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10代から続いているマイブーム。▽我ら「駅弁ファン」にはそれぞれに異なる流儀がある。大食漢のMは猛烈な勢いで2〜3個を車中完食。私は風光明媚な通過点を事前に調べて、車窓から眺めながら静かに味わう。Hは私と似ているが、極上の景勝地に途中下車し、自然の中で食べるのが最高らしい。マニアックなTはすぐに箸をつけず、中身を一つ一つ撮影し、メモを取ってからゆっくりと食べ始める。(それで終わらない) 帰宅後に食材を買い求め、自分で本物そっくりの弁当を作ってしまう。それが至福の時というから恐れ入る。駅弁愛好家でも方向性がまるで違う。▽「電波マニア」の私は旅先で地方局を受信して楽しんでいる。ネットで高音質の放送が聞ける時代とはいえ、受信機で微弱な電波を探し当てて聴くのがラジオの醍醐味ではなかろうか。私はそれを「ラジオの風情」と呼んでいる。アメリカでは大学構内にも低出力のTV・ラジオ局がある。30年ほど昔、UCSD-TV (当時35ch。今もあるのかな?) が、毎週土曜の昼過ぎから宵の口まで、黒澤明監督の作品を連続放映していた。初めて『七人の侍』『生きる』『赤ひげ』を観て感動し、私を邦画ファンにさせた。変人扱いされそうだけど、今でもTV・ラジオの送信所を見つけると必ず立ち寄り、アンテナを背景にして2〜3枚自撮りする。電波塔にも異常な愛着がある。 (SS) |
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▽最近、アボカドにハマっている。沸騰した牛乳に10分間煮るだけで、硬いアボカドが、完熟状態になる。こんなすごい技を、知人から教えてもらってからというもの、いろいろな料理に使っている。なんでも、NHKの番組で放送されていたとのこと。硬すぎたり、柔らかすぎたりして、取り扱いが面倒だったアボカドだが、硬いのは自分の頭だった。▽教育系 YouTuber が紹介していたTIME TIMER。残り時間が「視覚的」に分かるこのタイマーの使い勝手がとてもよい。アラーム音をOFFにして、タイマーを25分に設定して作業を開始し、時間になったら3~5分の休憩を取る。集中していると、タイマーを忘れて、長時間没頭状態。残り時間が一目瞭然なので、想像以上にストレスがなく、作業に集中できる。アメリカで20年以上前に子ども向けに開発されたとのことだが、大人こそ使うべきだと思った。▽日本の友人が送ってくれた2枚刃ピーラー「キャベピィMAX」を使いまくっている。トンカツ屋さんのように “ふわふわ” “シャキシャキ” の千切りキャベツが、手早く、簡単に、しかも大量にできあがる。千切りにして冷蔵庫にストックしておけば、幅広い料理に使えるので、とても便利だ。自分が若いころは、花嫁修行として祖母からキャベツの千切りを習ったものだが、令和の「キャベピィ」には敵わない。(NS)
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冷え込む日が多い気がするこの冬、我が家に訪れたブームは「鍋」。鍋料理が好きではなかったはずの夫が、最近、私がどうしても食べたくて作った鍋料理を味わって「結構イケる!!」となってから、ここぞとばかりに鍋を夕食に出し始めた。昆布、干し椎茸、鰹節などで出汁を取る日もあれば、粉末出汁で済ませることも。骨つきの鶏肉、豚の薄切り肉などを入れれば、食べ応えタップリの鍋に———。何十年ぶりかに作ってみた、豚ひき肉にネギ、生姜をたっぷり入れたつくねが思いのほか美味しくて感動した。肉類、魚類は入れずに、白菜、大根、油揚げ、豆腐、ネギ、キノコ類だけの鍋も大好き。体も温まるし、野菜もたっぷり摂れる。おまけに鍋一つで済ませられるのが、何よりも簡単で嬉しい。鍋レシピで検索すると、試してみたくなる鍋が次々と出てくる。「とろーりチーズのキムチ納豆発酵鍋」「豚バラ肉とレタスの無限ごま油鍋」「とろーりダブルチーズタッカルビ風鍋」「ネギたっぷり鶏の無限ごま油鍋」「高野豆腐の豆乳鍋」「本格やみつきよだれ鶏鍋」などなど。食欲をそそるネーミングも素敵 (笑)。バラエティに富んだ鍋料理をどんどん作って食べるぞ〜。(RN)
