▽ “Stay at Home Order” から学んだもの、再認識した価値がある。外向きの不要不急を控える=内向きの不要不急を充実させる。つらつら思うに、社会的イベント (仕事) は人生の意義 (矜持=きょうじ) を高めてくれる。一方で、生活上の些細なこと、日常の繰り返しを真摯に続ければ、人生の意味 (幸福) を与えてくれる —— と。▽幼少の頃、好きだった時間帯は夕飯前の日没前後。夏の黄昏 (たそがれ) は “西方浄土” を思わせる美しさで、昔で言う “逢魔が時” (おうまがとき) の西日の中に “物の怪” の存在すら感じた。外出禁止令でゆっくりと夕焼けを眺めていたら、半世紀ぶりにあの感覚がよみがえった。夕刻といえば、食事の支度に忙しい母の姿と、白米が炊き上がる前の湿り気、味噌汁の風味を嗅覚で感じる (コロナ感染は味覚も消える?) 家庭的な優しさに浸れる時間だった。至福の時を取り戻したい!「オレも食事の準備に時間をかける」と宣言したら、返ってきた言葉は 「麻婆豆腐とチゲ鍋しかないレパートリーを何とかしなさい」。▽新婚時代、帰宅したら部屋中にカレーの匂いがしていた。「今夜はカレー!」と思ったのに一向にカレーが出てこない。別の日はハンバーグの匂い。「今日はハンバーグ?」… 出てこない。ゴミ箱にレトルト食品の空き箱。夕食前に妻が一人で食べていた。 (SS)
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▽福島県会津の米作り農家に生まれた。親類縁者が一緒に暮らす茅葺 (かやぶ) き屋根の家には、竃 (かまど) があって、女衆 (おんなしゅう) が料理の煮炊きをしていた。味噌や醤油を仕込んで、ごく当たり前に自給自足で暮らしていた。納豆、卵かけご飯、いなごの佃煮など、食事は質素だったけれど、盆や、正月、冠婚葬祭にはお膳からあふれんばかりの料理が並んだ。古き良き日本の原風景とも言える里山の暮らしがそこにあった。▽6歳の時、一家揃って千葉に移り住んだ。昭和30~40年代の高度成長期、新天地の習志野には団地が造成され、テレビ・冷蔵庫・洗濯機の「三種の神器」が急速に普及した。近くの教会の牧師夫婦に教えてもらったサンドイッチを家族に振るまったら、とても喜ばれ、以来、和食は祖母、洋食は自分が担当するようになった。その後、炊飯器、レンジ、冷食、インスタントなど、キッチン革命の恩恵に預かり、料理のレパートリーがどんどん増えていった。▽旦那が成人病になりかけた時から食事療法を続けている。炭水化物をあまり摂らないようにして、豆腐、きのこ、野菜、魚が中心の献立。毎日、超手抜き料理のオンパレードだけれど、できるだけ、故郷の一汁三菜を真似て出している。「人は食べたものでできている」。 心と体、そして未来をつくるのは、愛情が隠し味の日々の食事なのかもしれない。 (NS)
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美味しいものを楽しい人とゆっくり時間をかけて食べるのって大事だよね。でも、お互いのスケジュールに合わせて食事することは、そんなに簡単ではないと思う。いつも「今度ランチしようね」と、何人かのサンディエゴに住んでいる友達を誘っているけど、結局、年に1回しか会っていない or 全然会ってないことになってしまう。逆に、母国台湾の友達か、第2の故郷東京の友人と食事する回数の方が多かったりして——。何でだろうね? 近くに住んでいるといつでも会えるから、会うことにそんなに “頑張らない” ?? 違う国だと普段なかなか会えないので、必死に時間を調整して、努力して会えるようにするかもね。人間って面白いね。食事だけじゃなく、いろいろな意味で。。。知らない人に少しでもヘルプしてもらえたら、感謝の気持ちでいっぱい!毎日一緒にいる家族がヘルプしてくれたら、当たり前と思ってしまう!食事についても、生活上でも、もっと周りの人々のことを考えていかないといけないなぁ〜と実感している。 (S.C.C.N.)
