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私は「スマホ後進族」だ。GPS機能やモバイルペイメントの便利さを知りながら、その恩恵に預かっていない。一方で、写真や動画をクラウド上に日常的にバックアップしている。これは重宝! スマホで最も活用しているのはメッセージングアプリ。グループチャット機能の素晴らしさ! 弊害もある。個人的な、どうでもよい、取るに足らぬコメントや写真を際限なく送信してくるヤツもいて、対応が面倒になり、辟易 (へきえき) することもしばしば。しかしこれ「明日は我が身」の危険な落とし穴。一番の通信相手は妻。一つ屋根の下に居ながら、興味深い情報を LINE で送り合う。単身で日本に帰国した時など、妻への発信が大幅に増える。非日常の環境に置かれると、見るもの、聞くもの、全てが新鮮に感じられ、逐一報告したくなるのが人情。返信する妻の煩わしさを気遣うことも忘れて、夜遅くまで送り続けてしまう。妻は姪がくれたスタンプをよく使う。ホッコリした印象を相手に与える可愛らしいイラストも付いている。好感度が高く、円滑なコミュニケーションが進む。しかし、同じ表現のスタンプが繰り返し送られてくると要注意。そこに真逆のメッセージが込められている。「おつかれさまです」× 2=「もう聞き飽きた」。「すご〜い」× 2=「あんたが大将」。「ゆっくり休んでください」× 2=「いいかげんに送信やめて、さっさと寝ろ」。 (SS) |
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▽知人の薦めで、昨年から T-Mobile の Magenta® MAX 55+ に加入した。アメリカ&世界215か国で、5Gのデータ、テキストが無制限で使えるシニアプラン。携帯2つで月90ドル。日本の空港に到着すると、10分ぐらいで勝手に Softbank の回線になるとのこと。海外通話料金は1分25セントかかるので、無料の LINE 電話を使えばよい。日本への里帰りが楽しみになった。▽「左下にある矢印マークを2回押すだけで、連続で大文字アルファベットを入力できるよ」。先日、友達がスマホの裏技を教えてくれた。1回1回、矢印マークを押していた自分としては、目からウロコの気持ちになった。知らないのはもったいない。便利すぎるアプリや機能を習得して、スマホの達人になりたい。▽スティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップは我が子にスマホを使わせないという。ビル・ゲイツも、子どもが14歳になるまでスマホを与えていない。睡眠障害、鬱、記憶力、集中力、学力の低下、依存など、スマホの便利さに溺れているうちに、脳が確実に蝕まれていくらしい。目の前にスマホを置くと、相手と一緒にいるのがつまらなく感じるという研究もあった。子どもも陥る「スマホ脳」にならないためには、睡眠時間を増やし、運動をして、スマホの利用時間を制限すべきだ、とのこと。スマホへの向き合い方は難しい。(NS)
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▽高校1年の娘と友人たちの待ち合わせの決め方が、曖昧 (あいまい) すぎてついていけない。先日も、学校の友人数人と某ショッピングモールで会う約束をした娘。時間は決めてあるけれど、広いモールのどこで会うかを予め決めていないのだ。モールのパーキングに着いてからスマホで友人たちとグループチャット。あの子はあそこにいて、この子がここにいて・・と、皆、てんでんバラバラの場所にいる。最終的にどこに集合するかを決めるのに10分以上かかったと、娘を送って行った夫がボヤいていた。「僕も決してしっかりした高校生ではなかったけれど、待ち合わせの約束は、この子たちに比べたら、もう少しマシだった気がする」と旦那。「スマホのおかげの気がするよ」と私。「会う友達が皆、スマホを持っていれば、それで連絡を取り合えるし、事前に事細かく決める必要もないんだよ」。夫も妙に納得。それとも、ただ怠惰なだけなのか? いや、スマホのせいにしておこう (笑)。▽「スマホ」と書かれた紙を見た夫 (生まれも育ちもアメリカ) が「スマホって何?」と聞いてきた。「スマホはね、スマートフォンのことだよ。ほら、スマフォ」。あれ、スマフォじゃなくてスマホ。どうしてだろう。スマフォは言いにくいから、スマホに変形したのかな・・謎だ。(RN)