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生きていたら、とっくに100歳は超えている父親は、青年時代に趣味でクラリネットを吹いていた。その関係で、我が家には今は超懐かしき78回転のレコードが山ほどあった。父の影響を受けて、私も負けず劣らずの音楽好き。一時は1,000枚のレコードが我が家に。常に音楽が生活の中に。その音楽を聴くツールはカセットになりCDに。今では YouTube や Alexa などでレコードやCDをかけ直すことなく、一度アーティストを選べば、際限なく彼らの、もしくは関連音楽が聴き続けられる時代となった。お金もかけず、同じアーティストの音楽のほぼ全てが聴けるのだから、これはハマる、ハマっている。最初にマイブームとなったのは中島みゆき。明けても暮れても彼女の歌を YouTube で聴きまくった。このマイブームが約1年間続いた。次にハマったのがボチェッリ。言葉は分からねど、あの逞 (たくま) しさの中に、甘さを秘めた歌声と耳に優しいメロディー。聴いた、聴いた。彼の後はルイス・ミゲル。ラテンの甘いラブソングからエネルギッシュな曲まで、オールマイティな彼のマイブームも1年は続いた。お次はアフリカ北西部の諸島、カーボヴェルデ共和国出身のセサリア・エヴォラ。そして現在は、イタリアの若き3大テノールイル・ヴォーロ。Alexa に声をかけるだけで、彼らの音楽が自由に、永遠に聴けるのだ。まだ当分はイル・ヴォーロ三昧の日々が続きそう。(Belle)
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年末年始に、懐かし〜い友人に会った。わたしがサンディエゴで初めて友達になったニッポン人、Tくん。何十年も経っているし、結婚やら、離婚やら (ないことを願うよ!) 人生イロイロあるじゃん。ソーシャルミディアに携わらないわたしとしては、みんな、いったい何してんだろ、を確認するには、本人に会うしかない (昭和初期? 笑)。わたし的には、あの子、今どうしてるの?が、今さらながらのブームなのよ 笑。とはいえ、直接会ってからの確認では、なかなか人数こなせない 笑。今まで避けて通ってきた “ライン交換” をしているのは、一握りの相手だけ (実の兄を含む 笑) (これまた今頃? 笑?)。久っさしぶりにTくんとサシで飲みながら、彼のこれまでを聞いた、ら、あのウワサは本当だった 笑。帰国してマイクロソフトに入社した当時、訪日するビル・ゲイツさんの世話役は彼!! プレゼン用の機材はこれですよ、と英語で言いたかったのだけど、緊張&英語ビビリながら喋る、の彼は、なんと、あのビル・ゲイツ御本人さまに “This is the PC. This is the mouse.” と説明しちゃった、らしい 爆。それを真顔で話すTくん 笑。他にも、当時の爆笑話があるけれど、笑えすぎて言えん! 笑。これからは帰国せずとも、ラインで様子を伺おう、と思ったら、Tくんのライン、もらわなかった 笑。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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△我を忘れて楽しめる唯一のものは、長年趣味で続けているテニスだろうか。これだけは自分がリフレッシュするために必要だと思っている。家事や育児に追われていても、時間を見つけてテニス仲間とボールを打ち合っている間は、どうしたらもっと上達するだろうか、相手のコートのどこに打てば良いかなど、シンプルにプレーを楽しむことだけに集中できるからだ。私のこの年齢からは新たに趣味や夢中になれることを開拓するのは難しいと思うので、今まで続けられた好きなことに磨きをかけ、日常生活の中で没頭できる貴重なひと時として大切にしたい。△我が家でのブームは、季節ごとに旬のフルーツやカニなどを採りに行くこと。毎年秋になると、家族で松茸狩りに出かけるのがブームだったが、ここ数年、収穫がない。昨年も10月頃にいきなり氷点下5℃ほどの日々が続き、やっと見つけた松茸も凍っていたりと、残念な結果に。カニやオイスター狩りも楽しい。店で買うより、自分で獲ってきた魚介類は格別に美味しいし、新鮮だ。子どもたちも自然を楽しみ、普段食べてくれないオイスターも、自分で獲ってきたものなら箸をつける。食品も値上がりしていることだし、なるべく自分で収穫できるものを増やしていきたい。(SU) |
