▽“Clueless” をよく使う。情報不足で理解が進まないと自虐的に呟 (つぶや) いたり、トンチンカンな相手にも心の中でこの言葉を繰り返す。Clueless は90年代初めに誕生した言葉で “He hasn’t got a clue.” → “He’s clueless” と進化した。それを教えてくれたのは、当時弊社に勤めていた米人女性編集者Bだった (その頃は英語セクションがあった)。私が “I’m clueless.” と言うと、Bは “Here's a quarter, buy a clue.” と返してくる。抱腹絶倒。▽“Roadkill” は路上に転がっている野生動物の死骸。80年代末に登場した造語が転じて “役立たず” という俗語になる。Bは “If I don’t get this column to my boss by 5pm, I’m gonna be roadkill!” 「5時までに記事をボスに提出しないと、オダブツだわ!」と叫んでいた。当時は締切厳守が徹底していた。(今では『閑談』の締切日を守ってくれるスタッフが少ない) ▽最近はポートマントー (Portmanteau) と呼ばれる、2語を組み合わせた表現が面白い。新聞のマンガ欄で目にした “Soquid” は “固体とも液体とも言えない” スムージーのような飲み物を意味している。Solid+Liquid の混成語らしい。ティーンエイジャーを発生源とする新語を使うには、歳を取りすぎたか・・・。 (SS)
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▽「ボーっと生きてんじゃねえよ!」。NHK雑学クイズ番組「チコちゃんに叱られる!」のMC、チコちゃんが発するシュールな決めゼリフ。このフレーズ、一度聞いたら忘れられない。NHKらしからぬ無礼さがツボ。5歳のチコちゃんに毎回、叱られることで改めて気付かされる。知っているつもりで、知らないことが世の中にはたくさんある、ということに。▽「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」。日本電産創業者、永守重信さんの熱い言葉。小さな会社を世界シェア1位のモーターメーカーに育てあげた気迫を感じる。久しぶりに厳しい上司に説教された気持ちになった。「やることリスト」がいっぱいになると、このフレーズを口ずさんでいる。▽「自分を不運と思うな! 幸せだけの人生などない」。前妻を病で失った伊集院静さんの本のタイトル。愛する人と別れ、大切な家族をなくし、夢破れ、道を失っても、病床でも、またいつか、違う幸せを手にする。震災で全てをなくした福島の友人から「また頑張るね」とLINEが入ってきた。ゼロからのスタートだ。人間は泣いてばかりでは生きられない。自分を不運と思わずに、笑って泣いて、笑いたい。(NS)
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sheau-ching-san.gif 10月末に父が13年ぶりに台湾からサンディエゴに来た。わずか2週間の滞在だったけど、本当に楽しんでもらえたようで何より。父はサンディエゴの気候が好きで、私たちの新しい家も気に入ってくれたし、いろいろな所へ行けたことも嬉しかった! ネットで台湾のニュースが Live で観られることにも感動していた。滞在中、父は毎日のように、台湾・高雄市長の選挙のニュースを観ていた (私も一緒に観ていた)。しかし、国、文化、人柄によって、選挙のやり方が全然違う。気になっていたのは、どの候補者もスピーチの時、必ず 「好不好 (ハオブーハオ) ?!」 (日本語では "いいのか?!")と観客に問い詰めていたこと。どのチャンネルを観ても、激しい選挙戦を繰り広げていると「好不好?!」「好不好?!」が出てくる。私は母国・台湾を離れて30年以上になるが、もしかしたら「好不好?!」は台湾の政局を象徴する流行語になっているのか?と思う。アメリカも最近、政策上の対立がいろいろと激しくなっているけど、台湾の政治論争の激しさには及ばないかもね (笑)。(S.C.C.N.)
