Thursday, 26 December 2024

パドレス、投手力強化断行 強打者ソト、ヤンキースにトレード


2023年12月8日

MLBは12月6日、ヤンキースパドレスから強打のフアンソト外野手 (25) とトレントグリシャム外野手 (27) をトレードで獲得したと発表。

米メディアも、ウインター・ミーティングで成立した最大級のトレード (2対5) と一斉に報じた。


パドレスには今季9勝のジョニーブリトー (25)、今季防御率2.75のマイケルキング (28)、2.87のランディバスケス (25)、今季マイナーリーグ最優秀投手ドリューソープ (23) ら4人の右腕投手と日系米人のカイルヒガシオカ捕手 (33) の5選手が移る。


今季、パドレスとヤンキースは82勝80敗と辛うじて勝率5割は超えたものの (.506)、共にプレーオフ出場を逃している。


パ軍は今季14勝を挙げてサイ・ヤング賞を受賞した本格派左腕ブレイクスネル投手 (31) がフリーエージェント (FA) でチームを去り、来季に向けてブルペンを含む投手陣再建が急務となっていた。

ヤ軍から移籍した4投手はいずれも「即戦力」としての力量を備えている。

今後は左腕投手補強が課題となる。


ヤ軍は右の中心打者アーロン・ジャッジ外野手 (31) と並ぶ左のスラッガーを求めていた。

ジャッジ外野手は2022年に62本塁打でア・リーグMVPに輝いたが、今季は靭帯挫傷などで一時戦列を離れた。

強打者ソト外野手と “HRを打てる1番打者” グリシャム外野手の加入で攻撃力がアップされそうだ。

今季、ソト選手は全162試合に出場し、打率.275、本塁打35 (自己最多)、打点109の好成績を残した。


また、パドレスの監督を2季務めたボブ・メルビン氏 (62) のジャイアンツ監督就任を受け、後任にマイク・シールド氏 (55) が抜擢された。

同氏は2018年途中から2021年までカージナルスを指揮し、3季連続 (2019~21) でプレーオフへ導いている。


MLB公式サイトはダイヤモンドバックスがタイガースからFAとなった今季13勝の左腕エデュアルド・ロドリゲス投手と4年8,000万ドル (約117億6,000万円) で契約に合意したことを伝えた。


また、オリオールズはフィリーズからFAになった通算417セーブの右腕クローザー、クレイグ・キンブレル投手 (35) と1年契約の年俸1,200万ドル (約17億,000万円) で、レッズはカブスからFAのジェイマー・カンデラリオ三塁手と3年総額4,500万ドル (約66億1,500万円) で合意したと報じられた。


*Picture:© Leonard Zhukovsky / shutterstock.com



(2024年1月1日号掲載)