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▽東京郊外のマンションへ引っ越した頃のエピソードが忘れられない。真夜中のエレベーター。乗り合わせた仕立ての良いコートに身を包んだ男は、その端正な面差しをサングラスの奥に隠して同じ階の一室へ姿を消した。芸能関係者と分かる華やかな風貌。彼は1970年代のアクションドラマに出演していた準主役級の人気俳優Tさんで、そこに若い愛人を住まわせていたようだ。管理人が不在の時、女性宛ての宅配物を預かっていた私は、誰も受け取りに来ないので、併記されている☎︎番号をかけた。彼女が出た瞬間、うっかりして「Tさんのお宅ですか?」とやってしまった! ガチャン! その女性はひっそりと転居した。小包の中身は果物。娘を心配している母親からの贈り物? そう思うと、他人事ながら切なくなり、差出人へ返送することで私の役目を終えた。何がしかの料金を支払って。▽カードキーで出入りするホテルのような最新式の新居に従姉妹 (いとこ) が引っ越した。えっ! 転居初日にそれを紛失? 防犯上からも再発行に厳しい制約が掛けられて厄介なことに。旦那にバレる前に自力で見つけようと、血眼 (ちまなこ) になってカードキーを探す「奮闘記」を延々20分以上も話す。「結局、◯◯の中に入れたのを忘れてたのよ!」 と大笑いしている。元ガングロの姪が「ママ、何のオチもないじゃん」と冷たく切り捨てた。オジちゃんも固唾 (かたず) をのんで聞き入っていたんだよ。長い話はどんでん返しがなきゃいけない。 (SS)
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▽「老後は日本で暮らしたい」と、ここ数年、友人知人が母国に引っ越している。「日本の方が安心」がその理由。確かに、言語、食事、医療や介護など、アメリカより日本での老後に “安住感” を持てる要素は多い。「でも、本帰国の前に、一定期間は暮らしてみたほうがいいよ」と、一度は日本に帰国したが馴染めず、アメリカに戻ってきた知人がアドバスをくれた。▽「自分を大きく変えたいなら、引っ越しをしよう」。モノの本によると、引っ越しこそ、一番手っ取り早く人生を変えることができる方法とか——。引っ越し直後は古い習慣を断ち切りやすく、新たな習慣を身に付けやすいとも言われる。でも、ボヤボヤしていてはいけない、新しい環境に脳が慣れるまでが勝負らしい。因みに「幸福への鍵は15分アクセスにある」という。満足度から部屋探しを考えるなら、ウォーキングやサイクリングで、片道15分でどこにでもアクセスできる圏内が理想とのこと。▽ NASAの発表によると、2030年までに月への移住が可能になるという。多くの困難を乗り越えてでも月を目指す理由は 「人類を存続させるため」にあるそうだ。これまで地球は、最低5回、大量絶滅期を経験しているとのこと。隕石が衝突したり、環境破壊が進んで地上で暮らせなくなってからでは、他を探しても遅い。今から宇宙規模の引っ越しの準備が始まっている。(NS)
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物心がついた頃に住んでいた家は、引き戸で部屋が区切られた、日本家屋の特徴的な間取りの二階建てだった。急勾配の階段が付いていて、上り切ると広い空間があり、そこに私と妹の勉強机2つと二段ベッド、本棚、おもちゃの置いてあるエリアがあった。その部屋と、襖 (ふすま) で仕切られた2部屋の1つは父母の寝室、もう1つは父の書斎だった。私と妹の部屋 (空間?) からはベランダと屋根に出られたし、隣の従姉妹 (いとこ) 宅の屋根との隙間が1mもなかった。父と叔父が隙間に渡り板を敷いてくれたので、しょっちゅう、屋根伝いに従姉妹たちに会いに行っていた。10歳の頃、家を新築することになった。実家から歩いて10分以内の場所だったので、骨組みの段階の時から、ちょくちょく見に連れていってもらった。「Yの部屋はここ、妹の部屋はそこ」と教えられ、とても感動したのを覚えている。新宅は洋風の作りで、多くの部屋に分かれていた。何と言っても、初めて個室を持てたことが嬉しかった。壁紙もカーテンも自分の好きな柄を選ばせてもらった。家が完成して、それぞれ自分の持って行きたいものを運ぶように言われた (子供だったので)。新しい家への引っ越し体験は、ワクワク以外の何物でもなかった。 (YA)
