July 2, 2025

最近のマイブーム

▽幼少期から虫歯に悩まされている。歯科医院で歯石除去をした時に9本見つかった。“ You have a sweet tooth, don't you? ”(甘党だね) とドクター。(いえ、酒を飲まない辛党です) この10年、健康上の理由から糖質制限を続けて甘味とは無縁の生活。それでも虫歯に。電動歯ブラシ、口腔高圧洗浄器「Jet Washer」、マウスウォッシュ「Listerine®」、高濃度フッ素配合リンス液「Pro-denRx®」など、虫歯予防製品を片っ端から試している。マイブームというより切実な対策。子供に説教するようにドクターが私に歯磨きの指導を行う。傷つく自尊心。“ Stop eating too much candy! ” だから、食べてないって! ▽スパイス好きな私の最近のブームは世界最強激辛といわれるメキシコの「ハバネロ」 。辛さは日本の唐辛子の5倍! 強烈な辛味とフルーティーな香りが絶妙。それでも日本の唐辛子に回帰していく私。「七味」は黒胡麻、白胡麻、山椒、ケシの実などの風味が効いた最高級の香辛料。ストレートで勝負する「一味」も捨てがたい。私は蕎麦、味噌汁に真っ赤になるまで掛ける。買い置きしていた七味と一味を一袋にまとめられているのを発見! (※×@≒%!!)   犯人は分かっている。七味 + 一味 = “八味” になるくらいにしか思っていない、あの人だ。 (SS)
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▽最近、手作り野菜チップスにハマっている。かぼちゃ、サツマイモ、にんじん、ビーツなどの野菜を薄くスライスして、フライパンで煎るだけ。電子レンジやオープンも試したけれど、フライパンに落ち着いた。油や塩は使わないので、とってもヘルシー。サクサクパリパリ、野菜不足を解消できる美味しいおやつにゾッコン。▽30年ぶりにオフィスが移ることになったので、断捨離に励んでいる。作業工程が手作業からデジタルに変わり、いらないモノだらけ。思い入れが強いモノもあるけれど「お疲れさま」「ありがとう」と言葉をかけて、ドンドン捨てている。▽インターネットなんぞ触ったことがないという80代の知人に「人探し」を頼まれた。冥土の土産に、音信不通の同級生に会いたい、とのこと。検索エンジン、SNS、人探し掲示板を駆使して、見事に探し当てることができた。「難しいことは分からんけど、便利な世の中になったもんだ」 と喜んでくれた。ついでに、かつての友人、恋人、先生など、ネットで人探しをして楽しんでしまった。▽近頃、スマホで本を聴いている。ジムで走っている時や料理をしている時などに最適だ。ビジネス書や自己啓発本をセレクトするとモチベーションがグッと上がる。「老眼」もなんのそのと喜んでいたら、「いつか耳も遠くなるぞ」と旦那が叫んでいる。余計なお世話だ。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 掃除するのが好きというワケじゃない。汚いのとメッシーなのが嫌いだから、いつも掃除と片付けをしているわけ! 計画するのが面倒で、やりたくないけど、時間を無駄にするのも大嫌いなので、頭の中でいつも次のステップを考えている。ジョークを言うのは得意じゃないけど、周りの人々をリラックスさせるために、会話しながら冗談も言う。料理をするのも外食が高いためで、自炊することが多い! 結果的にほとんど毎日料理をしている。このようなことは永遠にやらないといけない=永遠のマイブームかなぁ〜。でも、本当のマイブームは運動すること! ジムへ行き始めてかれこれ9年になる。最初は汗をかかない体質を、何とか運動で改善しようとの目的で通い始めた。そのうちに楽しくなってきて、お友達も増え、今はいろいろなクラスを取って楽しんでいる。このマイブームは何年経っても、年を取っても、ず〜っと続けたいと思っている。そして、大好きなクラスの先生たちがやめないように祈っている! (S.C.C.N.)
