July 5, 2025

読み違い/聞き違い

▽とんでもない「聞き違い」の一幕。30数年前、私はイラン芸術振興協会 (のような団体) から、会員が創作した「壁掛け」(タペストリー) の紹介を依頼され、その作品を見せてもらった。表は装飾的な文様が散りばめられ、裏にはアッラーの啓示を受けた預言者ムハンマドの姿が —— 。一針一針打ち付ける高度なテクニックで両面を絶妙に調和させつつ、表裏に透ける色の濃淡を利用し、それぞれを見事な別作品に仕上げていた。タイトルは「The Rebirth of God」(神の再臨)。それを、あろうことか「The Reverse of God」と書いてしまった。「裏面」が頭から離れなかったのだ。これじゃまるで (神の背面) だ。印刷直前に駆け込んで 間一髪セーフ!▽中学時代に深夜放送で聞いた『想い出のヨコハマ』(1970) は「聞き違い」を正当化して大ヒットした洋楽ポップス。米人歌手ボビー・シャーマンの来日記念盤としてリリースされ、日本でベスト10に入った。実は、サビの部分 ♪ I’ve got to be more than just two lines ♪ in the YOKOHAMA CITY Times. ♪ は OKLAHOMA CITY だった (原題は『Oklahoma City Times』)。オックラホマ (オクラホマ) がヨッコハマに聞こえてしまうトリック。私も騙された。日本の音楽業界の力業 (ちからわざ)。商魂のたくましさ、恐るべし。 (SS)
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▽旦那と一緒に新幹線で幕の内弁当を食べていたら、前の席のおじさんがいきなり振り返って「キムチだけ食べさせてもらってもいいですか」 って申し訳なさそうな顔で言ってきた。弁当にキムチは入ってないし、パニクって聞き直したら「気持ちだけ (座席) 倒させてもらってもいいですか」 だった。▽福島の田舎の叔母さんが「イモ洗いに行ってくる」と行って出かけた。畑に行ってる様子もないし、帰ってきた叔母さんの手にイモはないし、一体どこへ行っていたんだろうと不思議に思っていたが、最近になって『MRI』だと判明した。▽ずいぶん昔のこと。いとしの君とデートをして夜遅く自宅に帰ったら、母が玄関でクンクンしながら「なんか、オスの匂いがする」と言った。ドン引きしていたら、「すっぱいお酢」と分かった。▽山手線に乗っていたら、かわいい女子大生たちの会話が耳に入ってきた。化粧をしながら「ね、日本ってアメリカと戦争したらしいよ、知ってる?」「え〜、マジ? ウソでしょう。で、どっちが勝ったの」。聞き間違えかと思って、しばらく固まった。第二次大戦下、学徒出陣で中国大陸に配属され、過酷なシベリア抑留を経験した、天国の父の姿が頭をよぎった。戦争の体験談、歴史、事実というものを、次の世代にしっかりつないでいかなければならない、と思った。  (NS)
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sheau-ching-san.gif アメリカに来て23年! 来て間もない頃、英語があまり話せなかったし、聞き取れなかったし、話してもなかなか相手に分かってもらえなかった。結構大変だった。読み違い、聞き違い、勘違いは、当然のように毎日発生していた。特に英語を勉強したことはなかったが、英語の先生の経験を持っていた夫の英語は非常に分かりやすいし、発音も聞き慣れているので、彼と他人の会話を聞くのが私にとって一番の勉強だった。英語が話せるようになったことも、上達できたことも夫のお陰である。しかし、滞米1年目の時、私の発言が義理のお母さんを「?!」とびっくりさせたことがある。"How are you?" と聞かれ、私は "Fxxxing great!" と返事した(>.<)。それは夫と親友との会話によく "Fxxxing great" が出てくるからだ。聞き間違えたワケじゃないが、失礼な言葉だとは全然思わなくて、ただ 「めっちゃいいよ!」 だと意味を解釈していた。今は同じミスをしないけど、また似たようなことが発生するかも。。。^-^ (S.C.C.N.)
