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個人行動を好む私。▽旅の醍醐味はひとり旅。目的地とテーマを決め、詳細な行動表を完成させ、独自の世界観を作り上げて出発。人との出会いも期待していないし、移動中に話しかけられるのも苦手。誰もいない大自然の中を歩いても、寂しさはなく、むしろ景観を独占できる至福を享受している。昔は「哀しい男」「変わり者」と思われたことも。今は違う。SNSの発達で、マニアックな個性が百花繚乱の時代。酔狂が変人扱いされなくなった。▽単独行動を「ソロ活」と呼ぶらしい。「ひとり」を楽しめるのは自身の趣向/嗜好を熟知している人——と最大限に評価してくれるのは「ソロ活コラムニスト」の浅井真由美氏。ソロ活も多彩 (やろうと思えば、ほぼ制覇できるものばかり):1人温泉、1人回転寿司、1人映画館、1人ボウリング、1人バスツアー、1人京都、1人心霊スポット、1人プラネタリウム、1人座禅 (本質的に1人でしょう)・・・全て経験済み。1人中華料理店 (円卓を回して食べる)・・これもできそう。▽楽勝ムードがスッ飛んだ項目:1人スイカ割り!? 臨場感を味わうために真昼の海岸で実演するという。野次馬を近づけない絶対的な環境条件すら保証されていない。ソロ活でも次元が違う。個人行動の意味が根本的にひっくり返っている。悟りを開いた達人の境地だ。私には無理。 (SS)
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▽先日、NHKの「ごごナマ」で、マグカップと電子レンジで簡単にできる「おひとりさまご飯」のレシピが紹介されていた。料理研究家の村上祥子さん (77歳) が考案した時短料理ワザで、最近とてもハマっている。具材や調味料を大きめのマグカップに入れてレンチンするだけで、おかずや汁物が簡単にできあがる。彼女が提唱している「1人分冷凍パック」もとても便利。野菜や肉魚を食べやすく切って、ジップロックに入れて凍らせる。凍ったままチンするだけで、主食、おかず、汁物に変身する。作りすぎない、食べすぎない。料理が面倒になってくるシニア世代にぴったりの調理法だ。ふたりでも、ひとりでも、カンタンに料理してシッカり食べていけそうだ。▽父も兄も男やもめになってしまった。「新婚さんいらっしゃい」が大好きで我が家の太陽のような存在だった母、そして、高校の同級生と一緒になった心優しい義理の姉が、相次いで、我が家からいなくなった。配偶者との死別は、人生において最もストレスフルな出来事であると言われているけれど、父も兄も一時期、相当にこたえていた。「配偶者の死。そこからが、あなたの本当の人生です」とは社会学者、加藤諦三さんの言葉。どちらが先に逝くか分からないけれど、おひとりさまになっても、元気に生きる楽しみを今から見つけたいと思う。 (NS)
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日本へ留学する前、台湾にいた頃の話。通っていた学校の水曜日授業は「半日」だった ("小週末"と呼ばれていた)。学校が終わってから、いつも友達とぶらぶらしたり、買い物したりしていた。楽しかったが、ひとりの楽しい時間も欲しくて、よく自分ひとりで映画館へ行き、"Buy One Get One Free" のディールで2本の映画を観ていた。映画館の観客はまばらで、多くてもせいぜい10人くらい。広々とした館内でお菓子を食べながら、静かな雰囲気の中でのんびり映画を観るのは最高だった! 16、17歳の生徒が、学校の帰りに制服のまま映画館へ通っていたので、ちょっと目立っていたかもしれない。ある日、誰もいない2階で映画を観ていたら、知らない男の人が私の隣に座った。えっ? 不自然でおかしいなと思いながらも "気が強い" 私は動かず、そのまま座っていた。そしたら、、、露出狂の変態だと分かり、すぐ席から立って、大声で「この人は変態!」と叫んだ。その男はビビって出口から逃げた。怖いもの知らずの私は、また座席に腰を下ろして映画を最後まで観た。私って強すぎ? それともバカ? (S.C.C.N.)