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今の時代、老若男女を問わず、誰もが持つようになったスマホ。電車に乗れば10人中8、9人がスマホをいじくっている。レストランに行っても、カップルで来ていながら、それぞれが互いのスマホで何かしている光景を見かける。これほどまでに人を虜 (とりこ) にしてしまうスマホとは、一体何モノなんだ? 確かに、人との連絡だけならガラケーで十分だった。そこに移動中でもネットであらゆる情報収集、翻訳機能、はたまた金銭の仕払いなどなど、生活に必要と思えるほとんどがスマホできる。もはや、スマホなしでは我々の生活は成り立たないほどの存在感を発揮し、市民権を得ている。さて、このスマホ、歴史を紐解いてみれば、1996年にノキアが電話機能付き携帯情報 (PDA) 端末を発売して、この世界が幕開けたとある。2007年に iPhone が、2008年に Android が発売されて一気に普及、2013年には遂にスマホがガラケーを上回ったそうだ。スマホの普及で、社員同士の会話が減少し、業績に不安を感じたある社長が、ガラケーに戻せば月5,000円の給料アップを約束する、という会社までも現れた。今やこのスマホにはAI機能まで搭載され、スマホに向かって疑問をぶつければ、ほぼ何でも答えてくれる。どこまで進化するのか、このスマホ。ボヤボヤしていたら置いていかれる。いや、もう既に遅れをとっている。シュン!(Belle)
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現代社会は、もうこれがないと生きていけない、くらいな勢いで、めちゃめちゃ、スマホが生活と一体化してるよね。何に利用してるかっていうと。No.6 (6位から? 笑):懐中電灯=車のエンジンルームを点検したり (女子のすることか? 笑)、No.5:通話=本来の機能は上位に入らず 笑。No.4:テキスト=電話より利用回数多し 笑! No.3:写真&ビデオ!=今どきのスマート家電は高精度で超頼りになる! No.2:Google (ググ) る!=まるで “手のひら” 辞書&辞典! これさえありゃあ、一気に謎も解決! No.1は、、車&徒歩ナビ!=これがないと何処へも行けん! 笑 ところで、巷 (ちまた) の女子がこれを鏡にして、化粧をしているの見たことあるけど、さすがにそれは・・笑。無いと不便すぎて手足の一部と化しているモノを、わたしはナビを見ながらエアビーを探している歩行中に、自分の手からひったくられた経験あり!! しかも、スペイン旅行初日の晩。エアビーすら辿り着けるか分からない、現地の友達と落ち合うのに待ち合わせ場所も決まってない、携帯番号も当然ない、もう絶体絶命!!の危機を奇跡的に乗り越え、携帯なしでスペイン&イタリア旅行をやってのけ (イタリアの友達とも合流に成功) 笑、ひょーひょーとサンディエゴに帰ってきた “サバイバル野生感” たっぷりのわたし 笑。ん? そんな野生児のあたいに、スマホって要る?(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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△私の母はもう87歳になるが、この年齢にしては、スマホをちゃんと使いこなしていると思う。スマホでニュースを見たり、LINE でテキストを打ったり、絵文字も送ることができるが、テキストを打つのは遅い。そのためか、家族でグループチャットなどをしていると、母が文字を打っている間に、どんどん会話が進んでしまい、取り残されたらしく、会話が終わった後で「はう」など、意味不明なテキストが送られてくる。△困ったことに、私のスマホのパスワードが子供たちに知られている。勝手にテキストを読まれるのは日常茶飯事。私の LINE から家族にテキストを送ってしまうので、プライバシーも何もあったものではない。夜、シャワーから出て携帯を見ると、何やら LINE を使った形跡が・・。見てみると、家族に「ウ○コ」「ねー、ぷぷぷぷ」などと送っている。次女の仕業だ。日本語の会話は問題ないけれど、あまり書けない。辛うじて、簡単なひらがな、カタカナが読めて、小学1年生レベルの漢字なら読み書きができる程度。それにしても、このテキストの内容といったら低俗すぎる。さすがの家族も、これは私ではないと察して「○ら」でしょ?との返信が来ていた。よかった、私だと思われなくて・・。でも、そろそろパスワード変えようかな。(SU) |