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このテーマをもらって、私は人生で一体、何回引っ越しをしたのだろうと数えてみた。まず、生まれ故郷の福山から大学進学で上京。中野区の一般家庭に下宿をした。過剰な心配性のおばさんが疎 (うと) ましくて、1年で杉並区の女子寮のようなアパートへ。そこから世田谷、再び杉並、またまた世田谷と、東京で5回引っ越しをした。最終的に世田谷の上北沢からサンディエゴのPB、Rancho San Diegoと住まいを変え、現在のUTCがサンディエゴでは3軒目となる。ということは、人生で8回引っ越しをしてきた、ということか。これが多いのか少ないのか。引っ越しは不用品の片付けには実に有効な手段だが、如何せん、お金と時間、そして莫大なエネルギーと体力を要する。現在の住まいに引っ越してきた時、この家はしばしの寓居、くらいの気持ちで転居したのだが、気がつけば、人生で一番長く使っている住所となった。当地は気温もインランドなどに比べて穏やか。年間を通じてクーラーもヒーターも不要という究極の節電エリア。おまけに、スーパー、映画館、ジム、多彩なレストラン、ショッピングモール、郵便局、銀行などへも歩行可能な距離という便利さ。故に、引っ越す理由が見当たらないし、そのエネルギーも、まして体力も既にない。一世一代、人生大決断の引っ越し、日本への帰国を企てない限りは、この地が終 (つい) の棲家 (すみか) になるのだろうか・・。(Belle)
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お正月に愛知県の実家に帰った時のお話。私が育ったその家は区画整理で撤去され、御年◯◯歳の両親が2年前に50メートル後方に新宅を建てた。コロナ前以来の帰省となったわたしには、初めましてのお家だった 笑 玄関に入ったら新築の香り。お母さん自慢の空調システム完備! 前の家といえば、冬は食料を冷蔵庫/冷凍庫に入れるまでもなく、室内でも白い息が出るほどの 笑、底冷えする “昭和タイプ” だったけど、この家は、何と! スリッパを勧められても裸足でオッケ〜! 笑 旧家からお引っ越しをするのに、プロを雇うには微妙な距離。でも、お年寄りだけでは運べない、で、兄弟や、おじさんおばさんが手伝ってくれた、らしい。だからなのか、家の中が、、、何というか、、ズバリ言ってしまうなら、、センスない? 笑 お母さん曰く、ここは 「年寄りの家」・・・笑 屋内で一番面積を取っている、ご立派な台所のカウンターの上には、、ウェットティッシュ、タオル、箸、湯飲み、天然水、お櫃 (ひつ) (ご飯入り 笑)、、つまり、自分に必要なものは手の届く所に置いている。置いておかないと面倒!なんだって 笑 いいけどさ、孫 (彩雲) の描いたアニメ画と由緒ある日本画を並べないでくれる? 笑。ということで、帰米前夜、皆が寝静まった時間に、彩雲のアニメ画を洗面所の壁に貼ってきた。気づくかなぁ?? (イタズラしがいのある家 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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引っ越し・・。はっきり言って、こりごりだ。1年半前、現在の家に引っ越してきた時に、家財道具が全部入ったレンタルトラックごと盗まれて、何もかも失ったからだ。あの時は頭が真っ白になり、何をどうしたらいいのか、オロオロするばかりだった。1か月ほど滞在していたホテルから新築の家に転居する当日の朝に、トラックごと消えたのだ。新居に移って、荷物の整理などで慌 (あわただ) しくなるはずだったその日は、警察に被害届を出したり、必要物を買い揃えるのに忙しい日となった。空っぽの家に到着したはいいが、ベッドも調理器具も何もない。夕飯が作れないので外食で済ませ、床板の上で眠るのは嫌なので、とにかくマットレスと掛け布団を買い求め、2階のベッドルームにそれらを敷いて家族みんなで寝た。良い方へ考えるなら、荷物がないので物を移動させる手間が省け、家具も全て新品になったこと。しかし、当時はそんな精神的余裕などなかった。新しい隣人たちから「荷物を運び入れるのは大変ですね」と言われたが、「入れる荷物ないんです」と内心思いながら、笑って挨拶したのを覚えている。時が過ぎて、今では笑って話せるようになったが、それでもU-Haulのトラックを見かけるとモヤモヤする。あの日のことは、ずっと忘れられないだろうな。(SU) |
