Thursday, 26 December 2024

米海兵隊ヘリ墜落5人死亡 ミラマー航空基地への途上

2024年2月8日

米海兵隊は2月8日、ネバダ州クリーチ空軍基地から2月6日にサンディエゴのミラマー航空基地へ向かったCH53E大型輸送ヘリコプターが同州パインバレーで墜落しているのが見つかり、海兵隊員5人死亡を確認したと発表した。


軍当局は、死亡した5人はミラマー基地を拠点とする海兵隊重ヘリコプター中隊361、海兵航空群16、第3海兵航空団に所属していた機長操縦士であることも公表。


AP通信によると、事故現場は山岳地帯で、機体が発見された6日はネバダ州全域が暴風雪に見舞われていた。

ヘリは訓練の一環でクリーチ空軍基地を離陸。

予定時間にミラマー航空基地に到着せず、海兵隊や地元の保安官事務所が遭難機の行方を捜索していた。


海兵隊員の遺体と機体の回収作業が開始され、事故原因の調査も進められている。


▪︎ CH53E大型輸送ヘリコプター:米海兵隊に導入されている米国製最大級のヘリコプター。愛称は「スーパースタリオン (Super Stallion)」。1964年に初飛行したCH-53「シースタリオン」から設計を一新し、CH-53K「キングスタリオン」となり、さらに進化を遂げた輸送ヘリ。3基のエンジンで総出力13,000馬力、最大離陸重量33トン、有効搭載量14.5トンと非常に強力で、大型ヘリコプターを吊り上げる能力を備えている。

 

*イラストは墜落したヘリと同機の重輸送を目的としたCH-53Eヘリコプター。

 

(2024年3月1日号掲載)