自分は集中力を備えているが、要領を得ていないのか、いつも時間が足りない。必須事項を優先的に片付けても、必死に時間を追っている感覚が常に付きまとっている。毎日が忙殺の極限にあるとは思えないのに、興味が多岐にわたってしまうのか、生まれながらに不器用で非効率な人間なのか ―― 。いずれにしろ「無駄の多い人生」かもしれないと自己嫌悪に陥ることもあった。そんな悩みを解消してくれたのが『パレートの法則』だった。イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した別名「80対20の法則」。例を挙げると、高額所得者トップ20%の合計収入が全体の80%を占める (高額納税者の上位2割が総税収の8割を納めている)。20%の社員が会社全体の売上80%を稼ぐ (優良企業でもこの比率に近いらしい) などなど。大いに共感できたのは、働く時間の実質20%で仕事の80%が終わっている (そもそも実務時間の8割は効率が上がらない)。無駄の真意ここにあり! 集中力が最大効果を発揮するのは短時間で、残りの長時間は必然的に要領が悪くなる。そこで標語を作った。「効率主義必ずしも効率的にあらず。意味のない無駄もなし」。ピッチが上がらない時は、このキャッチワードをお題目のように唱える。 (SS)
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▽祖母は渋柿の皮も無駄にしない人だった。「栄養は皮にあり」などと言ったことはなかったけれど、漬け物にしたり、煮物に使ったり、天ぷらにしたり、ほのぼのとした甘さが絶品だった。残り野菜で日持ちのするおかずを上手に食卓に出していた。祖母の「もったいない精神」を忘れてしまったら、それこそ「もったいない」とつくづく思う。▽先日、長年使っていたプリンターを捨てた。「修理しても高くつくから、買った方がいい」とリペアショップで言われた。「修理すればまだ使えるのになぁ」と思いつつ、捨てざるを得ないモノがやたらと多い。そういえば、子どもの頃、鋳掛 (いかけ) 屋といって、鍋、まな板、包丁、はさみ、傘などを直してくれる行商の職人さんがいた。限りある資源を無駄にしないための取り組み『3R = reduce, reuse, recycle』が叫ばれているけれど、何でも安く修理してくれる “現代のいかけやさん” がいてくれると、地球にやさしくなるのになぁと思う今日この頃だ。▽還暦を過ぎて振り返ってみると、自分の人生は寄り道だらけだったような気がする。でも、そんな無駄とも思える寄り道のお陰で、話のネタがグーンと増えた。親友もできた。自分に正直になった。人生の目的にも気づかせてくれた。何だか、行く先々でたくさんの宝物を拾ったような気がする。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 無駄にすることが大嫌い!《食べ物編》自分が作る時でも外食の時でも、残さずに食べるのは当然だと私は思う。でも、周りを見るとそうでもないみたい。何故か少しだけ残している人が多い!「食べ物を無駄にしないで!」と、その人たちに言いたい!《時間編》自慢じゃないけど、いろいろなことを同時にするのが結構得意。例えば、食後の食卓のお皿は大きさと形でまとめてからキッチンシンクに入れると洗いやすいし、片付けの時間がかなりセーブできる。お皿を一つずつ食卓に運ぶ/片付けるのは時間の無駄!《金銭編》ディールが大好き! 同じものをもっと安く買えたらと思って、どの店でもとりあえず "Clearance Sale" セクションへ直行。無駄というよりも、お金のセーブかなぁー。《エネルギー編》私の庭の除草作業は手作業が多い。しゃがんだ状態で何時間も続く。それをいつも見ている旦那は「またエネルギーを無駄にしている。草刈り機でやれば、10分で終わるのに」と言われる。無駄をしたくない私なのに、聞かずに一人でずーっと作業を続けるのは、根性あるよね (笑)。(S.C.C.N.)
