—— サンディエゴ店のコンセプト マルカイ・サンディエゴ・プラザと名付けたサンディエゴ店は3つの建物から成り立っています。ひとつは「食品館」。日本食、生鮮食品、総菜など食品全般を取り扱います。次に「生活館」で電気製品、台所用品、生活雑貨など。そして「ダイソー館」。日本でおなじみの100円ショップ「ザ・ダイソー」の商品を中心に、一部アジアンテイストの和風家具も取り扱います。食品館には旅行社、ビデオショップ、ケーキ店などの各テナントも入る予定で、これら3つのビルディングの完成により、食から生活までワンストップですべての日本商品が揃う、大変便利なショッピングプラザとなります。 —— 出店時期について 最初に開店するのはダイソー館で8月9日にプリオープン(予定)、8月23日にグランドオープンいたします。生活館は9月中旬、食品館は少し遅くなりますが11月中旬にはグランドオープンを予定しています。 —— 「ダイソー」について 広島に本社のある大創産業の100円ショップ「ザ・ダイソー」は日本で2,400店舗、海外では現在400店舗を展開しています。米国ではすでにシアトルに6店舗、サンフランシスコに開店準備中を含め6店舗あります。今回業務提携により出店するサンディエゴ店は、南カリフォルニアでのダイソー1号店となります。従来の100円ショップのバラエティ商品に加えて、幅広い価格帯と豊富な品揃えで、必ず皆様にご満足して頂けるものと自負しております。 —— マルカイの特長と社是 マルカイは日常生活に密着した商品の販売を通して、日本の食文化や生活文化をアメリカに伝えてきました。今後もそれは変わりません。社是は「お客様及び社員の幸せを念じ、地域社会への貢献と世の中に存在するすべてのものとの共生を目指す」です。 —— マルカイ社名の由来 父が創設した海産物卸売業が「大阪海陸物産」という名で、海 がトレードマークでした。その屋号を取って「マルカイ」。海を超えて世界に羽ばたきたいという父の希望も込められています。 —— 苦労話とエピソード それはもう数限りなくありますよ(笑)。すべてが文化や商習慣の違いから起きているものですね。ご承知の様に、ここアメリカでは日本の常識というものがまったく通じない。売上金全額を現金輸送車のドライバーに持ち逃げされたにもかかわらず、その会社から全然連絡がなくて、保険がおりる期間が過ぎてしまったり…と、まあ、信じられないことばかりありましたよ。 —— 経営の極意 いつでもチャレンジ精神を失わず、苦しい時でも決して諦めず、失敗してもそれを糧にして起き上がり、向上心を持ち続けることですね。それが成功に繋がると信じています。 —— アメリカから学んだこ 人種のるつぼと言われるアメリカの中で、多様な価値観や人生観が存在することを知りました。グローバルな視野に立って考えてみると、そこに正否は存在しません。ただ、異なる価値観があることを認め、かつ共存することが大事だということを学びました。 —— 今後の夢 サンディエゴ店のほか、サンフランシスコも現在出店の準備中です。次のステップとしてシアトル、ニューヨークへも出店し、今後も地域社会に貢献していきたいですね。米国株式上場も視野に入れています。 —— サンディエゴの皆さんに一言 長い間お待たせしました。日本食と日本人の生活に必要なものを、より安く幅広くご奉仕していきます。皆様のご要望にもお応えしたいので、取り扱ってほしい商品などありましたら、ぜひご意見をお聞かせ下さい。 (2007年8月1日号に掲載) |