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子どもの頃はひとり遊びが得意で、ひとりでいても苦にならないタイプだった。ひとりでできる趣味もたくさんあり、独身生活も長かったので “おひとりさま” は得意 (?) だ。おひとりさまの外食も、映画鑑賞も全然平気。独身時代は、週末に “おひとりさま” でぶらぶら買い物に行ったり、フリースクールに行ったりし、家ではドラマを何シーズンもDVDで観て、適当に料理して、猫たちとだらだら過ごし、毎日をそれなりに満喫していた。結婚して4人家族になってからは “おひとりさま” 時間がなくなった。朝起きた瞬間から寝るまで、おしゃべりな娘がずっと喋っている。そこにおしゃべりな旦那とまあまあ喋べる息子も加わり、私の周りは家にいる間中、とても賑やかだ。これはこれで幸せなのだが、時々、一人時間が欲しくなる。私が “おひとりさま” になれる時間は、朝、子どもたちを学校に降ろした後の車中と、帰宅前の買い出しだ。最近はコロナの影響でオフィスで “おひとりさま” の時が多い。これはちょっと淋しい。。。(YA)
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20歳の時、初めてひとり旅をした。行き先はタイのバンコク。バックパック一つであちこちを歩き回った。小さなハプニングはいろいろあったけれど、楽しい旅だった。屋台のタイラーメンが美味しくて、毎日食べ歩いた。いかにも高級そうなレストランは、ひとりで入るのはためらわれたが、美味しいと評判のパイナップルチャーハンとトムヤムクンスープをどうしても食べたくて、意を決して入った。小汚い外国人の若造にも店員さんは優しく接してくれてありがたかった。移動にはトゥクトゥク (三輪タクシー) を利用。乗車前の値段交渉は必須とタイ在住経験者から強くアドバイスされていたので、人生初の値段交渉も経験した。旅行者には数倍の値段を吹っかけてくるのが常識らしく、割引を要求するなんてハシタナイと思ったらダメなんだそうだ。ドライバーさんはおしゃべり好きでフレンドリーな人が多かった。ひとりのおじさんドライバーが「いつか日本に行ってみたい、飛行機代はいくらするのか」と聞いてきたので、頭の中でタイバーツに換算して自分が買った往復航空券の値段を言ったら、ひどくびっくりして「僕には一生無理だ〜」と寂しげに呟いた。後でゼロの数を2つくらい多く言っていたことに気がつき、罪悪感に苛 (さいな) まれた。ごめんなさい〜。 (RN)
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日本では、50歳までに一度も結婚しない人の割合は、男性4人に1人、女性6人に1人という統計がある。仮に運よく?結婚できても、その配偶者とは離婚や死別などで、早かれ遅かれ、お別れの時が必ず訪れ「おひとりさま」の生活を強いられる時が来る。今年2月に亡くなった、元プロ野球の野村克也監督は妻に先立たれ、3年後に妻の世界に行くまで、周囲に「寂しい、寂しい」と嘆き続けながら逝ってしまった、という。いきなりお一人様を強いられて、一人の生活を楽しむすべを知らなかったのであろう。私の友人も、60代前半で夫を亡くすまで、一人暮らしの経験が全くない人であった。未亡人となって、夫の存命時と同じ空間に一人でいる現実が耐え難かったんだろう。毎日のように私に国際電話をかけてきては、孤独を癒していた。それも半年も経つと少しずつ慣れて、3〜4年たった頃からは「一人ほど気楽なものはない」に変わり、お一人様の生活を現在も楽しんでいる。ここが男女の差であろうと思う。男性は基本的に一人では生きられない、生きたくない動物だが、女性は往々にして一人でルンルン。集う友達もそれなりにいる。平均寿命の差でもわかるように、女性の方が遥かにしぶとい、のだ。かく言う私は、とりわけ「しぶとく」生きているお一人様?である。(Belle)
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ご飯を作るのに、1人分では作りがいがないよね〜。2人分、またはそれ以上作ってしまうでしょ? ハウスカレーの箱に入ったルーは、半分で4人分、全部で8人分だと思うけど、全部使う (笑)。で、具がめちゃ多いので、結局、10人分にはなる (笑)。手の込んでる料理や美味しい料理ほど、おひとりさま分なんて、もったいないわーー。パンを焼くのに一切れだけ焼かないでしょ。1斤 (きん) は焼くでしょ (笑)。この間、パエリアを作ったんだけど、パエリアって大きなフライパンから小皿に取ってみんなで食べるイメージがあるのに、わたしは大型フライパンを持ってないので、大量の炒め物となるとデカイ中華鍋になってしまう (極端 笑)。でも、米2合分は作りたい (食べる2人に対して4人分 笑)。中華鍋は平らじゃないし、以前にもう失敗してる (底辺の部分だけ焦げた!笑)。そこで考えたのが、小型フライパンを同時に3つ火にかけ、3個作る、レストラン方式~。これで一度に4人前できるわ (フライパンは3つしかないけど 笑) わたしには、おひとりさまの料理が作れないんだわーー。だから、食べ過ぎて、太るのねー (わかっちゃいるけど、やめられない、かっぱえびせん状態よ 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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実家を出てひとり暮らしをするまでは、ひとりでカフェやレストランに入ることができなかった。