2024年 02月 29日

「愛とは何だ」

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「愛とは何だ」

titanic_big.gif留学生としてアメリカに来て4年目、サンディエゴの大学で今の主人と出会いました。と言っても、相手は青い目をしたアメリカ人…。いざ結婚となると大変です。結婚を認めてもらうために、彼と一緒に日本の実家を訪ねました。

共通の言語を持たない同士が一つ屋根の下で過ごす日本のお正月…。両親も彼も妙に愛想が良いのですが、お互いの動作にぎこちなさが感じられます。正座の不 得手な彼のために「高床式こたつ」も登場。やたらと高い位置で寛いでいる祖母の姿がユーモラス。体育教師だった父は彼の運動神経が気になるようで、スキー は勿論、竹馬に乗せてみたり、果ては凧揚げまで命じて彼の運動 DNA をチェック。

そして帰米する前日にクライマックスが! そう、私の通訳付きで究極の一問一答が始まったのです。父:「愛とは何?」 私:「What is LOVE?」 彼:「???… ▲▲▲%≠§@」 彼の的を得ない説明を無視して、私の創作が始まりました。私:「乗っていた船が沈没し、娘さんと共に極寒の海に身一つで投げ出され、そこに、1人しか乗れ ない板切れが漂っていたら、私はあなたの娘さんをその板へ押し上げ、私自身は海水に身を晒します。私にとっての愛はそういう愛です」… 父は満足した顔で私たちの結婚を許してくれました。

将来「板切れ」の醜い奪い合いなどしない事を願いつつ、私達は無事日本を後にしたのです。

タイタニックに助けられた私