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yoko 手芸、ソーイング。手芸は子供のころから好きだった。小学生のころは「手芸クラブ、刺繍クラブ、木彫クラブ」など、主にものづくり文化部に入っていた。フェルトのマスコット、ビーズのマスコットからスタートし、ボア生地を使った縫いぐるみ作りが好きになった。高校生の頃もテディベア作りにハマっていたが、アメリカに留学し、忙しくなり、止めてしまった。就職し、数年経って、時間と気持ちに余裕が出てきてからテディベア作りを再開したが、続かなかった。その後、子供が生まれ、趣味に時間を取っている場合ではなくなった。5年経ち、子供たちにそれほど手が掛からなくなり、自分の時間が持てるようになった。今ハマっているのは、テディベア作り、刺し子ふきん、そして小さな人形の服作りだ。今まで専ら作るのは縫いぐるみばかりで、洋裁には興味がなかったのだが、服作りの面白さを発見した。小さい服だと手縫いでもあっという間に出来る。ギャザーの寄せ方、袖の付け方、糸ループの作り方などを学んだ。さらに、5才の娘が喜ぶ。娘と一緒にたくさん出来た人形の服で着せ替えごっこをして遊べる! 暫くはこれにハマっていそうだ。 (YA)
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reiko-san 私は酸っぱいものと辛いのものが大好きだ。梅干し、酢こんぶ、キュウリとワカメの酢の物は子供の頃からの好物。キムチ、ソムタム(青パパイヤのサラダ)、スンドブなども大好き。タコショップでは、何種類もあるサルサを片っ端から試したくなる。酸っぱいのと辛いのが混ざり合った食べ物も大好き。日本のラーメン屋さんに行くとどこでも大抵メニューにある酸辣湯ラーメンも大好きなのだが、ここサンディエゴでは、あの私の好きな日本の酸辣湯ラーメンを出すお店を見つけることができない。家で、どこの店でも売っているあの辛ラーメンを作って食べるとき、刻んだピクルスを加え、さらにお酢も少々加えて煮込んだら、あらら、酸辣湯ラーメン風に変身! とろみをつけたら、きっともっと酸辣湯に近づくんだろうな。これが今の私のブーム。そして、ちょっと前に友達の家で食べさせてもらってハマってしまったのが、Trader Joe’s の Chili & Lime Flavored Rolled Corn Tortilla。辛くて酸っぱくて、一度食べ始めたら止まらない。でも、私の胃腸はもう若くなく、食べすぎると、後で大後悔必至のマイブームなのである。 (RN)
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suzuko-san 私は、基本的に「音」が好きである。目を使って楽しむ文字よりも、耳を使って音を楽しむ方がリラックスできるのだ。朝起きると、一番にTVでニュース。そのうちに YouTubeで音楽を聴き始める、というのが日課。このYouTubeは、一旦聴きたい曲、好きな歌手を入れれば、あとはほぼ永遠?にその歌手、あるいはそれに関連した曲が流れ続ける。「音」好きな私にとって、こんな便利なツールはない。レコードやCDをかけ替える手間も要らないのだから。というわけで、YouTube様様であるが、その内容は、少しずつ変わっていく。最初にハマったのは中島みゆき。そしてアンドレア・ボッチェリ。その次は British Got Talent からポッと出て、一躍世界の歌姫となったフツーの、ちょっとデブったおばちゃん、スーザン・ボイル。姿かたちはどうであれ、あの澄んだ声は癒される! そして今の今ハマっているのが、プエルトリコ人の、グラミー賞を5回も受賞しているルイス・ミゲール。ラテン・ポッポスの歌手である。BGM的に勝手にコンピューターに取り付けたスピーカーからかかっているだけなので、曲名も何も知らないが、彼の歌うバラードの数々は私のテイストにぴったり! もう既に2〜3か月毎日聴き続けている。さて、このマイブーム、いつまで続くことやら …。 (Belle)
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jinnno-san 最近ではないし、ベタなんだけどー、料理すること!&美味しいものを食べること!(ベタ過ぎる~ 笑)。買いだめはしないポリシー、なので、ほとんど毎日食材を求めてお買い物。和食を作るときは、とある日系スーパーに (固有名詞は出さないけどさ、買うのはこのお店一筋。笑。ほぼ毎日通う ← お店の方が読んでくれていたら、絶対誰だか分かるほど! たぶん 笑。わたしだよー! わたしぃー! 笑)。和食以外の場合は、家の裏を歩いて30秒のローカル店。夜11時まで開いているので “トマト1個いるわ ” という感覚 (間隔も 笑)。で、1日3回など (笑) ひんぱ ーー んに行く。笑。その店があたいの冷蔵庫 (笑)。美味しいものは、、そのために旅行する! 笑! フォーを食べにベトナム、パエリヤを食べにスペイン、そして最近はミートスパゲティー好き過ぎて、イタリアへ~ 笑! (作れるじゃん 笑)。本場のお味は! う・う・うま過ぎる~!(やっぱ作れねー 笑)。次はピリ辛台湾料理かなー、なーんて、、。本当のマイブームは、、最近知ったテレビ番組「なるみ・岡村の過ぎるTV」笑! 人々のXX過ぎる日常を徹底調査~。知らない方はぜひ検索を~。あ、でも、わたしみたいに面白すぎるから夜中まで見すぎないよーに (結論、マイブーム:過ぎる~ 笑)。(“べた” の意味が分からない人は、過ぎるTVご覧あれー 笑)。