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▽森下仁丹が1960年代に売り出した、口の中に強烈な「仁丹」の香りが広がる、その名も「仁丹ガム」は子供にも大人気だった。小学校低学年の私は、薬局で買える異質さと相まって、ガム1枚と同サイズの「おまけカード」の魅力に取り憑かれた。新車を写真で紹介するカードが欲しくてたまらない。小遣いを注ぎ込んで集めたカードを毎日のように眺めながら、クルマへの興味を募らせていく。そして、子供には難しすぎるジープのプラモデル製作に挑んだ。説明書を読み込んで、無数のパーツを丹念に組み立てて、接着と塗装に細心の注意を払いながら完成。雨の日で湿度が高く、塗料を乾かそうと、電気コンロの前に放置していたら溶け始め、気が付けば、私の労作は無意味なオブジェに変化していた。あの日を境に、車への興味と知識は消えた。▽私の印象は人によって全く違うらしい。真面目な人、面白い人、怖い人、飄々 (ひょうひょう) としている人・・。同時多発的に変化する、私という男の “人物描写”。酷いものになると「地獄から這い出てきたような人」というのもあった。(若い頃はガリガリに痩せていて、ムンクの有名な絵画『叫び』 の顔真似が得意だった) 「人格を一元化する必要はない」とウソぶく私を尻目に、「史上最強のマイペース男」という一言で、私の人物評が一致しない謎を解いたのは妻だった。 (SS)
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▽「ビッグデータの進展によって、スポーツも変化しているんだよ。例えば、野球投手の変化球。大谷のジェットスライダー、ダルビッシュの消えるツーシーム、あれは魔球だね」と、MLBに詳しい友人から聞いた。ここ数年、センサーを用いたデータ分析が進み、投手たちは自分の投球を改善し、新しい球種を生み出しているそうだ。我らがパドレスのダルビッシュ投手は、頭脳派ピッチャーの代表格で、変化球の魔術師として有名だ。チーム最年長の36歳だけど、進化が止まらない。▽「先日、高校の同窓会に出席したら、30年前とは全く違う顔つきの人ばかりで、ビックリした」という友人からの LINE に集合写真が添付されていた。老化の進み具合は人によって異なるが、玉手箱を開けちゃったような人もいれば、まるで時間が止まっているような人もいる。「でも、本質は全く変わっていなかった。見た目は変わったけれど、内面は変わっていなかったよ」という友人の言葉に救われた気がした。▽モノの本によると、人間の行動の約半分は習慣として行われているそうだ。習慣を変えることは、生き方そのものを変えることになるとのこと。しかし、脳は大きな変化を嫌うようだ。だから、日常生活にちょっとした変化を取り入れることが大切なんだとか。その繰り返しが、やがて、大きな習慣に成長するのだそうだ。(NS)
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最近、小学生の息子が原石や鉱物に興味を持ち始めた。何も予定のない休日に、時々、息子と娘を連れて、散歩がてらオールドタウンに赴く。無料のミュージアムに入り、興味のあるお店を見て回り、風景や建物の写真を撮り、トルティーヤスタンドで出来立てのトルティーヤを買い食いしたりする。必ず行くのが Rocks and Minerals Store と Gems and Minerals Store。そこで天然石や鉱石を見て楽しみながら、気に入ったものを数個選んで、お土産に買って帰る。コレクションが少しづつ増えて楽しんでいる息子を見て、夫が先日、ナショナルジオグラフィックの “Crystal Lab” を買ってきた。自分で結晶が作れるらしい。Crystal Growing Powder をお湯と混ぜ、容器に入れ、そこに Seed Rock を入れておく。すると3、4日で結晶が作られていく。結晶がどんどん成長していく毎日の変化が面白い。それから2週間が経ち、クリスタルはかなり大きくなったが、気が付くと、浸かっている液体がかなり少なくなっていた。結晶の空気に触れている部分が乾燥していたので、夫が容器に水を足した。すると翌日、結晶がぺったんこに!! 息子に泣かれていた。。。 (YA)