見られているはずもないのに、ひとりでいると「寂しい人、友達がいない人」と勘違いされると思っていたのだ。それはもう、ウン10年も前のことだ。今思えば、そんなこと気にしていたなんてちゃんちゃらおかしい。今はむしろ、ひとりで行動する方が好きだ。買物も自分ひとりの方が好きなところを見て回れる。昔は友達とよく行っていたが、今は絶対にひとりがいい。私の友人の中には、ニューヨークのチャイナタウンでひとりでレストランに入り、相席で飲茶を食べ、パリで自分の好きなアーティストが個展を開けば単独で飛んでいくという、とても行動力のある人がいる。私はカフェやファーストフード、買物など、自分なりに「お一人様」を十分に楽しんでいるつもりでいたが、きっと彼女から見れば、私のお一人様なんてまだまだ「井の中の蛙 (かわず)」といったところか。私もいつか、彼女のようにやりたいことを見つけた時、サッと行動できる人間になりたいなぁ。 (SU)
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▽スポーツ競技の微妙な判定を100%の正確さに近づけるため、デジタル活用が急速に進んでいる。テニスのイン/アウト確認に精度99.9%のハイスピードカメラが大活躍 (元来は弾道ミサイル照準用とか)。体操の技術評価には、人間の目を遥かに凌ぐ3Dレーザーセンサーが使用されている。▽自分は野球ファン。メジャーリーグに「チャレンジ制度」(監督はボールインプレー以外でビデオ判定の要求可) が導入されたが、ビデオで再確認しても判断を下すのは人間の目。微妙さが残る。デジタル技術に頼るなら、ボールインプレーの判定も完璧なのでは? ▽2010年に塁審の誤審で起きたアーマンド・ガララーガ投手の「幻の完全試合」や、1969年夏の高校野球決勝の「球審の誤審疑惑」(松山商 vs.三沢高。延長15回裏、三沢の攻撃、一死満塁/3-1から低めの投球。誰もが押し出しサヨナラと信じた直後、球審がストライクを宣し、好機を逃す) は、デジタル技術の前では起こらない。▽考え方を変えれば、ヒューマンエラーのお陰で、栄誉を逸したガララーガは歴代23人の完全試合投手よりも人々の記憶に残り、三沢高の不運は人々の情感に強く訴え続ける。むしろ、微妙な誤差こそが、スポーツをより人間味のある競技に仕立てているのかも。 (SS) |
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▽「名作を1文字変えて微妙な感じにする」 ツイッターの投稿が盛り上がっている。思わずクスっと笑える作品をいくつかご紹介。「グッチ売りの少女 」「パシれメロス」「金と共に去りぬ」「ああ苦情」「エリートのために」「ジャングル大変」「かなりのトトロ」「熟女の宅急便」「俺たちに休日はない」「吾輩の猫である」「抱枕」「北斗の件」「買取物語」「アルジャーノンに札束を」「リア充」「ミケとの遭遇」。確かに、微妙な感じになっている。▽ 昨年の大晦日は、友だちの真似をして、日本と同時放送の『紅白』とアメリカ時間の『紅白』を見ながら1日に2回の年越しをしてみた。第1弾は31日の午前2時15分スタート。早々に起きだして宴会準備。外はまだ真っ暗。あたかも日本で『紅白』を見ているよう。でも、日が昇り始める頃には、もう既にうとうと・・・。日本からアケオメ予告の LINE が次々と届き、午前7時、『ゆく年くる年』の除夜の鐘を聞きながら、日本の年越しを味わった。そして第2弾は午後6時からスタート。こちらも、途中からうとうと状態 ・・・。「お〜い、お〜い」と旦那に起こされ、白組優勝を再確認。オムツ装備で年明けを待つ (?) というタイムズスクエアのカウントダウンを見ながら、新年を迎えた。何とも微妙な年越しとなった。 (NS) |
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世の中、いろいろな神様がいるようです。神様を信じる人も、信じない人も少なくはない。私の実家は仏教だけど、私自身は無宗教派。ただ、皆がそれぞれの宗教を持つことによって、平和でいられることができたら最高だなぁ〜と思う。でもどうだろう、、、微妙だよね、、、。どの宗教でも、基本的に愛、平和、平等、無差別、、、など素晴らしいことを基にしているはずだと思うけど、歴史を振り返ると、そうではないことがはっきりしている。宗教からの暴乱や戦争がなくなったことがない。「自分の神様」が唯一で「他の神様」を信じる人々を許せない、、、そんな考えを持つ人が多すぎるし、どんどん人を傷つけている。それぞれの宗教の真理を勘違いし、それを "エクスキュース" として行動している人間こそ、世界中の問題の大本だと私は思う。宗教本来の真理、自分の神様の本意を分かってもらいたいのは当たり前かもしれないが、その前に人間としての誇りを忘れてほしくない! 世の中の犯罪と憎悪が減り、もう少し平和な社会になることを期待しています!! (S.C.C.N.) |