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▽デジタル技術と生活圏の融合が進み、創造性の低い業種をAIが肩代わりする「第四次産業革命」の第1ピークは2030年頃に訪れる。人間とテクノロジーの “協働体制” という言葉は影を潜め、AIが人間界を淘汰する “技術的失業” の必然性に誰も異議を唱えない。悲しいかな、編集者も消えゆく仕事の一つだ。▽日本の弟が「0%ノンアルも注文できる」と言って、下戸の私をスナックに連れ出そうとする。場違いと知りつつ、社会勉強とばかりに同行した。「兄貴はアメリカ帰りなんだ」と弟が私を紹介した刹那 (せつな)、ママさんは「その手は古いわよ」と返してくる。(どんな手だ?) 当意即妙な会話のキャッチボールがスナックの粋 (イキ) なルールらしい。客の心情を読み取り、愚痴っぽい話も柔軟に受け止めて、臨機応変に振る舞いながら、人情の機微を知り尽くしたかのように「癒し言葉」で包み込む。なるほど~見事なものだ。ロボットには到底できない、生身の人間だけの芸当のような気がする。AIが長足の進歩を遂げ、仮に人間の知能指数 (IQ) を凌駕 (りょうが) しても感情指数 (EQ) は超えられない? ペットロスの情緒不安は生命に限りがあるからこそ。AI搭載で自立稼働するペットロボットの死は故障でしかない。言うまでもないけど。・・それにしても 「◯◯◯ちゃん」なんて呼ばれている弟よ。お前、常連客なんだな。 (SS) |
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▽同僚から誕生日プレゼントにもらったアマゾンのAIスピーカー「エコードット」に「アレクサ、あなたの家族は?」と意地悪な質問をしたら「私は、Amazonの開発チームによって作られました」と応えた。「シリ、私と結婚して」と、iPhoneに向かって茶化したら「その言葉は、もっと人間性の高い方のために取っておいた方が良いと思いますよ」と言われた。▽話しかけるだけで、質問の回答、音楽再生、天気、為替、TVや照明の操作などを行ってくれる。▽そんな万能感あふれるAI (人工知能) だが、数学者の新井紀子さんによると「AIはデータによる計算結果を吐き出しているに過ぎない」らしい。AIが発するジョークは、誰かが作った文をデータから拾っただけ。そもそもAIは、意味を全く理解していないとのことだ。実際に「この近くの病院を教えて」と「この近くの病院以外を教えて」とシリに質問すると、何と、同じ回答を返してくる。“以外” という意味を理解できないのだ。▽だから、AIが人類の知恵を超えることは当分なさそうだ。でも、人間のライバルにはなり得るとのことで、10年後には、実に50%の職業がAIに取って代わられるらしい。AIとの共存社会に備えて、人間が得意とする「考える力」を高めるには「一に読解、二に読解、三、四は遊びで、五に算数」だと、数学者の新井さんは語っている。(NS)
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▽テクノロジーの進化に遅れがちに付いていく私でも、携帯電話のナビゲーションアプリにはすっかりお世話になっている。初めてだったり、道順があやふやな場所へ行く時はもちろん、渋滞状況をチェックするのにも活用している。到着時間を入力すれば、混雑状況などを考慮した上で、いつ出発すればよいかまで教えてくれる。印刷された地図を縦に横に動かしながら、時には人に尋ねたりして目的地にたどり着く、なんていうことをやっていたのが、はるか彼方の大昔のようだ。ナビゲーションアプリなしの生活は、洗濯機・冷蔵庫なしの不便さに匹敵すると思う。▽最近は、オンラインでなんでも買い物が済んでしまう。コンピュータ、自転車、服、猫の餌や砂・・ほぼ何でもオンラインショッピング。そして買い物をした店から、SNSやメールで、新商品入荷やセールのお知らせが届き始めるのが常。「Ah, bummer - the style you liked is out of stock」、「Your favorite sweater is in this email」などのサブジェクトで、私がそのサイトでチェックした商品に似た雰囲気のアイテムを五月雨 (さみだれ) 式に送ってくるのだ。それでも「あーこんなのも良いかも」とついポチってしまったり・・。AI広告の威力ってスゴい(笑)。(RN)
