▽今年3月、FBI や NSA (国家安全保障局) が令状なしで、無制限に個人データにアクセスできる権限を与える「CLOUD法」が成立した。官憲側は内緒にしているが、テロ監視強化として、米国内に潜伏する “危険人物” を割り出すプロファイリングを徹底するらしい。ネットの検索記録やオンライン購入履歴、電話やメールで頻用する言葉から、その人物の行動様式が推測できる。とりわけ “危険ワード” に指定されている単語をSNSで多用していると、破壊行為や殺人計画を意味する暗号と疑われる。その根拠は知らないが、「サンディエゴ」や「サーフィン」も “警戒ワード” に含まれていると何かの記事で読んだことがある。私たちには迷惑な話だ。▽考えてみれば『スタッフ閑談』も多かれ少なかれ各自のプライバシーを公開している。話のネタとして内緒話を小出しにする場合もあるので、その意味では “危険なコラム” と言えそうだ。ところで、左側最下段のスタッフが「皆の似顔絵が若すぎる」と苦言を呈していたが、 私もその一人。正直に言うと、私のイラストは15〜16年前の姿。今では毛髪量が激減、風貌が激変した。あまりにも抵抗感が強いので、昔のままにしている。おっと、これも内緒話・・・。 (SS) | |
▽ずっと、台風一過を “台風一家” だと思っていた。家族で来るからあんなに風が強いんだなあ〜って。「勘違いしているバカな奴もいるんだよな」・・・旦那のそんな言葉に顔がひきつった。▽先日、退任を表明したスターバックスのシュルツハワード会長は、学生時代に血を売って生計を立てていたらしい。「壮絶な人生を歩んでる人がいるんだね」と友達にLINEをしたら「ここだけの話、自分も若い頃、生活に困って、やったことがある」と返事が届いた。 ▽日本に里帰りした時、夜行寝台列車「サンライズ出雲」の個室に乗った。扉は暗証番号が設定でき、キーロック可能。何回か練習したにも関わらず、なぜか、開かない! 開かない! このまま、廊下で寝るわけにもいかず、長〜い車両を延々と歩いて車掌室まで行き、カードキーでドアを開けてもらった。すぐに暗証番号トラウマになってしまい、カギを掛けずにトイレに行った。この話、旦那にも内緒にしている。▽幸せになる方法は2つあるそうで、ひとつは目標達成や夢の実現により得られる幸せ。そして、もうひとつは親切や触れあいによる幸せ。 NHKの『ガッテン』で 「人に親切な行動を1日3回行うと、体内の炎症を促す遺伝子の働きが抑えられた」という研究結果を紹介していた。健康な心が健康な体を作る。早速内緒で、一日三善の実践を心がけている。 (NS) | |
自分で言うのもおかしいかもしれないが、昔から私はコンクリート頭で、自分勝手なところが結構ある (我がまま?)。他人の意見をとりあえず聞くけど、結果的に周りを無視して、自分のやりたいようにしてしまう (独断専行?)。何もかも気になるタイプなので、頼まれていないことも状況が気に入らない場合は勝手にやってしまう (余計なお世話?)。人にしてもらいたいことがあったら、何度も何度も繰り返し言ってしまう (しつこい?)。怒っても “いきなり爆発” するような行動はあまりしない。どちらかというと冷静になって、話し合うタイプかなぁ〜 (Cool? ^.^)。完璧主義者だとよく言われているけど、実はどこかでかなり抜けているところもある (隠し上手?)。自問自答を繰り返して、立場を変え、自分の頭で最善策は何かと考えを巡らしながら、自分で答えを出す (多重人格?)。寝る時までよく働いてくれている私の頭の中は、一体どうなっているのでしょうか?? 「それは内緒で〜す!」の話だったけど、これでバレバレになっちゃったよ。。。(笑) (S.C.C.N.) | |
20歳の時、あるアメリカ人のお家にホームステイしていた。大きなお家で、常に2、3人の学生が滞在していたのを思い出す。そこで、イタリアから来た女の子と仲良くなった。彼女が足首に小さなタトゥーを入れていたのが可愛くて、彼女に付き添ってもらって、左腕に小さなタトゥーを入れた。よくよく考えると、日本では、銭湯に「入れ墨、タトゥーのある方、お断り」と注意書きがあるくらい・・・。「家族に知られたら怒られそう」。怖くなった私は、タトゥーのことを内緒にすることにした。ノースリーブの時は右側から写真を撮り、タトゥーが写った写真はフォトショップで消した。そんな20代を過ごしたが、30歳を過ぎて里帰りした時に、一緒にスーパー銭湯に行ってバレた。「もう大人なんだから、別に何も言わないよ」と、特に咎められなかった。ちなみに、両腕にいっぱい入っている夫のタトゥーは母に不評だ。日本語オンリーの母と英語オンリーの夫はコミュニケーションが取れないので、「あれ、どうにか消せないのかね〜」と私に言う。夫のタトゥーも内緒にすればよかった。(YA) | |