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アメリカに来るまでメキシコ料理を食べたことがなかった。13才の頃、家族旅行でのハワイで初めてメキシコ料理を食べたときは、豆とチーズがドロドロした見た目と、味のないコーンチップスに、妹と「なにこれ〜。微妙にまず〜い」と言ってほとんど食べられなかった。16才の頃、フレズノ市でホームステイした時に、ホストマザーにメキシコ料理店に連れて行ってもらった時も、美味しいとは思えなかった。20才でサンディエゴに留学して、メキシコ料理を食べる機会が増えた。どうして以前はあんなにまずく感じたんだろうと思うほど、今では普通に好きな料理だ。それでも初めは、タマレス (Tamale) のコーンミールのパサパサした感じが微妙だった。夫と出会って、夫の叔父と母がクリスマスに大量に手作りするタマレスを食べてからは、とても好きになった。サンディエゴの Logan Avenue にある小さなメキシカン料理店『Las Cuatro Milpas』のタマレスも美味しい。年齢を重ねると、昔は微妙だったものも好きになるようだ。 (YA) |
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誰かに似ていると言われることって、誰もが経験していると思う。私も何度かあるのだが、似ていると言われるその「誰か」が「誰なのか」によって、微妙な気持ちになるんだよな〜。<微妙例その1> 小学生時代、理科の教科書に載っていた写真「ビーカーの薬剤の匂いの正しい嗅ぎ方のポーズをとる少女」が私に似ていると騒がれた。教科書を片手に私のところに来ては「本当だ〜似てる!」と皆に言われ、恥ずかしがり屋で目立つことが嫌いだった私はかなり迷惑だった。写真のその少女は、制服を着た色白の真面目そうな子。当時は自分では似てないと思っていたけれど、今見たらどうなんだろう? 似てたのかな。気になる。<微妙例その2> サンディエゴで暮らし始めたばかりの十数年前のこと。当時はまだあまりなかったコーヒーショップでコーヒーを注文した時、店員の若い男の子が、私をまじまじと見つめ、「君ってアニメのあのキャクターにそっくりなんだよね。何だったっけな、あの名前は」と話しかけてきた (英語で)。コーヒーを待っている間も、その店員さんは私に似ているキャラクターの名前を思い出そうとしていたが、結局、分からずじまい。それが人間なのかどうかも分からず、ものすごーく微妙な気持ちで店を後にした。(RN) |
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四半世紀以上も前のこと、私はインドに料理修業に行った。なぜインド料理かというと、遡ること約10年、東京の MOTI というインド料理店のオーナーと知り合い、食べに行ったら余りにもの美味しさに仰天! 時には1週間に4〜5回も足を運ぶほど、インド料理好きになったのだ。そして10年近く通い続けたある日。出版社を退職して時間が山ほどある私に、そのオーナーが「そんなにインド料理が好きなら、インドに行って料理を習ったら」という誘いの一言に、さっさと乗ってしまった、という経緯でインド行きが実現したのだ。さてそのインドで、アジア随一という料理学校、プサ・インスティテュートでもトップクラスの先生に、特別に個人教授という形で料理を約2か月にわたり教わった。印刷したレシピなどない。先生が段階を踏んで作っていく様を見逃さずに、それをノートに素早く記していくのだ。数々のスパイスをどのくらい入れたのかも、見逃してはならない。中でも一番! 味の決め手となるのは塩加減。料理の最後の最後で加える(料理の途中で絶対に塩を入れない)のだが、料理を生かすも殺すも、この微妙な塩加減で決まる。故に、少しずつ少しずつ。今でも各料理に塩を加える際の、微妙さに緊張さえ覚えることがある。 (Belle) |
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よく前を見て歩かないのと、背が低いのとで、人並みの視線で物が見えないことから、歩いているとつまずいたり、電信柱にぶつかったりする 笑。中でもお決まりで、必ずやらかすのは、ホテルやデパート、公共の場で、男子トイレと女子トイレが別れているトイレで、女の人の絵との男の人の絵がそれぞれのドアに付いてるやつ。見たことあるでしょ? あれをかならーず、かなら ーーー ずと言っていいほど、ドアの絵を見ないので、男子トイレに入ってしまう 笑(わたしはオンナの子~ 笑)。この間は、ホテルのトイレのドアを開けたら、中にいたおじさんに、指で “あっちだよ” とクールに教えてもらった 笑。先月はマジックキャッスルで、何回も行っているハズのトイレのドアを開けると、なーんか壁の色とかデザインとかが違う(見慣れないものが壁に括り付けられていた 笑) ので、ハッとして外に戻ってドアのサインを見ると、やっぱり男子の絵 笑。で、そこでスーツを着たジェントルマンと鉢合わせ。そのまま男子トイレドアを、彼のために開けておいてあげるのも、ヘン、でしょ? 笑。ドアをバシャンって閉めるのも、へん? 向こうさんも、なんてわたしに声をかけたらいいのやら、、見知らぬ二人が感じる、びみょ~~~な瞬間 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪) |
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毎年、年末になると、思いきり『紅白』を見ようとか、賑やかにカウントダウンをしてみたいとか、思い描いてはいるのだけれど、ここ数年、まともに年を越したことがない。2、3年前は、なぜかもうすぐ年が明けるという時間に、顔にパックを乗せていて、洗面所へ剥がしに行っている間に年が明けてしまった。去年は、NYのタイムズスクエアのカウントダウンをライブで見ていたのだが、肝心の西海岸のカウントダウンはすっかり忘れて、気がついたら2017年になっていた。そして、今年こそはと気合いを入れていたのに、やはりNYのカウントダウンを終えた後、子供を寝かしつけていたら自分も寝てしまい、目が覚めたら2018年1月1日午前12時4分・・・。微妙〜に過ぎていた。正直なところ、東海岸と西海岸の3時間の時差がカウントダウンの気を緩ませるのだ。一度NYのカウントダウンを見てしまうと、こっちがまだ年が明けていなくても、明けた気になってしまう。さらに、西部時間の大晦日に日本から届く、数々の「あけましておめでとう」のメッセージのおかげで、もう気分は前日から元日。毎年、微妙に時差ボケ (?) になる年越しなのである。 (SU) |