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①食べ物。ある食べ物にはまると、そればかり毎日食べ続ける。若い頃は、ワサビチップス、エッセル スーパーカップ バニラアイス、FamilyMart のつぶあんぱん、セブンイレブンのあんこ&バターコッペパン、etc。近年は、セロリ&マヨネーズ、シラントロ、超Firm豆腐、魚肉ソーセージ。で、今のマイブームは『高野豆腐』。普通に作るのではなく、高野豆腐をトロトロにする方法で食べる。これがおいしくて、今、毎日食べているマイブーム。そして毎回、ある日突然に飽きてマイブームは終わる。②ブルーレイ。実家の父親がせっせと日本の番組を録画している。私の好みは別で、彼が私に見せたい番組ばかりだ。しかし忙しい毎日、リビングルームのテレビの前に座る時間などないのが現実だ。1日4食作る、料理嫌いの私のためにキッチンにテレビがある。そしてなんと! 1か月前にBlu-ray Playerまで付けちゃいました! 父親がせっせと録画してくれていたBlu-ray Diskを見始めている。一昨日に 『軍師官兵衛』を終わらせた。今、 『天皇の料理番』 を見始めている。楽しい! お父さん、ありがとう! (IE)


(2019年10月1日号に掲載)

点と線

(*食事中の方は内容ご注意。あしからず) 小学校時代の聴力検査。「ピッ」 という短音と 「ピー」 という長音に強弱をつけながら発信し、 微弱音をどこまで聞き分けられるかをテスト。発信音は電気的な振動としてオシロスコープのスクリーンに表示され、児童たちの反応を見て聴力が判定される。私の右耳は何も聞き取れず、スクリーンの前に来るように言われた。短い音は「点」、長い音は 「線」として点滅される画面を見ても何も聞こえず、右耳は 「重度の難聴」 と判断された。専門病院で点と線のスクリーンによる再検査が行われた。 やはり私の右耳は音をキャッチできない。元気をなくした私に、耳鼻科の先生が笑いながら「耳垢だよ」 と告げる。私の耳垢は “湯葉タイプ ” で、皮膚が線状に薄く剥けて耳の穴に詰まり、全体に膜のように固まる 「耳垢栓塞」 となり、聞こえなくなった。右耳に用液が注入され、固まった大量の耳垢をふやかし、10分後に 洗い流されると、柔らかくなった耳垢が出るわ、出るわ。歓声を上げて看護士さんたちも見ていた (恥ずかしい!)。耳穴が開通した右耳の集音力は凄まじかった。病院の廊下を歩くだけで、耳の中でカショーン! カショーン! という大音響が弾け飛ぶ。全快を喜んでくれた母親の声も、ものスゴくやかましかった・・・。  (SS)
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▽東京都心をグルリと回っている山手線には、出発点も終点もないと思っていたら「出発点は品川で、終点は田端」と、会社の先輩が教えてくれたことがあった。残りの田端〜東京は東北本線や東海道本線の路線で、山手線は複数の路線の集合体とのことだ。来年は、田町―品川に「高輪ゲートウェイ」という駅が誕生する。将来、羽田空港からの電車が止まるようになるらしい。新しい点がまたひとつ増える。▽日本の鉄道は便利だ。都会では、どこへでも電車で行ける。「点」の駅を鉄道の「線」がつないでいる。でも、田舎では暮らし方が異なる。福島の実家では、車が必需品。電車で2時間のところも30分で行けたりする。都会人には理解できない快適さがある。同じようにアメリカも交通手段は車。「点と線」ではなく、縦横無尽に行き交う「面」によって経済圏や生活圏が成り立っている。▽某大学の卒業式で行われた スティーブ ジョブズのスピーチが好きだ。「点と点を最初から結ぶのはむずかしい。振り返ったときに初めて、点と点を結んでいた線が見える。だから、一見無関係に見える点もいずれは、自分の人生の中で大きな線でつながれることを信じなくてはいけません」。あらゆる経験は、決して無駄にはならない。点と点をつなげて線にするために、目の前のことに本気になって、「今」 を精一杯生きたいと思う。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 新宿の草間彌生美術館は2017年10月1日にオープンした! いつか日本の芸術家、草間彌生さんの作品を見に行ってみたい! この美術館には、世界平和と人間愛というメッセージを広く世界に伝えるコレクションが展示されているらしい。昨年のアジアンフィルム・フェスティバル (SDAFF) で初めて草間さんのドキュメンタリーを観た。彼女の細やかさ、強い意志、一つ一つの水玉の点が線となり、それが絵になり、色の鮮やかさで素晴らしい作品になっているのに本当に感動した! ドキュメンタリーによると、幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、絵を描き始めたらしい。本物のアーティストって、普通の私たちの脳の働き方、物事の見方、感じ方が全然違うよね。草間さんの幻覚や幻聴に感謝。この世の中に素晴らしい色をつける草間さんに感謝。あのドキュメンタリーを観た後、水玉に何故か不思議な愛情を持つようになった! 私って、とても影響されやすいタイプかも。。。笑。 (S.C.C.N.)