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人は自分からは、なかなか変化を求めない。いつもの慣れた空間で時間を過ごすのが楽チンだから。例えば会社。クビになったならともかくも、自ら辞めて新世界に飛び込むには、やる気と勇気が必要。その気概を持たない人たちはしない。変化を好まない。しかし、社会は好むと好まざるとに関わらず、日々変化を続けている。もちろん良き方向へ、便利な生活へ。例えば日常生活。火を起こし薪をくべて煮炊きをしていた時代から、スイッチポンでご飯が炊ける時代へ。他の生活家電も然り。最も顕著な例が通信ツールだ。それまで手書きだった原稿。間違えば消しゴムを使って何行も書き直していた作業が、カーソルを動かすだけで添削できるワードプロセッサーの出現で、どれほど手間を省けるようになったか。それらの原稿や手紙が FAX で送れるようになり、世界中どこにいても、送受できる時代に変わった。さらには携帯が登場。一家に一台の電話が一人に一台に。通信に至っては、印刷不要のパソコンで瞬時に自分の主旨が相手に伝わる。それがスマホになり、移動中でもネットで情報収集が可能になり・・・。これら、日進月歩の変化に付いていくには、それなりの努力と時間が必要だが、変化の時代に生きる人たちは、好奇心を存分に発揮して変化を好み、変化に順応していく。さながら変化を楽しむが如く。実に、時代が変わったもんだ!(Belle)
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久しぶりに「米国あるある」を体験してイラッときた 笑。車がエンストしちゃって (これはイラッとこない 笑)、牽引車が来てくれたのは3時間後!(怒)。ところが「オーシャンサイドからサンディエゴまでは行くのはムリ。次の出口 (0.5マイル先) までしか牽引できない」とな (怒怒)! 業社の責任者に電話して「それはないべ」と伝えたら、どうにかサンディエゴまで行ってくれたけど・・笑。歯医者さんの予約を3か月前にした。予約日3日前に、時間をズラしてほしいと留守電を残したら、予約はキャンセルされ「次回は1か月後です」とシラッと担当者 (怒)。この方、この道20年。“予約入れのプロじゃねぇの?” と思うと、さらに (怒怒)。米人の国民性は昔も今もあーんま変わんない 笑。ニッポンでは、、WBCを観戦に行くわたしの友達がいることを知った妹が「“大谷タオル” を球場で買ってきてと頼んでほしい」と。わたし的には “試合も見に行かないのに相変わらずミーハーだな” とクスっ。球場は混み合って友達は買えなかった。翌日、妹から「球場のグッズ売り場に並んでます (9am!笑!)。2pmには店に入れるけど、欲しいものある?」・・ドッヒャーッ! おめえは高校生か?! 笑 この子、昔からミーハーだと思ってたけど、今も? 笑。性格って変化しないのよねー (という自分が、イチバン変わんない! 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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進学、仕事、引越、結婚、出産など、今まで様々な変化を経験してきたが、これらの変化が嫌だったり、後悔したことはない・・多分。引越なんか、アメリカに来てから何回したことか。そのたびに、ご近所さんも友達も変わる。これらの経験で、環境の変化に順応する能力はかなり向上したのでは? これも変化が大好きな旦那のおかげかも。全ては、彼のポジティブ思考が数々の変化を生んでいるのだと思う。浮かんだアイデアは実行しないと気が済まない、まずは行動あるのみの人間。私はどちらかというと変化は苦手だった。どうしてもリスクを先に考えてしまうから、始めの一歩が踏み出せない。でも、旦那による多くの変化に巻き込まれながら、少しずつ変化を恐れないようになってきた。ちょっと感謝。変化と言えば、テクノロジーの進歩。私にとっての No.1 は Google Maps。今までは、紙の地図を見ながら自分の居場所を確認し、さらに目的地までの行き方を自分で見つけなければ動けなかったが、今は Google Maps で目的地を指定するだけで、行き方も、所用時間も一発で教えてくれる。方向ド音痴の私には欠かせないテクノロジーだ。今、これが無くなってしまったら、私はどこにも行けなくなるだろう。多少の環境変化には対応できるようになってきたが、Google Maps はもう手放せない。(SU) |