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yoko 日本では、年末になると、その年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた言葉が発表される。日本のテレビは全くフォローしていない。ニュースはネットでヤフーニュースを読むぐらい。ノミネート語を見てみたが、ほとんど知らない、意味が分からない。日本に住んでいた時から、流行語は使わないし、興味もなかったので、日本から離れていると、ますます分からない。「私の流行語」もない。私には、流行語もブームも特にないが、息子のブームはどんどん変わっていく (増えていく?) のが面白い。4才の娘は「ソフィアザファースト」「フローズン」「ラプンツェル」「カリコクリッターズ」などなど、プリンセスや細々としたものが好き。これはあまり変わらない。息子、6才男児はまずミニカーからポリス関係がマイブームになり、バットマン、スーパーマンが来て、その後、鮫にハマり (サメの種類に詳しい)、アーミー関係に移り、ジュラシックワールドと恐竜が好きになり、今は宇宙とスターウォーズにハマりつつある。興味が次から次へ変わるから、それ関係のものが増えて大変だ。 (YA)
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reiko-san 10歳の娘の受け答えが定常化し、我が家の流行語的なものなっているのがいくつかある。△上 (うわ) の空の娘に、びっくり仰天するようなことを言うと、最初は「Okay …」と気のない返事をし、数秒の間をおいて「Wait, what! ?!?」となる。これが、彼女がよくやる最近のパターン。彼女の「Wait, what?」が聞きたくて、わざと面白おかしいことを言って喜んでいる変な親。△「今日、学校どうだった?」と聞くと、必ず「Good.」と返してくる娘。毎日毎日同じ答えなので、「Goodじゃなくて、他のことばでお願いします」と頼んだら、「Awesome.」 だそうな。何を聞いても 「Good.」と返し、ニヤッと笑う。「Bad. Awful.」じゃないだけ良いということにしておこう。△Yes、Noで答えられそうな質問を娘にすると、ちょっと前なら 「Yes.」か「No.」で答えていた娘。最近は「Maybe.」と返してくる。多分ね、なんて何と大人びた返答。まだまだベイビーと思っていた娘は、体だけじゃなくて心も日々成長しているのだと実感する、今日この頃。 (RN)
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suzuko-san 「それ、いいよね」の代わりに「それ、いいじゃん」。「行ってみたいよね」の代わりに「行ってみたいじゃんね」。~~じゃん言葉。いつのころからか、私の口からよく出るようになった。私は広島県福山市の生まれで、18歳で上京した後も 「~~じゃん」言葉は使っていなかった。その後、東京に27年間住んでいたが、「じゃん」言葉を使っていた記憶はない。では、いつのころから、しょっちゅうこの言葉を使うようになったのか、は全く記憶にない。サンディエゴに移り住んだ当初にも、この言葉は使っていなかった。全く意識しないうちに、徐々にこの方言が私の中に侵入してきたらしく、気がつけば、発する言葉の語尾は「じゃん」だらけ。調べれば、「じゃん」は横浜が発祥とも、静岡だ、山梨だ、いや愛知だと諸説ある。サンディエゴで出会った友達の口からは、私ほどは「じゃん」は聞こえてこないのに、それらの地とは縁もゆかりもない私がどうして? 私の中での、この最近の流行語が、なんと私の日本語の家庭教師の生徒 (全くのアメリカ人) に移ってしまい、金髪、青い目の10歳の女の子から、「先生、それ、いいじゃん」などと言われると、やばい!と思ったりする。気づかぬうちに連発。それが彼女の語彙集に加えられてしまったのだ。気をつけねば! (Belle)
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jinnno-san 「いちゃりばちょーでー」。沖縄に行くまでは聞いたこともない言葉で、海外に来た気分だった 笑。一風 “ちょーでー” 部分が名古屋弁なんだけど、飲み屋で知り合った地元ラジオDJのお姉さんに教えてもらい、あまりに外国語すぎて (笑) リピート・アフター・ミーできなかったから、彼女の声を録音して後でググッたら、沖縄のどこかの町名か何かの調停?と思っていたのに、意味が超違ってた 笑。“一度会ったら、皆兄弟”。このむんずかしい単語、ウチナーンチュはほんとーに普段使ってるの? そして、今月のわたしの流行語は (え、コレじゃなかったの? 笑・・え? 今月? 笑) “学ぼう沖縄!” (← 流行語じゃなくて、目標だろ 笑) これが目標だなんて沖縄県民の方々が知ったら、今さらブって笑われてしまうかもだけど、とりあえず沖縄に両親が定年移住した友達が、自分用に持ち帰ったお土産のビール用の陶器製のヤンバルクイナの絵のコップを、沖縄ファンになったあたいに「割れてるけど使ってね」 (割れてるの人にあげる? 笑) とくれた。そのコップを愛用している (説明ながっ 笑)。けど、ほっておくと、ビールがもれなく漏れる (余談もいいとこ 笑)。また年始に訪問予定しておりますので、沖縄ちゃん、待っとってちょーよ! (名古屋弁ね 笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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▽15歳と13歳の息子は携帯を所持している。学校のお知らせもテキストで携帯に来るらしい! 毎日、友達とグループテキストをしていて、一度上の子の携帯の画面に “New Message 36” とか表示されていた時には、本当にビックリした。もちろん、私ともテキストをする。時々、意味不明なテキストが送られてくる。テキストの返事が「NP」。は? 「NPってどういう意味?」とテキストする。「No problem」と返ってきた。お~なるほど。そしてまた「NVM 」というテキストが。は? 何ですか? 「Never mind 」だとか。そしてまた「k」。何なのよ~?「Ok」の意味だそうだ。「O」を略してしまうくらい、君たちはレイジーなのかい? 理解不可能な若者の流行語。▽うちの家庭内の流行語。私:「早くして!」「用意できた?」「もう、チンタラしてんじゃないの?」「宿題やったの?」「少しは片付けててよ~」「忘れ物ない?」「ゲームとか YouTube ばっかりやってるんじゃないの!」。息子たち:「はいはい」「うるさいな~」「後でやるよ」「ほっといてよ」。ネガティブな言葉ばっかりだけれど、『流行語』っていうと、少しポジティブっぽい雰囲気になる? (IE)


(2018年12月1日号に掲載)