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yoko 「点と線」と言えば、星空観察。小学校のころ、理科の授業で使った星座盤。当時の私には「???」で、星座の見つけ方がよく分からなかった。星座盤では、点と点が線で繋がっていろいろな星座の形になっているのに、実際に夜空を見上げると、つなぎの線がなく、星の点々しか見当らない(当たり前)! 「北斗七星はあれだよ」と言われても、「え?どれ??」と思っていた。成長するうちに分かってきて、秋の「カシオペア座」と冬の「オリオン座」が見つけやすくて好きだった。星空観察にハマったのはサンディエゴに来てからだ。アートカレッジの自由プロジェクトで天体観測をモチーフにした卓上カレンダーを作った。制作に当たり、リサーチする内に興味を持った。友人とパロマーマウンテンへ見に行った流星群は壮観で感動した。星空観察にハマっていたころは、友人と夜空ばかり見上げていた。北斗七星、はくちょう座、ペガスス、カシオペア、オリオン、シリウス…、2人で見つける度に嬉しかった。今度は子供たちと一緒に見つけたいと思う。 (YA)
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reiko-san 「点と線」といえばモールス信号。点と線を組み合わせて、アルファベット、数字などを表現するモールス符号を使って交信する。(正しくは、短点、長点というらしいが)例えば、Aは「・ー」、Bは「ー・・・」といった感じ。映画『崖の上のポニョ』の中で、宗介と母親が、船に乗った父親と光を点滅させてモールス信号でやりとりをしている場面が出てくる。なんとも面白い会話の方法に感激した。改めてモールス信号について調べてみると、これは習得したらいつかどこかで役に立つかもしれないと思い始めた。なんらかの事情で、言葉やテキストでの会話ができなくなった時の最終手段になりうるかもしれない?あ〜でも、送信機や、宗介たちが使っていたようなライトがいるか。しかも、信号を送っても相手がモールス符号を習得していないと無意味だし。考えれば考えるほど、せっかく覚えても、実用的ではない気がしてきた。利用法として考えられるのは、娘と一緒に覚えて、秘密の会話をして遊ぶってことくらいかな。自分で作った記号をアルファベット表にして、文章を作って遊ぶのが好きな娘なら、このモールス符号表に興味を示すかもしれない。私にとっては、頭の老化現象を食い止めるためのエクササイズとして有効かもしれない。あとで娘に提案してみよう。 (RN)
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suzuko-san 「点と線」と言えば、間違いなく松本清張の長編推理小説、2つの死体(点) がつながって線になるという筋の『点と線』が真っ先に思い浮かぶ。死体でなくても、地球上の各人間を点とすると、地球上に約75億の点があることになる。それらが家族なり、学校なり、会社なり、友情なり、愛情なりでつながると線になる。そんな中、人は何十本、何百本の線でつながり生きているのだろう? 今はインターネットのおかげで、以前より遥かに多い線を持ち得ていると、容易に想像できる。私もかつて、皆がコンピューターを持つ時代ではなかった30年近く前に知り合った、3人のハンサム・ドイツ人と、現在も二重線でつながっている話をしよう。彼らとはタイのプーケットからピーピー島に向かう船上で知り合った。最終目的地がクラビ経由コサムイということで、意気投合。私の大好きな島、コサムイには私の方が一足先に着いて、後日彼らがやって来た! そして若い彼らと日本人お姉さんという4人で泳いだり、夕食を一緒にしたりと、コサムイでの時間を楽しんだ。 その後、私はこの地に移住したが、彼らがサンディエゴに来たり、私がドイツを訪ねたり…。単なる点であった個人が立派に線となって今も連綿とつながっている。線=繋がりの構図のなんと素晴らしいことか! (Belle)
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jinnno-san このコーナーにどれだけの期間携わっているのだろう。たぶん小学生が高校生に成長しているくらいは、参加してると予想している。あー!わたしの姪っ子が満星だけだったのに、那月、彩雲と増加し、ペンネームに飽きてきたわたしは、一番年上の姪のりさ子をついに採用。りさ子は社会人だし、満星は来年大学受験!? 姪っ子はサンディエゴにいないし、バレないだろうとヤツラの話をこの場によく登場させたなぁ。でも一番登場しているのは自分(笑)。まぁわたしの話なんて、だっれも気にしてないし、つまんないし読んでねぇーだろう、と。小学生が高校生になるくらい参加しているのに、未だにそう思いながら書いていてー、で、普段自分の身に起こることをそのまま書いてー、周りにも同じことを話していてー、そうするとどうなるかと言うとー、とっきどき(ときどきよ)その話している相手の方に“あーー!あーた、満星+なんちゃらなんちゃらのオバでしょう!”と指摘されることが、あーる(笑)。まさにその方たちにしてみれば、点と点が結ばれちゃった=線=あたい=このコーナーの人(笑)。これからは何を書くか、気をつけ・・・ないと…。姪の名前をシャッフルして遊んでいるの気づきました?