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yoko 10代の頃、お菓子づくりにハマって以来、時間があるとデザートを作る私。夫はアメリカ海軍の料理人だったのでベーキングが得意。お義母さんは何でもスクラッチから手作りする人。お義母さんの弟 (夫の叔父さん) は元レストランシェフでいつも料理をしている。こんな家族なので、夫も私も普段から料理やベーキングを楽しんでいた。よく作っていたのは、クッキー、パイ、ケーキ、マフィン、カップケーキ、ピザ、ディナーロール、フランスパンなどだが、今回、コロナウイルスの影響でレパートリーが増えた。イースト菌が手に入りづらくなったので、自家製酵母 (サワードウスターター) を育ててみた。結果、サワードウ菌でパン、パンケーキ、クラッカーが焼けるようになった。最近では、毎週末にサワードウブレッドを焼いている。さらに、ステイアットホームになってから、友人がいろいろなものをベーキングしているので、レシピを教えてもらった。そのうちのひとつ、プレッチェルは子供たちに大人気だ。今度はベーグルも試してみたい。(YA)
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reiko-san
▽コロナ危機が始まり、家で大半の時間を過ごすようになって、我が家の食事事情に変化が起きている。いろいろなものをスクラッチから手作りするようになった。ベーグル、ソフトプリッツェル、ピザ、サワドーブレッド、クラッカー。作り始めてみたら、案外簡単で、美味しくて、びっくり。私が子供の頃、天然酵母のパン作りに夢中になり、庭に大谷石 (おおやいし) で釜まで作ってしまった両親。あの頃は、パンは美味しくてよく食べていたくせに、早起きして、なんでそんなに大変なことをわざわざやるのかと冷めた目で見ていた。遅まきながら、両親がハマった楽しさに目覚めつつある。▽娘がそろそろ離乳食を始めるという頃。育児エッセイや育児書などに感化され、一から手作りしたものだけを与えるぞと意気込んでいたら、実家の母がさらっと言った。「今は、瓶詰めやパウチに入ったベイビーフードも健康的で、美味しいものがたくさん出ているみたいだから、手作りが一番と思い込まず、出来合いのものも大いに活用した方がいいよ」。言われた時は、なんでも手作りしていた母がなぜそんなことを言うのかと思ったのだが、実際に離乳食を始めて、母のその言葉にどれだけ救われたか!実体験を通しての母の心からのアドバイスだったんだろうな。手作りは楽しんで、でも苦痛になったら意味なし! (RN)
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suzuko-san 食事は我らの健康を保つ上で、最も大事な要素である。いわゆる、食べる薬。故に 「何を食べるか」 は心して選ばなくてはいけない。最近、巷で騒がれているのが「糖質制限」。甘いものや、炭水化物を控えて、蛋白質や野菜、海藻類をバランスよく食べるというもの。私は若い頃から、米を積極的に食べない。甘いものも、23歳でお酒を飲み始めてからは「自分でスイーツを買わない」主義を貫いている (もらえば、時々食べてしまうことはあるが)。特に、夜はほとんどと言っていいくらい、目に見える炭水化物やデザートは口にしない。朝食はカフェ・オーレとフルーツ、ヨーグルトを一口。ランチには麺類やカレー、パスタなど炭水化物は食べるが、いずれも野菜の量はたっぷり。夕食は、韓国料理式バンチャンよろしく4~6種類のおかずを小皿に入れて、それをカロリー少なめの赤ワインで食べる。これを数十年変わらず続けている。故に大病もせず、体重も変化せず、日々毎日を元気印で過ごせている。それが証拠に、この国に来ての20年は健康保険を持たずに生きてきた。医者さまの顔を見ずに済んだのは、この食事スタイルのおかげ、と自負をしているのだが!しかし、しかし、最近の検査で糖尿病の入口と診断され、が~ん!私の食事神話が崩れた一瞬であった!(Belle)
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jinnno-san いろいろなお店の再開事情に制限ができちゃったね。外の様子を見に散歩していたら、なんと!日本ではありえん光景が!(笑)。バルボアパーク辺りの芝生エリアでは、パラソル立てて、ビーチチェアに水着姿で本読んだり、敷物にビキニ姿で仲間で座って、何かドリンク飲んだり (なんだ?笑)、みんなで食事したりと、昼下がりのピクニック状態。ここはパシフィックビーチ?!(笑) 米人のそういう遊び方の突拍子なさってスゴイわ。日本ならビキニ姿で公園で遊んでたら、通報でしょ (笑)。いやいや、ニッポン人も突拍子なさでは負けてないわ、というのを YouTube で発見してしまった (ステイホームで YouTube 人気度上昇中 笑)。こんな、目ん玉が飛び出るようなワイルドで衝撃的な笑える食事法は初めてよ!沖縄の仲間たちが無人島で過ごしたら、みたいな内容なんだけど、モノはない、道具はない、あるのはナイフ、漂流物、草木や周りの海だけ。歩き過ぎて腹ペコ状態の中、タコを捕まえた。それ、どうやって焼いて食べるの?と思いきや…そのままかじった!(笑!) かじって食べるんだけど、タコの足が顔にくっついて食べにくい!(タコにはわるいけど、この時点でわたしは大爆笑!)。ワイルド過ぎて、この食事法はマネできないわ (マネするつもりだったの?笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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知り合いや友達との雑談の中で、夫が料理をするかどうか聞かれることがある。もちろん夫は仕事上、料理は得意である。はっきり言って、私より手際も良い。こういうことを言うと、みんな口を揃えて「旦那さんが料理できるっていいね〜」などと言うけれど、私には正直ストレスなのだ。私からしてみれば、全く料理ができない旦那さんの方が羨ましい。きっと、何を作っても、どのくらい料理に時間がかかったのか、味付けはどのようにしたのかなんて分からないでしょうから。ちょっと凝った料理を作れば、きっと「スゴい!」と驚くだろう。レトルトや冷凍食品をこっそり出しても分からないだろう。たぶん。でも、夫の場合、まず何を作っても、だいたい調理・料理の行程が想像できてしまい、さらには料理の味付けを聞いてきたり、私のオリジナルレシピなのか、何かを参考にしたレシピなのかを聞いてくる。口には出さないが「どうだっていいだろ!さっさと食べろや!」 と心の中で夫に毒づくことはよくある。料理のできない旦那さんをお持ちの皆様、私は自信を持って言えます。料理ができない旦那さんの方が家庭は平和ですよ!あぁ、ちなみに私の子供たちは夫の料理より私の料理が大好き。ヒヒヒ、母の味には勝てんのだよ、ざまぁみろ夫!(SU)

(2020年6月16日号に掲載)