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yoko いい齢になると、言い間違い、聞き間違い、勘違いで恥ずかしい思いをするのだが、小さい子どもの言い間違いは面白い。しゃべり始めた下の娘の言い間違いが、何とも言えないほど可愛かったのを覚えている。「チョコレートクッキー」が欲しい時に「Can I have チョチョレートツッチー」 と舌足らずに言われて、夫が顔を綻ばせながら娘にクッキーを渡していた。「Trader Joe's」 は 「Trader George」 … 面白いからずっとそれでいいかも。彼女も5才になり、言い間違いがだんだん無くなってきて寂しい。まだ間違える (?) のが、何 (ビーフ、ポーク、サーモン、サバ) を食べても、「I love this chicken!」と言うこと。「これチキンじゃないよ〜」 と直し続けていたら、昨夜、豚の生姜焼きを食べて「Yummy Beef! I love this beef!!」 … と。惜しい! そういえば、夫もBeef とPorkの違いをよく分かっていなかった。上の息子は、小さい時なかなかしゃべらなくて、身振り手振りで会話 (?) していたので、可愛い言い間違いが聞けなかったのが残念だ。  (YA)
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reiko-san △ 旦那の友達夫婦に男の子が産まれた。写真と一緒に名前を知らせてきたようで、旦那が「名前はタカラだって」 と教えてくれた。日本に縁もゆかりもないようなカップルのはずなのに、息子に日本の名前なんて付けたんだ … と、びっくりして聞き返したら、タカラじゃなくて「Tucker」だった。△ 最近、友達がグループチャットで披露してくれた読み間違い。ニュースを読んでいるときに、どうしても「ポンペオ長官」が「ワンオペ長官」に見えちゃって、読み間違えるたびに、ひとりでウケていたとのこと。このワンオペっていう言葉、知らなくて、最近やっと意味が分かった単語だったので、余計に私は嬉しくなってしまった。確かにワンオペに見える、見える! △ 娘が向こうの部屋で「とーちゃん、とーちゃん」と言っているのが聞こえてきた時は、いつも英語しか喋らない子が、「父ちゃん」 なんて古風な呼び方をどこで覚えたのかと思ったら、我が家の飼い猫、トラちゃんに話しかけていただけだった。「と・ら・ちゃん」とちゃんと言えず、「とーちゃん」 となってしまったらしい。今では、気分によって私も 「とーちゃん」 と 「とらちゃん」 を使い分けている。(RN)
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suzuko-san このテーマをもらって、なかなか原稿が書けない。ちょっとお知恵拝借、とばかりネットに行ってみた。「間違いやすい漢字の読み方100選」。あるある、今まで読み違えていた漢字のなんと多いことよ …。例えば、依存心。私は「いぞんしん」と読むものとばかり思っていたが、それは「いそんしん」。河川敷は「かせんじき」ではなく、「かせんしき」。間髪を入れずは「かんぱつ」ではなく「かんはつ」。ここまでは濁点があるなしかの読み違い。乳離れは 「ちばなれ」。究極の読み違いは貼付。いつも 「てんぷ」 ファイルを送ったから開いてね、と友達に告げていた。それを 「ちょうふ」と読むなどとは、恥ずかしながら全く知らなかった。聞き違いについては、「月曜日の5時と言った」。いや私は 「4時と聞いた」 など、もう 「言った」「言わない」の世界で、相手の言い間違いなのか、こちらの聞き違いなのか、なかなか判断がつきにくいところだ。もう一つ加えて「書き違い」。最近はコンピューターが変換してくれるので書き違いは少なくなったが、選択違いで、後で読んで恥ずかしい思いをすること、多々。そんな中、 私の大好きな「サラリーマン川柳」 の過去の入選作で笑っていただきましょう。 「続き柄、妻と言う字を毒と書き」。 (Belle)
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jinnno-san 以前にもこの場で発表したのですが ー(覚えている方はいないと思うけど、いたらまた笑って~笑)。ヒルクレストを散歩していたら、レストランの看板が歩道に出ていて、どうも黒板にチョークで書いた日替わり定食のお知らせらしく、あー、ランチ スペシャルかぁ。でも待てよ、なんか文字がヘン。と思って近づいてよ ーー く看板を見ると、、“L”が消えていて …「UNCH SPECIAL」う、う、ウXチスペシャルぅううー? (笑)。店の人に教えてあげようと思ったけど、日本語分からなそうだし、そっとしておいた (笑) ← あ、なんちゃってすし屋だったけど 笑。あ、読み違えてないし 笑。 聞き違いと言えば、、米国で成功した人たちが大きな舞台に立ってスピーチするコンフェレンスに友人H部長と行ったんだけどー、ミリオネアになった中国人の女性が「以前は旦那の方が稼ぎが良かったけど、今は逆転。この間の旦那の誕生日にコスタリカで2ミリオンのランチをプレゼントしたわ」。 H部長ぶったまげて「2ミリオンのランチって何入ってんの?? 本マグロ何本? 一人で何人分食うんだ ??」 … 逆にぶったまげたわたしが 「あのねー、彼女がプレゼントしたのは、お昼、じゃなくて、 Ranch (牧場) なんだよ!!」 笑。えーっと。ここはH部長を立てて、と。