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人工知能~AI。私などのローテク人間には全く無関係だと思っていた。今から4、5年前、スマートスピーカーという言葉を耳にして「なんだ、それ?」。小さな物体に話しかければ応えてくれる、というのだ。家の中で話しかける人がいない独居老人には有難い、と言う人もいた。しかし、当時はそれを買おうとは思わなかった。それが、2020年の暮れ、日本にも帰れないので、友人の家に大晦日を過ごしに行った際、彼女がその物体に話しかけて、音楽を楽しんでいる。見れば、小さな画面には歌詞も流れている。「それ、なあに?」。アマゾンのEcho Showというものだった。早速、購入。いやぁ、便利だ、便利だ。それまで音楽を聴くには、レコードかCDを買ってプレーヤーにかけるか、はたまたパソコンを立ちあげてYouTubeで聴くか・・くらいしか手段を持たなかった私に、最新兵器が加わったのである。革命! お金も手間もかけず、好きな音楽は声かけだけで永遠に。ニュース、為替レート、天気予報、目覚し時計の機能も。ベッドの中から、あるいは外出から帰宅するなり、声かけだけ! 信じられないモノが世の中に登場したもんだ。あまりにも便利だから、福山に暮らす姉にも買ってあげた。ある日のこと、義兄が「アレクサ、今日、天皇は何をしようるかのう?」と福山弁で問いかけたら「分かりません」。彼のユーモアがAIに勝った?瞬間だった。痛快! (Belle)
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ウェブサイトやYouTubeを見ていると広告が出てくるでしょ。自分がサーチしたモノとか、旅館やホテルを検索した街の広告が、まったく違うサイトを見ているのに、よこっちょにバァーーッと現れる。え?? 誰かわたしの行動を見てんの〜?!、、見られてるのよ。誰に? あい (AI) ちゃんに! 笑。スゴくない? 見張られすぎてるハズなのに、困ってしまうのは、わたしが一切、そんなサイトを見ても近づいてもいないのに、エロい (昭和?笑) マンガが出現するとき! 笑。ほんとうに、ほんとおーーーに見てないのに、なんで出てくんの、セクシーお姉ちゃん 笑。コーヒー店でそれがあって、誰かに見られたら勘違いされると思い、あわてて別のサイトに移動しても、また出てくる! 笑。スペイン語で検索をよくするんだけど、iPadを友達のH部長に貸すと、彼がそれを見ても本人にはまったく響かない、スペイン語バージョンの車のコマーシャルが出てくる。さすがのあいちゃんも、誰が見てる、までは分からないらしい 笑。でも、いいでしょう。H部長はトンチンカンなところがあるから、英語でもスペイン語でも、お得意の自分勝手な解釈をしているでしょうから 笑。最近の爆笑ネタは、ANAさん (All Nippon Airways) を「日本の全ての航空会社」と思っていた 爆 (当たってるちゃあ、当たってるけど 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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この20年ほどで、テクノロジーの進歩により、私たちの生活が大変化を遂げた。身近なものでは、携帯電話がスマートフォンになり、リアルタイムでニュースが視聴できるだけでなく、高画質の写真や動画まで撮れるようになった。当時は電話がかけられれば、スマートフォンなんて不要と思っていたが、一度手にすると手放せなくなった。そして、方向音痴の私に欠かせないのはGoogle Map。ドライブ中にどこかに車を停めて地図を広げ、現在地の確認や、目的地へのルートを探すことをしなくてもよくなった。おかげで、知らない道に迷い込んでも、家に帰ることができ、行動範囲も格段に広がった。インターネットがつながる所なら自由自在に行ける。Google Assistantは、話しかけると、様々な要望に応えてくれる便利なスピーカーだけど「ヘイ!グーグル!」と呼ばなければいけないのがイヤ。普段、他人に「ヘイ!」なんて声かけないから。まだまだ私の知らない所でも、AIや最新テクノロジーが使われているのだろうけど、さらに10年、20年後には、どんな生活になっているのか想像もつかない。私はそのテクノロジーの進歩についていけるのだろうかと不安に駆られているが、楽しみでもある。(SU) |
