愛犬の恋とテレビ裁判 チーフ君は2メートルもある家の塀を飛び越えて、愛しのチェルシー嬢の元へ一目散。ひと時の逢瀬を楽しんで、ご帰宅になった。 数日後、裁判所から訴状が届けられた。チーフ君がチェルシー嬢を妊娠させてしまったのである。飼い主の言い分は「リトリバーとラブラドールの混血のチーフ 君が父親では、金髪の血統書付きゴールデンリトリバー、チェルシー嬢の子供を1匹 300ドルで売ることができない。故に、我々は予定していた収入を失ってしまった」とのこと…。子犬は12匹生まれるらしく、家の被害も含めた計 4,179ドルの損害賠償金を支払えという。 訴訟の国アメリカならではの話かと思っていたら、滅多にない訴えらしく、後日、テレビ局から電話があり、何と『ピープルズ・コート』の TV裁判で取り上げられることになってしまった。かくして、我がダンナ様はしぶしぶ、ハリウッドのテレビ出演と相成ったのである。 ヨーコ・コニフ |