←どーでもいい(笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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えー、点と線…。うーん?いや、何書いていいのか全然浮かばない。これはヤバい。仕方がないのでググってみましたが、松本清張の長編推理小説『点と線』ばかり出てくる。見た事ないし〜(泣)。どうしようかな〜、そういえば高校時代の担任の先生が描いていた点描を思い出した。普通によくいるおじさんの美術の先生だったが、絵はメルヘンチックで繊細な絵を描いていたのを記憶している。先生元気だろうか?それはさておき、この点描法、線を使わずに点や非常に短いタッチで描く絵画技法の一つ。昔から細かい作業が好きな私は、時々この方法で絵を描いたりもしていた。点描画は細かいタッチで、ひたすら無になって描くので、考え事で頭がいっぱいなときにやると、現実逃避できて良い。さすがに、今は現実逃避している場合ではないが、若い方ならやってみるのもおすすめ。絵が苦手な人でも色んなカラーを使って好きなカタチや模様を描いていくと、意外と素敵な絵が仕上がりますよ。 (SU)


(2019年6月16日号に掲載)

食事

▽ “Stay at Home Order” から学んだもの、再認識した価値がある。外向きの不要不急を控える=内向きの不要不急を充実させる。つらつら思うに、社会的イベント (仕事) は人生の意義 (矜持=きょうじ) を高めてくれる。一方で、生活上の些細なこと、日常の繰り返しを真摯に続ければ、人生の意味 (幸福) を与えてくれる —— と。▽幼少の頃、好きだった時間帯は夕飯前の日没前後。夏の黄昏 (たそがれ) は “西方浄土” を思わせる美しさで、昔で言う “逢魔が時” (おうまがとき) の西日の中に “物の怪” の存在すら感じた。外出禁止令でゆっくりと夕焼けを眺めていたら、半世紀ぶりにあの感覚がよみがえった。夕刻といえば、食事の支度に忙しい母の姿と、白米が炊き上がる前の湿り気、味噌汁の風味を嗅覚で感じる (コロナ感染は味覚も消える?) 家庭的な優しさに浸れる時間だった。至福の時を取り戻したい!「オレも食事の準備に時間をかける」と宣言したら、返ってきた言葉は 「麻婆豆腐とチゲ鍋しかないレパートリーを何とかしなさい」。▽新婚時代、帰宅したら部屋中にカレーの匂いがしていた。「今夜はカレー!」と思ったのに一向にカレーが出てこない。別の日はハンバーグの匂い。「今日はハンバーグ?」… 出てこない。ゴミ箱にレトルト食品の空き箱。夕食前に妻が一人で食べていた。 (SS)
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▽福島県会津の米作り農家に生まれた。親類縁者が一緒に暮らす茅葺 (かやぶ) き屋根の家には、竃 (かまど) があって、女衆 (おんなしゅう) が料理の煮炊きをしていた。味噌や醤油を仕込んで、ごく当たり前に自給自足で暮らしていた。納豆、卵かけご飯、いなごの佃煮など、食事は質素だったけれど、盆や、正月、冠婚葬祭にはお膳からあふれんばかりの料理が並んだ。古き良き日本の原風景とも言える里山の暮らしがそこにあった。▽6歳の時、一家揃って千葉に移り住んだ。昭和30~40年代の高度成長期、新天地の習志野には団地が造成され、テレビ・冷蔵庫・洗濯機の「三種の神器」が急速に普及した。近くの教会の牧師夫婦に教えてもらったサンドイッチを家族に振るまったら、とても喜ばれ、以来、和食は祖母、洋食は自分が担当するようになった。その後、炊飯器、レンジ、冷食、インスタントなど、キッチン革命の恩恵に預かり、料理のレパートリーがどんどん増えていった。▽旦那が成人病になりかけた時から食事療法を続けている。炭水化物をあまり摂らないようにして、豆腐、きのこ、野菜、魚が中心の献立。毎日、超手抜き料理のオンパレードだけれど、できるだけ、故郷の一汁三菜を真似て出している。「人は食べたものでできている」。 心と体、そして未来をつくるのは、愛情が隠し味の日々の食事なのかもしれない。 (NS)
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美味しいものを楽しい人とゆっくり時間をかけて食べるのって大事だよね。でも、お互いのスケジュールに合わせて食事することは、そんなに簡単ではないと思う。いつも「今度ランチしようね」と、何人かのサンディエゴに住んでいる友達を誘っているけど、結局、年に1回しか会っていない or 全然会ってないことになってしまう。逆に、母国台湾の友達か、第2の故郷東京の友人と食事する回数の方が多かったりして——。何でだろうね? 近くに住んでいるといつでも会えるから、会うことにそんなに “頑張らない” ?? 違う国だと普段なかなか会えないので、必死に時間を調整して、努力して会えるようにするかもね。人間って面白いね。食事だけじゃなく、いろいろな意味で。。。知らない人に少しでもヘルプしてもらえたら、感謝の気持ちでいっぱい!毎日一緒にいる家族がヘルプしてくれたら、当たり前と思ってしまう!食事についても、生活上でも、もっと周りの人々のことを考えていかないといけないなぁ〜と実感している。 (S.C.C.N.)