(2018年1月16日号に掲載)

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人生の妙味とは、この日、この時間、この瞬間に充足感を獲得することにある。分かっちゃいるけど、精神的に余裕のない私は、今はこれを済ませて、次にそれを片付けて、その後であれを終わらせる・・・ の繰り返し。そんな自分に「遊び心」の大切さを教えてくれた猛者 (モサ) がいた。20年ほど前に弊誌のデリバリーを担当していたKさん。沖縄出身で空手道場を主宰していた彼は、折り目正しく、仕事ぶりも武道家を思わせる整然としたものだった。配達日に雨が降り始め、屋外に山積みの雑誌を私の自宅の車庫へ移送してもらった。「ガレージオープナーを洗濯機の上に置いてほしい」とKさんに電話した後で、それは不可能だと気付いた。洗濯機からガレージの扉までは遠すぎて、閉まる前に外に出るのは無理だ。ところが、帰宅してみると、指示通りにオープナーは洗濯機の上にある (!)。私の頭の中で、超常サスペンスドラマ『Xファイル』 のテーマ音楽が勝手に鳴り響いていた。どうやって出たのだろう?? 数日後、思い切ってKさんに尋ねたら、歩測とシミュレーションを重ねて、決死のスライディングで脱出に成功したという。そのパフォーマンスを私の前で詳しく再現し、余裕の笑顔で達成感を熱っぽく語るKさんは、やはり曲者 (くせもの) だと思った。 (SS) |
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▽ユーモアに長けている人が大好きだ。どんなに苦しい時でも、自分自身を笑い飛ばそうとする心の余裕がある。人生の不合理もまた楽しく、この世のおかしさを笑いとばす余裕がある。そんな心の余裕があれば、ちょっとシリアスになった気分も、簡単に明るく変えることができるような気がする。▽「今から未来を見るのではなく、死の間際から今を見る」。某セミナーでそんな一節を学んだ。「いろいろあったけど、最高の人生だった」と笑って最期を迎えるには ーー 。死に臨む間際から今の自分の生というものを考えてみるのも、心の余裕と言えるのかもしれない。▽ 自分が天寿を全うしてこの世を去るとき、どんな気持ちで旅立ちたいかを考えてみた。やはり最後も「ゲラゲラ、ワハハ」 と逝きたい。そこで、その日が近くなったら、身近な人に枕元で読んでもらおうと、今から、思わずクスッと笑える名場面集をしたためている。「久しぶりにタニタの体重計に乗ったら『ご本人ですか』 の表示。太り過ぎ!」「カイロプラクティックの治療中、お腹を押されてガス爆発」「新入社員のころ、緊張しすぎてドアをノックして退室」「グランドキャニオン旅行、家族全員のスリッパを持って自分の下着を忘れた」 「実家の7-11で歌った、ヘブンイレブンいい気分、生きててよかった」。 (NS) |
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余裕のない日々が続くと、心も体も疲れる。。。。今まで寝る前に本を読む習慣にしていたのに、この1年間は本を読む時間の余裕が全然なかった! ベッドに入ってすぐ寝ちゃう。我が家のデブ猫とは毎日5分でも10分でも、1日何回も一緒に遊んでいたのに、最近は猫ちゃんに餌をやり、寝ている時に触るくらいで、遊び心の余裕が全然ない! 小さい庭だけど、週末や休みの日に、いつも一人でゆっくりと庭仕事をしていたが、最近はやらなきゃいけない庭仕事だけ済ませて、のんびり、楽しく庭仕事をする体力の余裕が全然ない! ワンパターンが嫌なので、家の中の家具や飾りなどの模様替えをよくしていたが、この1年間は何も変えていないし、変えようという気持ちを持つ余裕も全然ない! いつからこんなに余裕のない生活をしているのか、何でこんなに忙しくしなきゃいけないのか、反省をしないといけないかも。今年は精神的にも肉体的にも余裕のない日々にさよなら!! (S.C.C.N.) |
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去年の新学期から息子がキンダーに通い始めた。それまでは毎日正午〜午後3時のプリスクールに通っていた。キンダーに入ってからは、朝9時5分〜午後3時45分のスケジュールになった。今までは夫が子供たちの送り迎えをしていたのだが、朝のみ息子を私の出勤前に送っていくことになった。起床後、私が出勤の用意をしている間に、専業主夫の夫が子供たちに朝ごはんを食べさせ、息子の着替えと歯磨きを終わらせてくれる。キンダーに持参するスナックと飲み物を私が用意して、準備完了だ。学校までは車で10分ほど。路上駐車をして、教室まで歩いて2、3分。最初の頃は、余裕を持って早めに家を出ていたので、始業時間の15分前には着いていた。キンダークラスは、8時45分から教室の外でストーリータイムをしているので、息子も楽しく参加していた。ところが慣れてくると、支度も遅くなり、家を出る時間がどんどん遅れて、最近ではギリギリになってきた。着くと、もう皆がクラスルームに入ってしまっていることも。ごめんよ、息子。もっと時間に余裕をもって行動しなくては、と反省した。 (YA) |