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当たるも、当たらぬも、年の初めは星占い。3月24日に冥王星が宝瓶宮へ進む。今後240年続く、占星術上の大転換期「宝瓶宮時代=水瓶座時代」の幕開け。権威主義から人道主義へ。ヘゲモニーに抗 (あらが) う自由の希求へ世界が動いている。冥王星は6月12日に磨羯宮へと逆行するので、覇権を求めて戦火を交える紛争は収まらない。旧勢力 vs. 新勢力の対立激化の暗示もあり (磨羯宮冥王星 SQr 宝瓶宮土星)、ウクライナ情勢が長期化するなどの試練が続きそう。2024年1月22日に冥王星が宝瓶宮へ戻る。そこからが本格的な「新時代」の到来か。AI、IoT の急速な進化でVRの実用化が加速 (金牛宮木星 COj 天王星)。人工知能と人間知能の位置づけが問われる年になる。新年の前半は新規ビジネスや資格取得などの計画を実行する最適の時 (白羊宮木星 SXt 宝瓶宮土星)。白羊宮に木星があると、蒔 (ま) いた種が豊かな実を結ぶ可能性が高い。土星との吉座相で冷静沈着に準備ができる。12年に一度のチャンス。2023年のラッキーカラーは5月前半までは赤系 (濃い目のピンク)、5月後半からは緑系 (エメラルドグリーン)。トレンドセッターのパントン社が選んだ ビバ マゼンタ (真紅) と一致するし、中国の風水術も赤、桃色、青、緑を挙げている (多いな)。皆さんに幸あれ!! (SS)
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▽皆さま、明けましておめでとうございます。1987年に誕生した『ゆうゆう』は多くの方々に支えられて、お陰さまで創刊36周年を迎えることができました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と、心より感謝しております。▽コロナ禍で迎える3度目のお正月。昨年の世相を表す漢字一字は「戦」に決まった。ロシアのウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにした1年だった。「戦」が選ばれるのは、アメリカ同時多発テロが起こった2001年以来2度目とのこと。どうか今年は、平和で穏やかな1年になりますように。▽「水やお金は分けると減るけれど、時間は共有しても減らないんだよ」と友人がLINEで教えてくれた。好きな仕事や趣味を楽しい仲間と一緒にやる。人間の幸せは「誰と過ごすか」で決まるのかもしれない。▽人生はものすごく短い。 80歳くらいまで生きるとして、たった4,000週間。90歳まで生きても4,700週間だ。時間は有限。できることは限られている。だから、本当にやりたいことを選び、それに没頭する必要がある。それが幸せな「いま」を生きる秘訣。大切なのは「自分のやりたいことを考えるのと同じくらい、人や社会に役に立つ方法を真っすぐに考えること」。今年も、そんな気持ちをもって、楽しく仕事をしていきたいと思う。(NS)
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明けましておめでとうございます。新しい年2023年が始まりました。皆さまにとって素晴らしい年になりますように。私も良い年になるように、今年の目標を立ててみた。ここ数年は忙しくて、なかなか家族とゆっくり過ごす時間が取れなかった。今年は子供たちと楽しめそうな、いろいろなアクティビティやイベントに参加する予定だ。健康面では、スポーツジムに通うことは私にはとても無理なので、せめて毎朝のラジオ体操、そして時間のあるときにウォーキングをしようと思う。先日、仕舞っていたキーボードをリビングルームに出した。独身時代に弾いていたのだが、子供が生まれてからはご無沙汰だった。8歳の娘が気に入って毎日弾いている。ピアノを習わせたことがないので音符は読めないけれど、YouTubeで弾き方を見習いながら練習している。私はソロギターに挑戦している。初心者でもギターのTab譜を見て、その通りに弾くとちゃんと曲になる。やはり音楽はいい。5年生の息子も、また1月に学校でウクレレのクラスを受ける。皆、できるだけ毎日練習して、今年は「音楽でいっぱい」の年にしたい。 (YA)