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yoko 10代の頃、お菓子づくりにハマって以来、時間があるとデザートを作る私。夫はアメリカ海軍の料理人だったのでベーキングが得意。お義母さんは何でもスクラッチから手作りする人。お義母さんの弟 (夫の叔父さん) は元レストランシェフでいつも料理をしている。こんな家族なので、夫も私も普段から料理やベーキングを楽しんでいた。よく作っていたのは、クッキー、パイ、ケーキ、マフィン、カップケーキ、ピザ、ディナーロール、フランスパンなどだが、今回、コロナウイルスの影響でレパートリーが増えた。イースト菌が手に入りづらくなったので、自家製酵母 (サワードウスターター) を育ててみた。結果、サワードウ菌でパン、パンケーキ、クラッカーが焼けるようになった。最近では、毎週末にサワードウブレッドを焼いている。さらに、ステイアットホームになってから、友人がいろいろなものをベーキングしているので、レシピを教えてもらった。そのうちのひとつ、プレッチェルは子供たちに大人気だ。今度はベーグルも試してみたい。(YA)
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reiko-san
▽コロナ危機が始まり、家で大半の時間を過ごすようになって、我が家の食事事情に変化が起きている。いろいろなものをスクラッチから手作りするようになった。ベーグル、ソフトプリッツェル、ピザ、サワドーブレッド、クラッカー。作り始めてみたら、案外簡単で、美味しくて、びっくり。私が子供の頃、天然酵母のパン作りに夢中になり、庭に大谷石 (おおやいし) で釜まで作ってしまった両親。あの頃は、パンは美味しくてよく食べていたくせに、早起きして、なんでそんなに大変なことをわざわざやるのかと冷めた目で見ていた。遅まきながら、両親がハマった楽しさに目覚めつつある。▽娘がそろそろ離乳食を始めるという頃。育児エッセイや育児書などに感化され、一から手作りしたものだけを与えるぞと意気込んでいたら、実家の母がさらっと言った。「今は、瓶詰めやパウチに入ったベイビーフードも健康的で、美味しいものがたくさん出ているみたいだから、手作りが一番と思い込まず、出来合いのものも大いに活用した方がいいよ」。言われた時は、なんでも手作りしていた母がなぜそんなことを言うのかと思ったのだが、実際に離乳食を始めて、母のその言葉にどれだけ救われたか!実体験を通しての母の心からのアドバイスだったんだろうな。手作りは楽しんで、でも苦痛になったら意味なし! (RN)
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suzuko-san 食事は我らの健康を保つ上で、最も大事な要素である。いわゆる、食べる薬。故に 「何を食べるか」 は心して選ばなくてはいけない。最近、巷で騒がれているのが「糖質制限」。甘いものや、炭水化物を控えて、蛋白質や野菜、海藻類をバランスよく食べるというもの。私は若い頃から、米を積極的に食べない。甘いものも、23歳でお酒を飲み始めてからは「自分でスイーツを買わない」主義を貫いている (もらえば、時々食べてしまうことはあるが)。特に、夜はほとんどと言っていいくらい、目に見える炭水化物やデザートは口にしない。朝食はカフェ・オーレとフルーツ、ヨーグルトを一口。ランチには麺類やカレー、パスタなど炭水化物は食べるが、いずれも野菜の量はたっぷり。夕食は、韓国料理式バンチャンよろしく4~6種類のおかずを小皿に入れて、それをカロリー少なめの赤ワインで食べる。これを数十年変わらず続けている。故に大病もせず、体重も変化せず、日々毎日を元気印で過ごせている。それが証拠に、この国に来ての20年は健康保険を持たずに生きてきた。医者さまの顔を見ずに済んだのは、この食事スタイルのおかげ、と自負をしているのだが!しかし、しかし、最近の検査で糖尿病の入口と診断され、が~ん!私の食事神話が崩れた一瞬であった!(Belle)
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jinnno-san いろいろなお店の再開事情に制限ができちゃったね。外の様子を見に散歩していたら、なんと!日本ではありえん光景が!(笑)。バルボアパーク辺りの芝生エリアでは、パラソル立てて、ビーチチェアに水着姿で本読んだり、敷物にビキニ姿で仲間で座って、何かドリンク飲んだり (なんだ?笑)、みんなで食事したりと、昼下がりのピクニック状態。ここはパシフィックビーチ?!(笑) 米人のそういう遊び方の突拍子なさってスゴイわ。日本ならビキニ姿で公園で遊んでたら、通報でしょ (笑)。いやいや、ニッポン人も突拍子なさでは負けてないわ、というのを YouTube で発見してしまった (ステイホームで YouTube 人気度上昇中 笑)。こんな、目ん玉が飛び出るようなワイルドで衝撃的な笑える食事法は初めてよ!沖縄の仲間たちが無人島で過ごしたら、みたいな内容なんだけど、モノはない、道具はない、あるのはナイフ、漂流物、草木や周りの海だけ。歩き過ぎて腹ペコ状態の中、タコを捕まえた。それ、どうやって焼いて食べるの?と思いきや…そのままかじった!(笑!) かじって食べるんだけど、タコの足が顔にくっついて食べにくい!(タコにはわるいけど、この時点でわたしは大爆笑!)。ワイルド過ぎて、この食事法はマネできないわ (マネするつもりだったの?笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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知り合いや友達との雑談の中で、夫が料理をするかどうか聞かれることがある。もちろん夫は仕事上、料理は得意である。はっきり言って、私より手際も良い。こういうことを言うと、みんな口を揃えて「旦那さんが料理できるっていいね〜」などと言うけれど、私には正直ストレスなのだ。私からしてみれば、全く料理ができない旦那さんの方が羨ましい。きっと、何を作っても、どのくらい料理に時間がかかったのか、味付けはどのようにしたのかなんて分からないでしょうから。ちょっと凝った料理を作れば、きっと「スゴい!」と驚くだろう。レトルトや冷凍食品をこっそり出しても分からないだろう。たぶん。でも、夫の場合、まず何を作っても、だいたい調理・料理の行程が想像できてしまい、さらには料理の味付けを聞いてきたり、私のオリジナルレシピなのか、何かを参考にしたレシピなのかを聞いてくる。口には出さないが「どうだっていいだろ!さっさと食べろや!」 と心の中で夫に毒づくことはよくある。料理のできない旦那さんをお持ちの皆様、私は自信を持って言えます。料理ができない旦那さんの方が家庭は平和ですよ!あぁ、ちなみに私の子供たちは夫の料理より私の料理が大好き。ヒヒヒ、母の味には勝てんのだよ、ざまぁみろ夫!(SU)

(2020年6月16日号に掲載)

ひとり/おひとりさま

個人行動を好む私。▽旅の醍醐味はひとり旅。目的地とテーマを決め、詳細な行動表を完成させ、独自の世界観を作り上げて出発。人との出会いも期待していないし、移動中に話しかけられるのも苦手。誰もいない大自然の中を歩いても、寂しさはなく、むしろ景観を独占できる至福を享受している。昔は「哀しい男」「変わり者」と思われたことも。今は違う。SNSの発達で、マニアックな個性が百花繚乱の時代。酔狂が変人扱いされなくなった。▽単独行動を「ソロ活」と呼ぶらしい。「ひとり」を楽しめるのは自身の趣向/嗜好を熟知している人——と最大限に評価してくれるのは「ソロ活コラムニスト」の浅井真由美氏。ソロ活も多彩 (やろうと思えば、ほぼ制覇できるものばかり):1人温泉、1人回転寿司、1人映画館、1人ボウリング、1人バスツアー、1人京都、1人心霊スポット、1人プラネタリウム、1人座禅 (本質的に1人でしょう)・・・全て経験済み。1人中華料理店 (円卓を回して食べる)・・これもできそう。▽楽勝ムードがスッ飛んだ項目:1人スイカ割り!?  臨場感を味わうために真昼の海岸で実演するという。野次馬を近づけない絶対的な環境条件すら保証されていない。ソロ活でも次元が違う。個人行動の意味が根本的にひっくり返っている。悟りを開いた達人の境地だ。私には無理。 (SS)
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▽先日、NHKの「ごごナマ」で、マグカップと電子レンジで簡単にできる「おひとりさまご飯」のレシピが紹介されていた。料理研究家の村上祥子さん (77歳) が考案した時短料理ワザで、最近とてもハマっている。具材や調味料を大きめのマグカップに入れてレンチンするだけで、おかずや汁物が簡単にできあがる。彼女が提唱している「1人分冷凍パック」もとても便利。野菜や肉魚を食べやすく切って、ジップロックに入れて凍らせる。凍ったままチンするだけで、主食、おかず、汁物に変身する。作りすぎない、食べすぎない。料理が面倒になってくるシニア世代にぴったりの調理法だ。ふたりでも、ひとりでも、カンタンに料理してシッカり食べていけそうだ。▽父も兄も男やもめになってしまった。「新婚さんいらっしゃい」が大好きで我が家の太陽のような存在だった母、そして、高校の同級生と一緒になった心優しい義理の姉が、相次いで、我が家からいなくなった。配偶者との死別は、人生において最もストレスフルな出来事であると言われているけれど、父も兄も一時期、相当にこたえていた。「配偶者の死。そこからが、あなたの本当の人生です」とは社会学者、加藤諦三さんの言葉。どちらが先に逝くか分からないけれど、おひとりさまになっても、元気に生きる楽しみを今から見つけたいと思う。 (NS)
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日本へ留学する前、台湾にいた頃の話。通っていた学校の水曜日授業は「半日」だった ("小週末"と呼ばれていた)。学校が終わってから、いつも友達とぶらぶらしたり、買い物したりしていた。楽しかったが、ひとりの楽しい時間も欲しくて、よく自分ひとりで映画館へ行き、"Buy One Get One Free" のディールで2本の映画を観ていた。映画館の観客はまばらで、多くてもせいぜい10人くらい。広々とした館内でお菓子を食べながら、静かな雰囲気の中でのんびり映画を観るのは最高だった! 16、17歳の生徒が、学校の帰りに制服のまま映画館へ通っていたので、ちょっと目立っていたかもしれない。ある日、誰もいない2階で映画を観ていたら、知らない男の人が私の隣に座った。えっ? 不自然でおかしいなと思いながらも "気が強い" 私は動かず、そのまま座っていた。そしたら、、、露出狂の変態だと分かり、すぐ席から立って、大声で「この人は変態!」と叫んだ。その男はビビって出口から逃げた。怖いもの知らずの私は、また座席に腰を下ろして映画を最後まで観た。私って強すぎ? それともバカ? (S.C.C.N.)
