (約100km)。宙返りや捻 (ねじ) り回転を組み合わせた激しい動きで人気を集める。
• マンタ (Manta):家族連れでも楽しめる中規模ローラーコースター。なめらかな走行と水しぶきを上げる演出が魅力。
• ジャーニー・トゥ・アトランティス (Journey to Atlantis):ローラーコースターとウォーターライドを融合したアトラクション。神話の都市アトランティスをテーマに、水飛沫 (しぶき) とスリルを体験できる。

これら既存のコースターと新「シャーク・エンカウンター」の組み合わせにより、来園者は刺激的な体験と教育的な学びを同時に楽しめる構成となる。没入型の観察体験や教育性の強化に加え、VIPツアーや新たな観察ルートを通じ、サメの魅力と海洋保全の大切さを伝えることを狙う。園内ではすでに複数の人気コースターが稼働しており、新展示の加わることで、同園の体験価値はさらに高まりそうだ。