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皆様、明けましておめでとうございます。本年も、この駄文にとくとお付き合いを頂きますよう、よろしくお願いいたします。さて2023年がとうとう明けた。私は1994年の暮れにこの地に押しかけてきた、ということで、私のサンディエゴ生活も早29回目の新年を迎えた。広島県福山市で生まれ、青春~中年の域に達するまで大都会・東京で過ごしたが、とうとうこの地での暮らしが東京での生活より長くなってしまった。東京で編集者生活をしていた頃、誰がこんな人生の大転換を想像できただろうか。しかし私は、その機会を得て、それを決断したことに心から満足している。そして、あのまま日本にいたら出来なかったであろう仕事 (日本人観光客のための民宿、インド料理教室、ケータリングサービス、学校の教師…) にも出会えた。そして、各国の人たち (メキシコ、ロシア、ベトナム、イタリア、ドイツ、中国、そして米国) と友達の輪を広げることになり、彼らとともに定期的にメキシコを始めとする世界旅行ができ、私のサンディエゴ生活に刺激をもたらせてくれている。この3月には、コロナのせいで、泣く泣くキャンセルせざるを得なかったペルーとチリに初上陸できるのも、彼らのおかげだ。人生どこで暮らしても「住めば都」だが、心地よく住むには人の力が要る。今年も、人を一番に大事に思うことを心がける年にしたいと思う。 (Belle)
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お正月に、パンデミック以来、久しぶりに愛知県春日井市の実家に帰りまーす (というか、今頃は里帰り中! 笑)。皆にお土産を、そして姪っ子や友達の子にお年玉を用意しなきゃならん。でも、3年も経ってるので、姪のりさ子は社会人、満星は大学生、那月、彩雲は中高生。お年玉、いる? 笑 年齢に関係なく、違う額のドル札 ($2~$100) が入ったお年玉袋をあみだくじで (笑) あげているのだけど、今回は、珍しく大人の知恵を持ち出した (笑) 高校生からお土産リクエストがあった。Nerds Rope と Sour Patch Kids という、奇妙なグミ。Walmart などで売っている、いかにもあめりかーんな人工着色料のピンク、黄、青の奇抜な色をした、わたしだったら、もらってもぜったい食べたくないアレ 笑。これってamazonでも売ってんじゃね?と思ったら、案の定。しかも箱売り 笑。しめしめ。お年玉とお土産の一石二鳥!? 笑 今まで適当にお土産を選んでいたけど、喜ばれた感が薄っ・・笑。唯一、トルティーヤはウケが良くて、わたしもタコスを作ってあげてたのに、今やCostcoが日本の田舎を支配=入手可能。このグミだってCostcoで買えるのでは? でも、米国直通ってことで、心ウキウキになるんだろーな (いや、なってほしい笑) というかーー、一番嬉しいのは、わたしの登場でしょうが! 覚えておきなさい!(姪っ子たちへ 笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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アメリカ生まれの子供たちは、まだ日本で正月を過ごしたことがない。毎年、長期の夏休みに日本に帰省しているため、年末年始はいつもアメリカで過ごしている。日本の正月がどんなものか見せてあげたいが、冬休みが短いので実現していない。私も元日は日本で過ごしたい。特に何をするわけでもない。でも、家族揃ってテレビを見たり、初日の出を拝んで、お雑煮を食べ、そして初詣に行く。特別なことをしなくても、家族全員でワイワイするのが楽しいのだ。そんな幸福感を子供たちに味わってほしい。そういえば、昔はお雑煮をよく母が作っていた。10年以上前、父の生前に、姉が「今日は私が雑煮を作るね!」と宣言したときの会話を思い出した。姉が雑煮を作ると言ったとたん、父の顔色が変わり、しきりに母を呼ぶので、姉が「どうしてそんなにお母さんを呼ぶの? 私の雑煮が嫌なの?」と聞くと、父は「なんだか不味 (マズ) そうで」と答えた。なるほど、姉の料理はいつも薄味だから、確かにあまり美味しくない。私も雑煮は母の味が好みだった。姉には悪いが、姉の雑煮は遠慮したいと思っていた。食べてみたら、やっぱり薄い。たまに家族で当時の話をすると、誰もが母の雑煮を食べたかったと言う。他愛もない出来事なのに、今でも家族みんなで笑える正月の思い出だ。(SU) |