January 13, 2026

インフル新変異「H3N2サブクレードK」拡大 CA州で患者増 年始の大流行警戒

12/31/2025

インフルエンザA (H3N2) の新たな変異「サブクレードK (subclade K)」が年末から北米で広がり、米国内でも感染者や入院の増加を押し上げているとして注目が集まっている。ジョンズ・ホプキンズ大公衆衛生大学院のアンドリュー・ペコシュ博士は、インフルエンザが出ている地域では「クレードKが見られる」とし、ニューヨーク、ルイジアナ、コロラドなどで増加が速い一方、感染がまだ多くない地域でも同系統が優勢になっていると説明した。

▪️「株のズレ課題のワクチンそれでも重症化予防を期待
今回のサブクレードKは今季ワクチン株の選定・製造後に目立ち始めたとされ、抗原的な「ズレ」(ミスマッチ) が懸念材料となっている。専門家の間では、ワクチンの効き目が一部弱まる可能性が指摘される一方、重症化や死亡を防ぐ効果は一定程度見込めるとの見方も示されている。米公共ラジオNPRも、変異により免疫をすり抜けやすくなる恐れはあるが「予防接種は遅すぎない」とする米疾病管理予防センター (CDC) 担当者の見解を伝えている。

▪️カリフォルニアも増勢休日の集まりで救急受診増の恐れ
カリフォルニアでは11月以降、通常の季節性インフルとサブクレードKの双方が着実に増加しており、12月第1週には通常株が1,800件超、サブクレードKが約100件報告されたという。年末年始は COVID-19 や RSV も含め呼吸器系疾患が増えやすく、屋内での会食・集まりが多いホリデー期に救急外来の受診が上振れする可能性があるとして警戒が呼びかけられている。症状は一般的なインフルと同様で、発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛、強い倦怠感、鼻づまり・鼻水、咳 (せき) などが挙げられる。