Saturday, 21 December 2024

オープンAIが新検索機能 グーグルに対抗、競争激化

2024年7月16日

対話型人工知能 (AI)「チャットGPT」を手がけるオープンAIは7月25日、AIを活用した新たな検索サービス「サーチGPT」を発表した。

一部の利用者向けに試験版の運用を開始し、今後の開発に視野を向けている。


インターネット検索で圧倒的なシェアを誇るIT大手グーグル対抗していく構えだ。


マイクロソフト (MS) も7月24日、検索エンジン「Bing (ビング)」でAIを活用した新たな検索サービスを発表しており、IT各社による
開発競争激化の一途をたどっている。


利用者がサーチGPTで知りたい内容を検索すると、ネット上の最新情報AI要約し、関連する画像も合わせて提示してくれる。

出典元のリンク先も示されるため、詳細な情報を探ることができる。

人と会話するように追加質問も可能で、オープンAIは従来の検索サービスと比べて「より速くより簡単情報を見つけることが可能になった」と説明している。


将来的にチャットGPT統合する予定だという。

サムアルトマン最高経営責任者 (CEO) はX (旧ツイッター) に「私たちは検索を今よりもずっと良くする余地があると考えている」と投稿している。


AI開発のピッチが加速する中、ソフトバンクグループ (SBG) の孫正義会長兼社長は、チャットGPTを開発したオープンAIに1兆円を投資する方向で以前にアルトマンCEOと話を進めたが、破談になったことを明らかにしている。

孫氏は「逃した魚を語っても仕方ない」と振り返った。

(2024年8月16日号掲載)