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▽話しかけるだけで、TVや照明の turn on & off などを実行する音声アシスタントが一般家庭に浸透した。雑談の相手もするので、意地悪い質問への対応に興味が湧く。ある機種に「◇◇、人気のあるオススメ映画を教えて」と、間違えたフリをして、他社製の名前で何度も呼びかけた。すると「私は◇◇ではありません。◇◇に尋ねてください」と不機嫌そうな (?) 反応を示した。「私と結婚しませんか」と悪ノリしたら「友達のままでいましょう」と切り返された! (敵もさる者)。面白くて、毎日続けていると、妻が「いい加減に卒業しなさい。人間と話してくれ」。▽米国のベンチャー社 Open AI が開発し、MSの巨額投資 ($100億) を受けた衝撃的なAIチャットボット ChatGPT が出現した。ペンシルベニア大 MBA の最終試験に合格 (B評価) した究極の人工知能。無料開放したら、僅か2か月間でユーザー数が1億人を超えた。利用すれば、検索して集めた情報を分析・統合する労力が大幅に省かれ、あたかも優秀な秘書のように、直接的に目的達成・問題解決の方法や有益なヒントを与えてくれる。喜んでばかりいられない。自分が携わる業種での有効活用を熟考していかないと、将来的に自家撞着 (じかどうちゃく) に陥る=仕事を失う。AI は想像を超えた進化を続けるだろうし、私たちがそれを卒業できる日は来ないかも。 (SS) |
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▽「テーマは親子どんぶり。非日常の極みだね」と、ビデオを見た後で、映画通の友達がひと言呟いた。奥手の自分を含めて、他の女子たちは結婚式の最中に花嫁をさらって、バスに乗り込むシーン、そしてサイモン&ガーファンクルの音楽が心に染みる、と大いに盛り上がった。時が流れ、還暦を超えた今になって初めて、『卒業』は何からの卒業なのか、とふと思った。▽過激なダイエットで急激に食事量を減らすと、人間の体は飢餓から身を守ろうとして「省エネモード」に切り替わるらしい。この状態で食事を摂ると、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられてしまうとのこと。「リバウンドしちゃったけど、またダイエットすればいいや」と安易に考えていたら、相撲部屋の新弟子検査に合格できる体重に近づいていた。「ハードなダイエットからは卒業しよう」と固く誓った。▽開戦から1年の節目を迎えるウクライナ戦争。電気もガスもなく−20℃の極寒の地で暮らしている人々を思うと心が痛む。私の父親は、19歳の時に学徒出陣で中国大陸へ渡った。シベリア抑留も経験し、強制労働で地獄の底を這 (は) い回った。21世紀だというのに、世界が全面核戦争の危機に直面している。「戦争から得られるものは、何もない。一刻も早く、無益な戦いから卒業してほしい」。天国にいる父の、そんな声が聞こえてくる。(NS)
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▽最近、トラちゃん (我が家の先住猫) から「今、食べているカリカリから卒業したい。他のに替えて」と訴えかけられている気がしてならない。高齢で、歯もあまり強くないから、シニアOKの小粒なドライフードをあげているけれど、その味に “すっかり飽きた感” が漂う。おやつのペースト「チュール」だけはいつでも大好き。でも、こればかりあげるのも良くないんだろうな。喜んで食べてくれるカリカリを探し出さなければ・・。▽いつの間にか、我が家の住人になって早6年が経つオス猫のCC。最初は自由気ままに外出し、好きな時に帰宅するスタイルを徹底して貫いていた。夜更けに玄関のセキュリティドアをワッサワッサと揺すって私を起こし (夫も娘も目覚めないのが七不思議の一つだった)、ドアを開けさせる荒技を身につけ、私はCCの手玉に取られて睡眠不足が続いた。夜更けに野外をほっつき歩く猫はコヨーテに連れ去られると人から聞いて、私の寝不足解消も期待しつつ、夜間外出禁止にした。初めは “外に出せ攻撃” が激しくて閉口。半年ほど経った頃、外に出してもらえないことをようやく受け入れたのか、私たちと一緒に寝てくれるようになった。今はバックヤードには遊びに行くけれど、フェンスを越えて外出することが一切なくなった。外猫卒業! おめでとう(?)。(RN)