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yoko 小学1年生の息子はチャータースクールに通っている。プロジェクトベースで学習をする学校なので、学期ごとに変わる題材を生徒たちがリサーチ、体験、制作して、学期末の Exhibition で発表する。きゅうりのピクルスを作って学校で販売したり、惑星について学んで、アートワークを作ったり、蟻のプロジェクトでは、フィールドトリップで実際にいろいろな種類の蟻を捕まえて、研究結果を発表したり等々、なかなか面白そうだ。今、行なっているのは「Vermicomposting (ミミズコンポスト)」のプロジェクトらしい。クラスにミミズの入ったコンポスト容器を置き、ランチの残り物など入れているようだ。「家からも何か (コンポストに) 入れられるものがあれば持ってきてください」とのことなので、最近息子は、ジップロックに入れたコーヒーかすやシュレッダーの紙くずと共に登校している。家で出る生ゴミも無駄にしないで、資源として生かすことを学んでいる。子供たちが環境教育に取り組んでいくのはとてもいい。うちも見習わなくては! (YA)
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reiko-san 我が家の庭の金柑の木が、1〜2年おきに実をつけるのだが、今年も大豊作。今まではそのまま食べるだけ。酸っぱいし、私たち家族だけではとても消費しきれないので、友人やご近所さんにおすそ分けしたりしていた。それでも取りきれない実もたくさんあって、腐らせてしまっていた。今年は一大決心をし、ジャムを作ることにした。ジャムにするなら種を取らないとなと気楽な気持ちで、実をナイフで半分に切り、中の種を取り出す作業を始めた。20個くらいならチョチョイのチョイだが、大鍋いっぱいの金柑の種取り作業は思った以上に時間のかかる作業だった。途中から手伝ってくれた夫と二人、種取り作業。指も痛くなるし、途中で投げ出したくなったが、せっかく収穫した金柑を無駄にしたくなくて、ひたすら黙々と作業。全部の種を取り終わり、鍋でコトコトと煮詰めて出来上がった金柑ジャムは、皮の苦味がほんの少し残る甘酸っぱくて美味しいものに仕上がった。ヨーグルトやトーストに乗せて、紅茶にたっぷり入れて、毎日手作りジャムを楽しんでいる。じつは、まだ木の上の方に実が残っている。多分、中鍋1杯分くらいはあるはず。今週末あたり、残りを全部収穫して調理しないといけないかな。種を取らずにそのまま調理できるレシピはあるかな。調べてみよう。 (RN)
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suzuko-san 旧聞であるが、節分時に食べる恵方巻の売れ残りが問題になり、今年は農水省が小売業界に作り過ぎに対する異例の通達を出した。1日限定食品の恵方巻のみならず、まだ食べられるのに廃棄されている食品ロス問題が表面化していることは事実だ。私はアメリカにやって来て、「この国は無駄で成り立っている国だ」と実感している。レストランに行って、ハンバーガーに付いてくるあのフライドポテトの量! とても食べられたものではない。それらがほとんど廃棄処分にされているのである。ああ、もったいない! 調べれば、日本での食品ロスは1人あたり年間51キロ、1日当たりご飯茶碗1杯分になるそうだ。人口が2倍半のアメリカは、なんと日本の10倍以上の食品ロスがあるという。Costcoなどに行くと、「あの買いっぷりは、何人分の食料?」と首をかしげたくなるほどの大量購入をよく見かける。それらが冷蔵庫からごみ箱へ直行している量は、推計によると3~4割もあるそうだ。ほんとにコワい! 世界にはまだ貧しくて日々の食事も満足に取れない人もいる中で、この現状を嘆かないではいられない。私は根が「無駄が大大嫌い」な人なので、食品ロスを出さぬよう心掛けているが、それでも時々はある。ごみ箱に捨てる時の切なさ! 神様、ごめんなさい!である。 (Belle)
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jinnno-san 続・検便 (シーズン4 笑) (← 今年この話題4回目! 笑) (読んでない方あしらかZoo!) ついに!2か月間挑戦を繰り返した検便2個目の採取成功! 封筒からニオイがもれるやもしれない夏になってから航空便で日本に送るのだけは、避けることができた! 笑。1か月以上前に採取して冷蔵庫にそっと隠している (もうバレてる 笑) もう1本の採取棒と一緒に出荷できる! 郵便局の伝票の “中身” の欄は、迷ったけどまた “Food” 笑。触るのも嫌っていた同居人に出荷をお願いした (笑)。また結果が血便だったら嫌だな、と結構ドッキドッキ心配しながら1週間。針のムシロとはこのこと? (意味合ってる? 笑)  そして、おそるおそる、地元の林医院に電話をし、結果を聞くことに。。林先生が「あー、結果でましたけどどうします? お母さんに来てもらいます? それか電話で言いましょうか?」・・おそるおそる「電話でお願いします」。林先生は淡々と「今回は血便ありませんでした」。おお ーー! よかったー! すると「お母さんに来てもらいます?」。「え? まだ結果があるんですか?」・・心配!「料金1,400円です」。なにそれ、やすー!(笑)。2か月以上にわたる検便騒動も1,400円で決着がつくとは、心配してお酒を控えたのは、無駄だったわー (笑)。(え、そこ?!爆)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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私の母親はいつもこう言っていた。「今、何かをしている間に、次に何をするか考えなさい」。そう教わった私は、いつも時間の効率化を意識している。いつも同じルーティーンだと時間をうまく使いやすいのだが、突然の状況変化が起こると頭を使わなくてはいけない。上の息子の高校スポーツシーズンのスケジュールや下の息子の学校半日、旦那の出張、突然の息子たちの病気、もっと嫌なのが車の故障など。誰もが経験していて、上手に状況をこなしていく人もいるだろうが、“いつでも効率化” と育てられた私には、突然の変化はかなりのストレス。そして以前にも述べたが、息子たちのスイミングの練習の待ち時間が1週間約20時間。さて何をする? 車の中で寝て過ごすなど自身が許さない。ウィンドウショッピングなど行ってしまったら、貧乏まっしぐら。なので、ジムに行きシャワーまで済ます (水道代セービング)、グローサリーショッピングを済ます、WiFi がある図書館でできる仕事をする、家の事務的なことを済ます・・など、時間が無駄にならないようにアレンジしている。しまいには、裁縫道具を持っていって、図書館で穴が開いた洋服を縫っている私。与えられた1日の時間は万人平等。これからも日々精進で頑張ろう。 (IE)


(2019年5月1日号に掲載)