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水泳チームに入って、がんばって泳いでいる9歳の娘。屋外プール、練習が5:30pmスタート、そして今は冬。ということで、いつも練習に行くときは、夕暮れ時でとにかく寒い。1年前の彼女なら、こんな状態でプールに入るなんて言語道断、断固として入水拒否だったと思うが、文句も言わず(たまにブツブツ言っているけど)、余裕の表情で泳いでいる。1時間あまり、休憩もほとんどなしで泳ぎっぱなし。すごすぎる。9歳の私なら、弱音を吐いてサボりまくっていたと思う。今の私も、いろいろ言い訳を見つけてきっとサボっているだろう。自分の娘ながら尊敬してしまう。練習後のシャワータイムも、ちょっと前まで、私がつきっきりで、シャンプーを渡したり、タオルを渡したりしていたのだが、最近は自分一人で全部済ましてしまう。私はロッカールームの外でのんびり待っていればいい。これが成長というものか。キンダーに入学した当初、登校するのが嫌で嫌で、車から降りるのを拒否したり、教室に隣接するトイレに入ったきり出てこなかったり、親子共々本当に大変な思いをしたのが、信じられないくらいの成長ぶりだ。この気持ちの余裕、次の試練が来るまで楽しもうと思っている。 (RN) |
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日本人男性は、往々にして愛情表現が下手である。いつかTVで、平日の真昼間にご主人が奥さんに電話をして、「愛しているよ」と言わせる番組を見たことがある。普段聞き慣れていない言葉を突然、それも平日の労働時間帯に電話で言われた妻たちの反応は、明らかに戸惑ったり、からかわれていると思ったり。仕舞いには「あんた、頭おかしいんじゃないの」 と返す始末。欧米では毎日のように「I love you」と言い合うのに …。同様に結婚記念日だ、妻の誕生日だ … すら忘れているご主人も多々。私も日本で忙しく働いていたからよく分かるのだが、日本人男性とて、時間の余裕があれば、特別な日など忘れるわけもなく、その愛情表現、もしくは感謝の気持ちとしてのカードやプレゼントを妻に贈るはず。しかし、彼らは日々働きに働き、「ああ、今日は結婚記念日だ」と、たとえ思い出したとしても、それを表現する手段としての買い物をする時間的余裕がないのだ。やがて忙しさに紛れて、頭から飛んでしまう。結果、妻は 「つまらない夫」の烙印を押してしまう。違うのです! 気持ちはあっても、彼らには時間の余裕がないことが、気持ちの余裕を奪ってしまっているのだ。このことにもっと早くに気が付いていれば、私の人生も変わったかも? (Belle) |
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成績が追いつかなくて中学落第? (笑) とまで心配された姪っ子の満星は、年末に帰ったら、ちょっとした “親戚中の話題” になっていた!家庭教師をつけて猛勉強の果てに、ちまた (ランクは・・言えない 笑) の高校に晴れて合格。その (ランクは言えない 笑) 高校で一学期、二学期と成績学年トップ! 通知表オール5! その (ランクは言えない 笑) 高校の担任教師が「教え子がオール5! だなんて、教員生活で初めて!」と、泣いて喜んでいる (笑)。そう、驚いたことに、別人のように満星は “勉強” が “趣味” になっていたーっ! (笑)。元旦に一緒にお節を食べていたら「会えるの今日が最後だね」と言われ「なんで? わたし12日までいるよ(長っ! 笑)」と言うと 「勉強があるからダメ」 ・・・ 笑。ご飯を一緒に食べた後、どうやって勉強しているかチェックしてやった (笑)。そしたら! 余白のないノートぎっしりを2cmくらい離れたところから読んだ後で、約15分に1回休憩を取り、テレビを15cm前で観ながら、イヤホンでKポップを聴きながら、歌いながら、踊っていた!! (笑)。そして、勉強も再びテレビがノートに代わっただけで、聴きながら、歌いながら、踊っていた!! その (ランクは言えない 笑) 高校のランクはともかく、なんとも余裕の勉強スタイルじゃなーい ? (笑) (りさ子と彩雲と那月と満星が姪) |
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▽まさしく昨日、車を買った。14年間乗った日産ピックアップ、息子たちの身長が私の背丈を超え、空間に『余裕』がなくなり、フルサイズトラックを購入。で、経済的に『余裕』がない日々に突入。 ▽ “冷蔵庫とガレージのディープフリーザー”。基本的にうちは私が料理する人。なので、冷蔵庫とフリーザーは私がコントロールしている。どこに残り物を入れるか、どこに調味料を置くかは、私の指定席がある。特に大事なのは、物の詰め込みすぎを避けること。冷蔵庫、冷凍庫、ガレージのディープフリーザーまで、スペースに『余裕』があることが大切。な・の・に、困ったうちの旦那。「帰りにVonsで牛乳買ってきて」と頼むと、牛乳だけでは済まない。必ず 「これ安かったよ~」と、余計な物を買ってくる。毎回「あなたは、私が頼んだ物を目がけて店に入り、それだけ買って帰ってくればいいんだよ!」と言っているのに、ダメだ。で、私の冷蔵庫とフリーザーは Out of Control! 現在、18パックの卵が4ケースも入っている。冷蔵庫の中、スペースの『余裕』がなくなって、私の精神的な『余裕』もなくなっている!! (IE) |