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母が急逝したのは、私が19歳の時だった。以来、6歳年上の、実に面倒見の良い姉が、勝手に?母親役をかって出たとも言える態度を私に示してきた。言い換えれば、いかにも姉から? 母親?目線で、私が言うこと為すこと、何かにつけて文句を言い、説教してくるのだ。そんな姉が煙たくてしかたなかった。母が早逝したことで、姉の苦労も並大抵ではなかったと思うが、その不満が形を変えて、私に浴びせることで解消しているところもあったのではないか、とさえ思うことも——。やがて時は過ぎ・・姉も世に言う後期高齢者の仲間に入り、かなり性格も丸くなった。よく気が利き、相手の心を読み取って、その上を行くような、本来の “正しく、優しい” 姉の姿に戻り、そして私という人間に同一目線で接するなど、同世代の近しい人として扱ってくれるようになった、と思っていた。・・ところが! ところが! 暮れからお正月にかけて日本に帰り、姉の住まいへ滞在させてもらった時のことだ。長居をし過ぎた私ももちろんいけないのだが、姉の昔の姿が見え隠れする、自分の優位性を認識させる威圧的な言葉が飛んできた。もう、私も負けてはいない。それなりに、姉の10代の頃のネガティブな面を私が口にすると、自分の有利になるような発言でごまかす。あぁ、やっぱり、姉にはどうしても勝てない。あぁ、いつの日か「姉・呪縛学校」を卒業したいものだ。(Belle)
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年末に実家へ帰ったときのお話 (まだまだ年末ネタが続く 笑)。お正月には、ほんとーに珍しく、偶然にも多くの親族が同時に集まった。わたしたち兄弟4名、お兄ちゃんの長女・りさ子、お姉ちゃんの旦那と子供3名、おっと、妹は未婚者で子供なし、そして妹とおそろいで、子供なしのわたし。寿司職人の姉の旦那が、なんと! にぎり各種、ふぐ刺し、てっちり担当 (勝手に任命されていた 笑) という楽しい雰囲気の中、姉がイソイソとお一人用の子鍋を別に用意し、にぎり各種も小皿に取り分けていた。聞くと、姉の三女・彩雲 (あやも) が高校受験生で、三が日というのに、朝から “塾” で勉強しているので、お昼に迎えに行き、てっちりを食べさせ、また塾に旦那が送っていくんだと・・。はああぁ? な、な、なんで? 自分の頃は、塾には通っていたけど、受験の前日も遊びに行っていた記憶しか、ない 笑。それで彩雲は昼休みに、にぎり、ふぐ刺し、てっちりを食し (どんな塾生?笑)、塾へ戻った。そして高校入試に合格! わたしの時の塾は自転車通学だったけど、彩雲は車で送迎 (徒歩圏内ですが 笑)。安心して卒業式を待てるのは、塾のおかげなんでしょう。あたいは塾の真の目的はとっくに卒業して、放課後の遊び場として通っていたけど・・なんで合格したんだろう・・(その頃はてっちりも出てこなかったし 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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卒業したくないけど、卒業すべきもの :① お菓子の間食。大人になれば食べなくなると思っていたのに、オバさんになった今でもヤメられない。子ども時代から食べている明治の「きのこの山」「たけのこの里」など、日系スーパーへ行くとつい買ってしまう。そして、家にいればお菓子を間食。オバさんがこんなことをしていたら、体型が崩れるのは当たり前。無駄遣いにもなるし、そろそろ卒業しなければと思っても、この “甘い誘惑” には勝てない。② 夜更かし。家族が寝静まった時間は、私の至福の時。誰にも邪魔されず、好きなことができる唯一の時間。寝た方が体に良いのは分かっているのに、眠気と葛藤してしまう自分がいる。③ ネガティブ思考。いつも悲観的というわけではないが、心配性なところがあるせいか、新しいことを始めようとしたり、大きな買い物を決断するときに、リスクを先に考えてしまう。そのため、まずは行動派の夫と口論になることが多い。もう少し、考えるより先に素早く行動できる人間になれたら・・。④ 朝、子どもたちを起こすこと。子育ては大変なことに違いないが、卒業したら、それはそれで寂しいだろうと思うので、できるだけ長く、子どもに頼られたいと思っている。しかし、朝起こすことからだけは卒業したい。起こしてあげているのに、なぜ、母親の私が怒られるの?(SU) |
