2024年9月20日
アップルは9月9日に iPhone (アイフォーン) の新型機「16」シリーズを発表。
新型の4機種全てに独自の生成人工知能 (AI) 「アップルインテリジェンス」を搭載した。
AIを使った新機能は秋に英語で使えるようになり、日本語には来年対応する。
日米などで予約を受け付け、9月20日から発売を開始した。
価格帯は次の通り。
新機種で最も安い6.1インチ画面「16」$799～、6.7インチ「16 Plus」 $899～、背面に3つのカメラ用レンズを備えた6.3インチ「16 Pro」$999～、6.9インチ「Pro Max」1,199～で購入できる。
ティム・クック最高経営責任者 (CEO) は発表で「アップルインテリジェンスと画期的な機能を届けるために、ゼロから設計された初のアイフォーン」と強調した。
メールの文章の添削や校正、要約のほか、イラストの生成などができるAI機能が利用可能なのは、今回の4機種に加え、昨年発売した上位機種の「15プロ」と「15プロマックス」。
10月から初期版を米国での英語仕様で利用できるようになり、順次機能を追加する。
アップルは便利なAIを使った機能の搭載によって買い替えを促し、売り上げ増を目指す。
「16」シリーズの本体側面には「カメラコントロール」と名付けたボタンを新たに設けた。
ボタンを押すとカメラがすぐに起動するほか、スライドさせると設定を変更できるなど、様々な撮影機能を手軽に使えるのが特長。
処理能力や電力消費の効率性を高めた最新の半導体も採用し、AIの機能を発揮できるようにした。
*Photo： © KateV28 / shutterstock.com
（2024年10月16日号掲載）