英語って、むっずかすい ーー!(特にLとR!) 笑。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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△ 私の母は昔からいろいろと言い間違える。特にカタカナに弱い。セロテープをテロセープ、タンクトップをタンプトック、元アイドルグループ (?) のスマップに関しては、スナック、スマック、スナップなど、話相手も混乱してグループ名が分からなくなりそうだ。△ 私は2人の子供の名前をよく呼び間違える。下の子に関しては飼っている犬の名前で呼んでしまうことも多々ある。△ 数年前のことだが、日本の実家近くの公園で子供たちとブランコで遊んでいると、近所のおじさんが突然近づいてきて「Your name?」と言ってきた。私も子供たちも、そのおじさんとはあまり話したこともないが、母がよく知っている人なので、私たちが海外で生活しているのを母から聞かされ、英語で話しかけてきたのかと思い、長女が「My name is ○○」と答えた。すると、おじさんは少し間をおいて、また「Your name?」と言うのだ。なんかおかしい … と思って状況を見直してみると、分かった! おじさんは、ブランコを激しく漕いでいる子供を見て「酔わねえ?」 と聞いていたのだ。私はそれから、おじさんが去っていくまで笑いを堪えるのが本当に辛かった。 (SU)


(2019年10月16日号に掲載)

節約

▽ 人に言えないことも書いてしまう『スタッフ閑談』。私は少ない衣類をこまめに洗濯しながら長年着用している。少し擦り切れたり、穴が開いたり、中通しの白いゴムが見え隠れしていても、使い慣れた下着、靴下、Tシャツは捨てられない。節約家、倹約家というワケじゃない。モノを長く使い続けていると愛着が湧いてしまうのだ。愛用していた茶碗が割れると、しばらく保管して、十分に弔った後で丁重に処分する “儀式” を行う。私にとって「断捨離」 は「断腸の思い」 と同義語。やがて、妻からの “最後通牒” が。「突然倒れて救急車で運ばれても、ボロパンツを穿いてたら、私は他人のフリをするからね!」 確かに恥ずかしい。そのまま息絶えたら、来世で後悔する。成仏すらできない! すぐに Target へ向かった。▽ ラジカセ愛好家の私のコレクションは約300本の録音済みテープ。妻から 「時代遅れ」 と言われて小型ラジオレコーダー「ICX-R100」を購入。メモリーカード1枚で528時間録音できるスグレモノ。便利な上にカセットテープ不要の節約にもなったが、何かが物足りない。動物行動学者の説によると、実体ある収集物を積み上げることは、男の縄張り欲求と狩猟本能を満たす代償行為らしいのだ。再び amazon.com でカセットテープを探し始めた。 (SS)
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▽最近、引退した友人夫妻は、「JRパス」と 「Japan Explorer Pass」を使って、日本旅行を大いに楽しんでいる。「外国人限定だけど、永住者も使えるのよ。すごく節約できる。海外で頑張ったご褒美だね」と、LINEで写真をどんどん送ってくる。JRの鉄道やバスが乗り放題になる「JRパス」は知っていたけれど、日本の国内線に安く搭乗できるプログラムがあることは初めて知った。何と、国内線1区間18,000円で乗ることができるそうだ。▽節約の達人が教えてくれた地味なアイディア。満腹状態でスーパーにいく。家から出ない。もやしや玉子などの安い食材を使う。安い時に買って冷凍。毎日は髪を洗わない。ポンプに輪ゴムを巻いてシャンプーの出を少なくする。ティッシュの代わりにトイレットペーパーを使う。芯を抜いて紙ボックスに入れると、ティッシュと同じような感覚で使える。▽モノの本によると、人間の脳には「さぼる」という節約機能がついているそうだ。食料が少なかった太古の昔には、重要な機能だったらしい。本来「さぼる」ことが大好きな脳に、やる気スイッチを入れるためには、とにかく行動すると良いらしい。最低10分ほど続けると、脳や体が乗ってくるらしい。何だかやる気にならないのは、人間の本能だと知って、妙に納得している今日この頃だ。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 私を"節約の達人"!と呼んでいただいても全然OKですよ〜(^.^)。自慢できるほどです。節約はお金だけじゃなく、時間と身の回りのものに関しても全て! 例えば、スーパーで買い物すると大体エコバッグ4〜5個になる(はい、いつも大量まとめ買い)。車からキッチンまで運ぶ回数はできるだけ1回のみにしている!エコバッグがいくつかあっても、頑張って1回で全部持ち運ぶ事。時間を節約したいので (体にはかなりキツイけどね>.<)。庭師を雇わないで、庭の仕事を全部自分たちでやっている。20+年になるので、かなりセービングが出来たと思う(手はボロボロだけどね)。そして、何でもリサイクル!使っている家具や飾りものなどは殆ど中古品。全部買って来て、デザインを変えたり、工夫をしたりする。結構ステキに使えるし、お金もかなり節約できる(積み重ねると大金になる^_^)!そして、台湾にいる家族と違って、新車を購入したことがない。買えないわけじゃないけど、好きな中古車に乗って、いろいろな所へいけるだけで満足。これからも"節約の達人"で頑張り続けたい! (S.C.C.N.)