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▽還暦を過ぎても、私は効果的な relaxation の方法論を獲得していない。時間に追われ、時間を追いかける、因果な枷 (かせ) を掛けられた「締切生活」を続けること30数年。休日を設定しても、何かしら “仕事” を持ち込む長年の習性が顔を出し、ストレスの高い日常を制することも儘 (まま) ならない。丸一日働いているワケではないのに、この始末・・。リラックス不適応と呼ぶべき “病気” かもしれない。▽幼い頃から「ゆ」の文字が大好きだった。横綱の土俵入り (まるで雲竜型? 笑) を連想させる、豊かな遊び心が感じられ、この字を目にした瞬間はホッコリした気分になれる。私の中では滑稽 (こっけい) でゆニークな平仮名#1の座を占める。デザインに優れた「ゆ」の温泉暖簾 (のれん) を買い求めたりもする。「ゆ」には癒しのビジュアル効果がある。▽感性アナリストの黒川伊保子氏によると、特殊な音節の響き (オーディオ効果) も言語中枢を刺激し、人間の心理をリラックスさせて、ポジティブ思考に導くという。脳がビビッと反応する好感度抜群の子音グループがあるそうだ。P・B・F=プリン・ポケモン・バナナ・フルーツパフェ (10代〜20代が好む音)、Y・D・J=ユーミン・ヨン様・ダイヤモンド・Jリーグ (30代〜40代前半、特に女性好感)。*ところで「ゆ」は1画ではなく2画らしい。最近気づいた。 (SS)
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▽今話題の ChatGPT に「あなたのリラックス方法は?」と、いじわるな質問をしたら「私は人工知能であるため、リラックスする必要はありません。プログラムによって動作するだけなので、常に同じレベルのパフォーマンスを発揮することができます」と応えてきた。そして「人間がリラックスするための方法については、多くの研究があります」と続けて教えてくれた。「一般的に、深呼吸、瞑想、ヨガ、ストレッチ、マッサージ、音楽、お風呂、散歩、自然に触れること、親しい友人や家族と話すことなどがあります。また、ストレスを減らすためには、睡眠不足を避ける、健康的な食生活を維持する、運動する、時間管理をするなどが効果的です。これらの方法を組み合わせて、よりリラックスした状態を実現できるかもしれまん」。あっぱれ! ChatGPT! 尋ねていないことも教えてくれた!▽リラックスすると、脳内で幸せホルモンが分泌され、ココロもカラダも元気になるそうだ。アメリカのソフトウェア開発会社「37シグナルズ」では、「リラックスできれば、没頭できる」を合言葉に、週休3日、6月丸休みを実施しているという。そのおかげで、何と、会社の業績は右肩上がりとのことだ。ここ数年、自分はオキシトシン不足のような気がする。天国に逝った愛猫とまったりした日々を懐かしく思い出している。(NS)
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リラックス=美味しいコーヒー、読書、映画、楽器演奏、ベイキング、絵を描く、ハンドメイドする、子供たちと出かける、ドライブ・・。言うまでもなく、好きなことをしているのがリラックスタイムなのだけど、もっと、私が手っ取り早くリラックスできるのはコーヒーだ。昔は、グラインドコーヒーをコーヒーメーカーに水と一緒にセットして、ボタンひとつで簡単に済ませていた。そんなに美味しくも感じていなかったし、特にコーヒーが好きというわけでもなかった。子供たちに手がかからなくなってから、ハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹 (い) れるようになった。コーヒー豆を手動のミルでガリガリと挽く。すると良い香りがしてくる。挽きたての豆をドリッパーに移し、細口のポットで沸かしたお湯 (85℃〜90℃) を少し注いで蒸らした後、残りのお湯を注いでコーヒーを抽出させる。コーヒーメーカーでお手軽に入れていた頃と比べると、ハンドドリップで淹れたコーヒーは香りも良くて、びっくりするほどマイルドで後味もスッキリしていて美味しい。私にとって究極のリラックスタイム。これを書いていたら、またコーヒーを淹れたくなってきた。 (YA)