△まだ若かった頃、「ここだけの話ね」って、内緒話を人から聞くのは特別感があり、妙な嬉しさがあったものだが、年を重ねるにつれ、ここだけの話っていうのには、大抵、あまりポジティブなものがないんだよな・・と思うようになった。秘密を共有し、仲間意識を高めるっていう効果はあるのだろうけれど。最近、小学生の娘が、友達と内緒話で盛り上がっているのを見るにつけ、私も昔はそうだったと懐かしくなる。△数年前、急病で亡くなった母。即入院となっても、アメリカに住む娘の私にすぐ知らせてこなかった。入院して1か月ほど経ってから、やっと私に教えてくれたのだ。深刻な病名と治療経過を聞き、私は暗澹たる気持ちになった。そして、どうして1か月もの間、私に内緒にしておいたのかと怒りに近い感情がふつふつと湧いてきた。でも、当時キンダーに通い始めた私の娘が登校拒否気味で、私がかなり参っていることを知っていた母が、そんな私に病のことを知らせたら可哀想だから、内緒にするよう、父や弟たちに頼んだということを知り、母の優しさを思い知った。治ってから私に伝えようと思っていたが、思うように治療効果が上がらず、家族に説得され私に教えてくれたという訳だ。ポジティブで強かった母らしい私への最後の思いやりだった。 (RN) | |
誰でも一つや二つ、内緒にしておきたいものはあるものだ。特に “若さ” 至上主義の日本にあっては、年齢は隠したい。内緒にしておきたい。うやむやのままでいてほしい、と願うものだ。私の親友は、特にその思いが強く、彼女の実年齢は彼女の家族と私しか知らない。他の友達、知り合い、同僚には一切明かさないのである。「明かすと、相手が自分の母と同じくらいの年齢か ・・ と、その時点で引くでしょ。そうなると、途端に敬語を使われて、関係がまずくなる」というのが、彼女が年齢を内緒にする理由。確かに! しかし、いくら年を誤魔化 (ごまか) しても、体は知っている・・。ある夜、年若の男性に誘われて、夕食に出かけた。当時、彼女はサントリーに勤めていて、ワインには少し蘊蓄 (うんちく) があった。ワインリストを手に、(老眼鏡もかけずに)「どのワインがいいかしら、ロバート・モンダヴィもいいし・・」と思案していた時、その青年から「あのう・・○○さん、ワインリストが逆さまですよ!」。目から火が出そうなくらい恥ずかしい思いをしたという。私は彼女とは逆で、年齢を聞かれると隠さず言い、相手が驚くことを楽しんできていた。のだが、もうそんな時代は終わった! 数年前からリッパにサバを読む癖がついた! (Belle) | |
実は、、(え? いきなり?) あ、でもその前にー (笑) 知れた仲でも、夫婦間であっても、ほんのちょっぴり隠し事があると魅力的な関係が保てるって聞いたことあるでしょ? (え? ない? 笑)・・その観点から言うと、わたしというオンナは魅力炸裂、ほぼヌード状態 (いや、それはない 笑)。だって、わたしの人生って内緒事情が盛りだくさん 笑! わたしにとって秘め事 (何が違う?)・・これはテクなの、魅力を保つための・・(ふふ)。内緒にしてる訳じゃなくて聞かれないから言わない。ひとつ読者の皆さんにだけぶっちゃけると (読んでる人しか読まない 笑)、実は、、 (はい、これで点と点が・-―― -・つながった!) 多くの知り合いや近い友達でも、わたしがこうしてこの場でこの文章を、しかも何年もな ーーー んねんも書いていることを、し・ら・な・い ! (ウけるー <自分で> 笑!)。誰も読んでないだろうと、身近に起きたことを書きまくり、周りにその話をしたら「あー! あーた、これ書いてるでしょ?」と突っ込まれたこともあったけど、「これ面白いね~」と言うわたしが書いているとはつゆ知らず、コメントする知り合いはそのまま放置 (笑)。だって、魅力的な関係をキープしたいでしょ? (というか、人の反応を面白がっている自分が、また面白い! 笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪) | |
できれば内緒にしておきたいことはいくつかある。まずは年齢。40も超えればあまり答えたくなくなってくる。聞かれれば正直に答えるが、聞かれるまではあえて自分から言うこともない。親しくなってくれば、会話をしているうちに、だいたい見当はつくだろうと思っているからだ。しかし、ワインなどを買うときに「IDを見せて」と言われて喜んでしまう自分は、歳を取ったんだなぁと感じる。そして、アメリカに在住している年数もできれば言いたくない。ずいぶん長くアメリカにいるのに低い英語力。英語を母国語としている人たちと話をしていると、「あなたの英語は素晴らしいわ〜」とか「なにも問題ないじゃない」とか言ってくれる人もいるが、私はそれを信じていない。自分の英語力は自分が一番よく知っているからだ。昔からあまり人に積極的に話しかけるタイプでもないし、用がなければ家にこもっているタイプなので、大学の頃から全然上達していないのだ。アメリカに来て2、3年でアメリカ人の中に溶け込んでペラペラ話している人を見ると、本当にすごいと尊敬してしまう。だから「アメリカに来て何年?」と聞かれると、いつも「長いよ・・」とだけ言ってごまかしている。 (SU) |
(2018年5月16日号に掲載)