(2018年2月1日号に掲載)

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▽高校時代の書道教師Sは、山伏 (やまぶし) を思わせる大柄な体格、無造作に生やした髭 (ひげ)、怒り肩で強面 (こわもて)、相手を射抜く鋭い眼光 —— という風貌。それはまるで、宮本武蔵が『五輪書』(ごりんのしょ) を書き上げて、洞窟から這い出てきたような威圧感だった。「書に向かう前に、無念無想に近づくよう、瞑想から始めよ」「『白砂青松』『懐郷』『淡雪』をそれぞれ3回練習」といった指示が黒板に書かれているだけ。生徒の背後から手を取り、筆遣いを指導する時に、低い声で発する「止める」「跳ねる」「払う」「伸ばす」以外の言葉を耳にした記憶がない。一度だけ、クラスメートが耳に親指を当てて掌 (てのひら) を広げ、ジェスチャーで “何か言ってよ!“ と茶化したら、教師Sは物凄い形相で無言のまま睨み続けていた。以来、恐ろしすぎて教師Sの “ 無言の制圧 ” に逆らう者は消えた。▽高校卒業式後のクラス送別会。生真面目で面白味に乏しく、全く人気のなかった担任Nが「君たちへのはなむけです」 と言って、童謡の『黄金虫』を朗々と歌い始めた。「♪ 黄金虫は〜金持ちだ〜金蔵建てた蔵建てた〜♪ 飴 (あめ) 屋で水飴買ってきた ♪」。2番しかない唱歌を繰り返し歌い続け、生徒全員と握手を交わし始める担任N。予期せぬスリラー。ジュースを注いでいた者もフリーズ状態で凝視していた。 (SS) |
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▽「 いいか!! ウソをついたり、人をだますと、ほれ!! このように鬼に舌を抜かれる」。 故郷の寺の襖 (ふすま) には大きな「地獄絵」が描かれていて、住職が村の子供たちに説法をしていた。躾 (しつ) けの劇薬ともいえるその「地獄絵」はグロテスクで、目を覆ってしまうほど怖かった。祖母の腕にしがみついて「ウソもつかないし、悪いこともしない」と心に誓った記憶がある。▽もっと怖かったのが土葬の風習。村では葬儀が終わると、大きな桶に遺体を座らせて、天秤棒で男衆がその桶を墓場まで担ぎ、墓穴に埋葬した。白装束に草鞋 (わらじ)、頭に三角の布を巻き、寺から墓場まで村人総出で行列を作って歩いた。祖母から聞いた話では、死後、硬直を起こした遺体を温めて座らせるために、湯を湧かしたこともあったそうだ。現在は火葬がほとんどらしいが、子供の頃に垣間見た死者の葬り方はとてもリアルで怖かった。▽昨年、『ACH事前医療指示書』というものを弁護士さんに作ってもらった。「延命治療はしない。モルヒネなどで痛みを和らげてほしい。臓器/組織は全て提供、何に使ってもOK。火葬して日本の墓に埋葬」。自分の生前・死後の医療について計画を立てたら、妙に気持ちが落ち着いた。死ぬのは怖いけれど、その時は必ず来る。死を意識することは、生を大切にすることに繋がるような気がする。 (NS) |
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我が家の猫はノラだったので、実際の年齢は分からない。家族の一員になったのは10年以上前なので、11歳前後だと思う。顔が小さく、体が長くて大きい。バランスが全然取れていない猫だが、性格が良く、いつも舐め舐めしてくれて、とても可愛い! だが、ついこの間の週末に、急に過呼吸になり、鼻水だらだら、口が開いたまま、ヨダレが出っ放しという危険な状態になり、すぐに動物病院のERに連れて行った。5時間の検査と入院治療で heart failure (心不全) と診断された。酸素室に入れられた猫は、酸素がないと呼吸困難になるので、退院は難しく、安楽死も一つのオプションだと説明を受けた。それを聞いた私と夫は悲しくなり、泣きながら、どうしたものかと悩んだ。「リスクがあるのは怖いけど、すぐ安楽死は絶対させない! 薬をもらって、猫を連れて帰りたい」と先生に伝えた。数日後、猫は普通に動けるようになってきた。サヨナラの日がいつかやって来るとの恐れがあっても、一緒にいられる日々を大切にしたいと思っている。 (S.C.C.N.) |
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▽4歳から14歳まで、週に一度、ピアノのレッスンに通っていた。ピアノの先生のお宅は歩いて15分ほどで行ける距離だったので、小学生、中学生のころはひとりで歩いて通っていた。夕方からのレッスンだったので、日が暮れるのが早い季節になると、帰り道が暗い。いつのころだったか、帰り道が怖い時期があった。そのときは振り向くとお化けがいると思い込んでいて、絶対振り向かないで、小走りで一目散に家まで帰っていた。▽幼い時は家の中でも怖いときがあった。当時は2階建ての小さめの家に住んでいたのだが、夕方、みんなで1階の居間にいるときに、ひとりで2階に何かを取りにいかないといけないとき、怖くて怖くて、大急ぎで階段を駆け上って、駆け下りてきていたのを憶えている。▽眠るのが怖かった時期もあった。眠ると悪夢ばかり見ていた。そういえば、毎晩眠る前に 「今日は怖い夢を見ませんように。神様、お願いします」とお祈りしていた。無宗教なのに、困ったときだけ神様に頼っていたなぁ。。。 (YA) |