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私は大学卒業後、東京で、楽器業界に属する会社へ直接郵送される月刊専門誌出版社の職を得た。この会社は残業に次ぐ残業が当たり前で、発行日2週間前の帰宅が深夜に及ぶことも日常茶飯事。若いからできた、てなもんだった。働きやすい職場だったが、如何せん従業員20人弱の小さな会社ゆえ、社則もすこぶる曖昧。日曜に働いて、翌週に代休を取ろうとすると「代休と言うな。休みたければ休め」という社長の考えのもと、休みが取りにくい。そんなこんなで、自分の時間といえばほとんど、食べて、お風呂に入って、寝るだけの生活だった。リッラクスする時間など、どこにもなかった。与えられている仕事も好きだったし、職場環境も良かったが、とにかく自由にできる時間が少ない、少なすぎた。唯一休みの日曜は、掃除、洗濯、料理で暮れる。「これでいいのか、私の人生?」という疑問がつい頭に浮かぶも、都心の高額な住居費を考えると、選択肢はそうそうない。しかし、結局、14年と25日勤めた会社を後にした。その多忙な生活を強いられた14年強の反動?からか、以降の人生は、ほとんどリラックスしっぱなし。まともに働くこともなく、プラプラしっぱなし。逆に「これでいいのか?」という考えが頭をよぎるが「どう生きても、いずれはこの世から消える」。ストレス少なし、リラックス三昧したモン勝ち!という人生観に達している。(Belle)
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年末年始に、愛知県の新築した実家に初めて入ったら、もちろんお風呂も新品だった笑。旧家では、、つめたーーい “青色・ザ・昭和タイル” で、風呂場では白い息! 笑。そもそも脱衣場にバリアフリーのようにドアがない (銭湯か?) 笑。だから、服を脱ぐと、もっと寒いし、裸は見られて縮こまるし 笑、(ここではバリアが欲しいでしょ 笑)。ところが、新居では、、当たり前だけど、脱衣場に仕切りがある! (これ乙女たちに必要! 笑)。それで、お風呂場の中まで、なんと! だんぼーおお (暖房) ! 今まで経験のない、縮こまらないでお風呂場に入れる幸福感! チョー、チョー、快適!! さらに! お母さん自慢の「ミストサウナ」なるものがある! 姪っ子の彩雲 (あやも) は「うぁあおおー! さいこおおーうっ!」って叫んでいたらしい 笑。しかし、彩雲以外は誰も使ったことがない。わたしもミストしてみた。ら、夏のラスベガスの歩道に舞うような霧吹き状の水がお湯になって、温風と一緒に降ってきた 笑。サウナでは座ってボーッとするでしょ。ここではミストが降ってくるのは風呂場の真ん中で、そこは風呂釜の縁 (へり) 笑。ということは、幅3センチほどの所に腰掛ける状態。リラックスなど、でけん! 笑。さらにミストで水滴が全体に散らばって、後で雑巾から拭きするハメに 笑。だから10泊中2回しかお風呂入に入らなかったワケだ (え? 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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私が一番リラックスできる時間は、夫が仕事に出かけ、子どもを学校へ送り出した後、または家族みんなが寝静まった夜中。誰からも呼ばれることもなく、独りの時間を満喫できる唯一の贅沢な時間。要するに、基本的に一人でいることが一番リラックスできる至福の時間だ。家事も掃除も一切せずに、コーヒーでもいれて、ゆっくりとお気に入りのドラマを楽しんだり、眠いときに寝て、ゴロゴロと一日中だらけていたい。日本へ帰省するフライト中の時間がとても好きだ。ただ座っているだけで、何もしなくていいから。もちろん子ども連れだが、幼児の頃と違って、今はテレビを見たり、ゲームをしたり、勝手に過ごしてくれるから、自分もゆっくりできる。CAさんが食事を運んできてくれるし、片付けにも来てくれる。なんて最高なんだろう。早く飛行機に乗りたくなってきた。そういえば、私と子どもたちが夏休みで日本にいる間、夫がどのように過ごしていたか聞いてみたら、なんと! 使った食器は1週間のまとめ洗い、洗濯は乾燥機に入れた後、畳 (たた) むことなく直接取り出していたという。なんてことだ! こんなだから、掃除機なんて一度もかけていないんだろうなぁ。帰省するのは楽しくて好きだけど、私がいない家を想像するとゾッとして、少し躊躇 (ちゅうちょ) してしまう。(SU) |