2024年7月26日
大リーグ、パドレスの先発右腕ディラン・シース投手 (28)が7月25日、ワシントンで行われたナショナルズ戦に先発登板し、抜群の制球力と鋭い変化球で無安打無得点試合を達成。
同投手はチームトップの今季11勝 (8敗) と波に乗る。
114球で9回を投げ切り、9三振/3四球の内容。
試合は3-0でパ軍の勝利。
敵地3連戦のスイープと5連勝に華を添えた。
メジャーでの「No-No」は今季2度目の快挙。
パ軍は1回表、二死満塁から6番打者の金河成 (キム・ハソン) 遊撃手が走者一掃の二塁打を放ち先制。
シース投手がこの3点を守って相手打線を封じ込めた。
守備では5回裏、ザンダー・ボガーツ二塁手がファンブルしたヒット性の小飛球をジャクソン・メリル中堅手が好捕してピンチを救った。
シース投手は2019年にシカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビュー。
2022年に14勝8敗、防御率2.20をマークしてサイ・ヤング賞 (最優秀投手賞) の投票で2位に入った。
今季パドレスに加入し、22試合で10勝8敗、防御率3.40。
メジャー通算では54勝43敗。
2022年9月3日のツインズ戦で9回2死から安打を許して記録達成を逃した経験があり、リーグ公式サイトに「これは非常に達成することが難しい偉業だ」と語り、喜びを噛み締めた。
パドレスの無安打無得点試合は2021年4月9日にジョー・マスグローブ投手が達成してから球団史上2度目。
MLBは7月29日、ナ・リーグの週間MVP (7/22~7/28) にシース投手を選出した。
© MLB / San Diego Padres
(2024年8月16日号掲載)