2024年3月22日
シーワールド・サンディエゴが開園60周年を迎えた。
カリフォルニア大ロサンゼルス校 (UCLA) の卒業生4人が海中レストラン建設の構想を発展させ、海洋動物のショーを組み合わせた
テーマパークとして1964年3月21日にオープン。
以来、年間約2,020万人が訪れる (2021年統計) SDの代表的なツーリストスポットの一つとして人気を維持している。
シーワールドは動物ショー&エンターテインメントを中心に運営してきたが、“ショー目的の隷属的なシャチの飼育” を糾弾する動物
保護団体の強力なキャンペーンに加え、シーワールド・オーランド (フロリダ) で調教師がシャチに襲われて死亡した事故を取り上げた
ドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』の公開により、一般市民から批判も寄せられるようになった。
そのような背景から、シーワールド・サンディエゴでは2017年1月8日にシャチが芸を披露するショーを終えた。
以後は海洋生物の生態を伝える教育的プログラム&アトラクションに重点を置いている。
同テーマパークは3月21日~24日までの4日間、記念パーティーを含む特別イベントを開催し、パークの歴史を振り返る写真や記念品展示、シャム (シャチ) やコーラル・ザ・ドルフィン (イルカ) などのコスチュームキャラクターとの写真撮影の機会を提供。
また、60周年を記念した限定食品&飲料、ヴィンテージ商品も販売された。
特別に招待された彫刻家によるサイン会に加え、新種のジェリーフィッシュ (クラゲ) 展示会も注目を集めた。
(2024年4月16日号掲載)