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△高校の古典・漢文の先生。私たち生徒の間では密かにジャイアンと呼ばれていた。ニックネームの通り、ドラえもんに登場するいじめっ子「ジャイアン」風の体型に、パンチパーマ、色黒で、目がぎょろっとしたソース顔。見た目も怖いが、彼の授業はもっと怖かった。予習をしっかりやって、万全の体制で授業に臨まないと大変な目にあった。「宿題・予習を忘れた者は、授業中、教室の後ろに立っていること」 というルールがあって、少しでも予習に自信のない子は自主的に後ろに立ち、難を逃れようとした。私も何度も立って授業を受けたな〜。面白い話もいろいろしてくれて、優しい面もあったと思うけれど、彼の授業はストレスが大きすぎた。もう少し加減してくれていたら、古典・漢文がもっと好きになったような気がする (と、人のせいにする私)。△私には9歳の娘がいるが、彼女が今、いちばん怖いと思っていることって何だろうと思い、聞いてみたら、「死ぬこと」だそうだ。それは確かに怖い。それを挙げられたら、もう他の怖いことなんて太刀打ちできないでしょう。ジャイアン先生の怖さも、死ぬことに比べたらなんてことないと思える。死んだらどうなるか分からない、未知の世界は怖いものだ。娘が納得する答えなんて私が持っている訳もなく。一緒に悩むしかない。 (RN) |
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私は瀬戸内海沿いの祖父母の家で生まれた。私が超幼かった頃、堤防が決壊した。すぐさま母と駆け付けたのだが、タクシーが途中までしか行けず、母が私を抱いて、泥水の中を歩いて、祖父母の家までやっとの思いでたどり着いた。その道中が怖くて、怖くて。私は恐怖におののきながら、母の首にしっかりつかまって・・・の光景。3、4歳の頃で、人生で最初の記憶だ。2番目の記憶は、家の近所の保育所の前を通ったら、園児が楽しそうに遊んでいるのが羨ましくなって、私も通い始めた。そのうちに夏休みになる。3人の姉や兄たちが家にいると、私も家にいたい。そうなると保育園はどうでもよくなってくるのだが、母は嫌がる私を保育園に連れていく。私は行きたくないものだから、泣き泣き門をくぐることに。その保育園は、泣きながら来た子は掃除道具置き場に入れられてお仕置きを食らうのだ。その狭い小屋の中は真っ暗で、怖いことと言ったらこの上ない。ますます大声で泣くのだが、時間が来るまでは誰も戸を開けてくれない。その恐怖感は今でも鮮明に覚えている。奇しくも人生初と2番目の記憶がどちらも怖い体験のもの。 「怖い」という感情は、いつまでも残るものだろうか? 怨念もそのクチか? おお、怖 (コワ)! (Belle) |
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↑ (一番上) の人 (NSさん) が、、、以前も書きましたが、未だに、いまだーに! 同じ、しかも前回、この件について取り上げたのは、確か夏頃。そして今はもう冬なのに、そのおなーじ、たぶん春用のシャツを、、毎回会う度に、着用している! 笑。しかも、もうお出掛け用ではなく、何となく普段着用に変わったのか、着用頻度がアップ! 笑。冬なのに、そんな生娘が着るような、ちゃらちゃらしたの (ピンク色の花柄のうすーー い透けた生地 笑)、さっぶくねーの?と、本人に言ったら、わたしを見て、そして、わたしの日本の里帰り時の写真を見て「あ、同じ服だ」と指摘された ーー! 笑。教訓:人の振り見て我が振り、、直らん 笑。性格って怖いね〜 笑。その性格で、どうしてもどーしても、できないことがあるというか、達成できないことがある。それは、、晩酌用ではなく、料理用に日本酒を一升瓶で買うのだけど、、、料理に使えたためしが、ない。なぜか、料理の前に、一滴もなくなる! どうしてどうして?・・・そう、呑んじゃうから! 笑! せっかく料理用に楽しみにしているのに、なーんでなくなっちゃうの?! そんな、あたいの行動が、、、こっええええええええ ーーー !!! 爆! いつか自撮り防犯カメラ的に、自分を観察したい 笑。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪) |
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2010年に放送が開始されて以来、全米で大ヒットしている「ウォーキング・デッド」のテレビドラマシリーズ。噂に聞いていただけで見ていなかったが、こんなに長く続いているからきっと面白いのだろうと、最近Netflixで見始めたけれど、はっきり言って怖すぎ! 怖いけど止められない・・・。しかも、私がゆっくりドラマを見られる時間帯は、子供や夫が寝静まった夜11時ごろから真夜中。私は子供と寝ているので、ベッドでイヤホンを付けてスマホで見るのだが、子供が横にいるだけで、寝ていても恐怖心はだいぶ減る。ある夜、見ている途中でトイレに行きたくなった。ひとりでトイレに入ると、徐々に恐ろしいシーンが頭に浮かび、怖くなったので、早く用を済ませて急いでベッドに戻ろうと、トイレのドアを開けた。すると、小さな子供の黒い陰が目の前に。 「ギァーッ!」と大声こそは上げなかったが、心臓は飛び出そうなほどバクバクしていた。そこに立っていたのは、私がトイレに行く音に目を覚ました長女だった。リアルな娘の黒いシルエットはホラードラマを超える恐怖だった。やはり、真夜中のホラーはやめておいたほうがいい。 (SU) |
(2018年2月16日号に掲載)