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yoko
子どもの頃はひとり遊びが得意で、ひとりでいても苦にならないタイプだった。ひとりでできる趣味もたくさんあり、独身生活も長かったので “おひとりさま” は得意 (?) だ。おひとりさまの外食も、映画鑑賞も全然平気。独身時代は、週末に “おひとりさま” でぶらぶら買い物に行ったり、フリースクールに行ったりし、家ではドラマを何シーズンもDVDで観て、適当に料理して、猫たちとだらだら過ごし、毎日をそれなりに満喫していた。結婚して4人家族になってからは “おひとりさま” 時間がなくなった。朝起きた瞬間から寝るまで、おしゃべりな娘がずっと喋っている。そこにおしゃべりな旦那とまあまあ喋べる息子も加わり、私の周りは家にいる間中、とても賑やかだ。これはこれで幸せなのだが、時々、一人時間が欲しくなる。私が “おひとりさま” になれる時間は、朝、子どもたちを学校に降ろした後の車中と、帰宅前の買い出しだ。最近はコロナの影響でオフィスで “おひとりさま” の時が多い。これはちょっと淋しい。。。(YA)
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reiko-san
20歳の時、初めてひとり旅をした。行き先はタイのバンコク。バックパック一つであちこちを歩き回った。小さなハプニングはいろいろあったけれど、楽しい旅だった。屋台のタイラーメンが美味しくて、毎日食べ歩いた。いかにも高級そうなレストランは、ひとりで入るのはためらわれたが、美味しいと評判のパイナップルチャーハンとトムヤムクンスープをどうしても食べたくて、意を決して入った。小汚い外国人の若造にも店員さんは優しく接してくれてありがたかった。移動にはトゥクトゥク (三輪タクシー) を利用。乗車前の値段交渉は必須とタイ在住経験者から強くアドバイスされていたので、人生初の値段交渉も経験した。旅行者には数倍の値段を吹っかけてくるのが常識らしく、割引を要求するなんてハシタナイと思ったらダメなんだそうだ。ドライバーさんはおしゃべり好きでフレンドリーな人が多かった。ひとりのおじさんドライバーが「いつか日本に行ってみたい、飛行機代はいくらするのか」と聞いてきたので、頭の中でタイバーツに換算して自分が買った往復航空券の値段を言ったら、ひどくびっくりして「僕には一生無理だ〜」と寂しげに呟いた。後でゼロの数を2つくらい多く言っていたことに気がつき、罪悪感に苛 (さいな) まれた。ごめんなさい〜。 (RN)
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suzuko-san
日本では、50歳までに一度も結婚しない人の割合は、男性4人に1人、女性6人に1人という統計がある。仮に運よく?結婚できても、その配偶者とは離婚や死別などで、早かれ遅かれ、お別れの時が必ず訪れ「おひとりさま」の生活を強いられる時が来る。今年2月に亡くなった、元プロ野球の野村克也監督は妻に先立たれ、3年後に妻の世界に行くまで、周囲に「寂しい、寂しい」と嘆き続けながら逝ってしまった、という。いきなりお一人様を強いられて、一人の生活を楽しむすべを知らなかったのであろう。私の友人も、60代前半で夫を亡くすまで、一人暮らしの経験が全くない人であった。未亡人となって、夫の存命時と同じ空間に一人でいる現実が耐え難かったんだろう。毎日のように私に国際電話をかけてきては、孤独を癒していた。それも半年も経つと少しずつ慣れて、3〜4年たった頃からは「一人ほど気楽なものはない」に変わり、お一人様の生活を現在も楽しんでいる。ここが男女の差であろうと思う。男性は基本的に一人では生きられない、生きたくない動物だが、女性は往々にして一人でルンルン。集う友達もそれなりにいる。平均寿命の差でもわかるように、女性の方が遥かにしぶとい、のだ。かく言う私は、とりわけ「しぶとく」生きているお一人様?である。(Belle)
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jinnno-san
ご飯を作るのに、1人分では作りがいがないよね〜。2人分、またはそれ以上作ってしまうでしょ? ハウスカレーの箱に入ったルーは、半分で4人分、全部で8人分だと思うけど、全部使う (笑)。で、具がめちゃ多いので、結局、10人分にはなる (笑)。手の込んでる料理や美味しい料理ほど、おひとりさま分なんて、もったいないわーー。パンを焼くのに一切れだけ焼かないでしょ。1斤 (きん) は焼くでしょ (笑)。この間、パエリアを作ったんだけど、パエリアって大きなフライパンから小皿に取ってみんなで食べるイメージがあるのに、わたしは大型フライパンを持ってないので、大量の炒め物となるとデカイ中華鍋になってしまう (極端 笑)。でも、米2合分は作りたい (食べる2人に対して4人分 笑)。中華鍋は平らじゃないし、以前にもう失敗してる (底辺の部分だけ焦げた!笑)。そこで考えたのが、小型フライパンを同時に3つ火にかけ、3個作る、レストラン方式~。これで一度に4人前できるわ (フライパンは3つしかないけど 笑) わたしには、おひとりさまの料理が作れないんだわーー。だから、食べ過ぎて、太るのねー (わかっちゃいるけど、やめられない、かっぱえびせん状態よ 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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実家を出てひとり暮らしをするまでは、ひとりでカフェやレストランに入ることができなかった。見られているはずもないのに、ひとりでいると「寂しい人、友達がいない人」と勘違いされると思っていたのだ。それはもう、ウン10年も前のことだ。今思えば、そんなこと気にしていたなんてちゃんちゃらおかしい。今はむしろ、ひとりで行動する方が好きだ。買物も自分ひとりの方が好きなところを見て回れる。昔は友達とよく行っていたが、今は絶対にひとりがいい。私の友人の中には、ニューヨークのチャイナタウンでひとりでレストランに入り、相席で飲茶を食べ、パリで自分の好きなアーティストが個展を開けば単独で飛んでいくという、とても行動力のある人がいる。私はカフェやファーストフード、買物など、自分なりに「お一人様」を十分に楽しんでいるつもりでいたが、きっと彼女から見れば、私のお一人様なんてまだまだ「井の中の蛙 (かわず)」といったところか。私もいつか、彼女のようにやりたいことを見つけた時、サッと行動できる人間になりたいなぁ。 (SU)

(2020年7月16日号に掲載)