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yoko 独身時代は、特に節約に気を使っていなかった。しかし4人家族になると、食料品も日用品もあっという間になくなる。出費も増えた。そこで、まず買物する店を変えた。日用品はTargetからWalmartへ、さらにBig Lotsへ。Big Lotsは、子供が出来るまでは入ったことがなかったのだが、ある時安いダイパーを見つけて、よく行くようになった。シャンプー、ソープ、ペーパー類などの生活用品もTargetよりも断然安い!グロセリーストアは、Von、Ralphsには行かなくなり、安いグロセリーアウトレットやFood 4 Less、ローカルのStumps Family Market、そしてメキシカンマーケットに行くようになった。青果は、某韓国系マーケットでお得に買い、食パンは日系マーケットの99¢のセールブレッド。被服類は大体オンラインで、クーポンを使って買う。送料が無料になるように調整すると店で買うよりも安い。先日、ディスカウントストアに行ってみた。子供のブーツをRossとBurlingtonで購入した。なかなか良かった。ディスカウントストア、これからも活用しよう。 (YA)
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reiko-san 家中の電気を消して回る。食器洗いをしている時の水の使い方にうるさい。手を洗うときも、水を出しっぱなしにていると注意してくる。テイクアウトで飲み物のストローをもらうと良い顔をしない・・・。節約、節約、と口うるさい小姑のようだが、これは我が家の娘のこと。もっとも彼女の場合、節約というよりも、環境保護のためという意識の方が大きいようだが。今どきの学校では、エコな生活を送るための色々な知識を子供たちに伝授してくれているようで、ほほーと感心してしまう。が、一方で私たち大人の日常の色々なやり方がエコ精神に反する点が多いらしく、上記のようなことで娘に何度も注意を受け続けている。ごもっとも!なことばかりなので、反論の余地はなく、いちいち謝って自分たちの行動を改めようと努力している(なかなか全部は改善できるものではないけれど)。批判の目は、家の外にも向けられ、人間がいかに資源を無駄にしているかについて、時々思い出したように私に訴えてくる。でも、そうは言ってもまだプリティーン。プラスチックでできたジャンクのようなおもちゃも時には欲しいし、自分も完璧じゃないのはよく分かっている。理想と現実のギャップにも気付き始めている。でも娘には今の気持ちを忘れないで大人になっていって欲しいなと思う。 (RN)
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suzuko-san 私は無駄が大嫌い。裏を返せば、節約が大好き人間だ。稼げるお金は限られている訳だから、その中で最大限楽しもうと思うと、自ずから節約を強いられる。しかし、私は強いられ気分で節約している訳ではなく、節約を心から楽しんでいるのである。最早、趣味と言っても過言でない。日々の食料品、日用品の買い物は、各店のセールとクーポンを最大限利用して買う。賞味期限のない消耗品は、今不必要の物でも、セール時に買い置きをしておく。そうすれば、それらがなくなった時に、慌てて正価で買わずに済む。例えば、8個入りの石鹸がある店で安かったから、買う。その翌週、違う店で、その価格より更に安く売っていると、もう我慢ができない。また買う。すると石鹸の在庫が20個以上。独り身だから、1年以上は平気で持つ。こんな状態だから、何かが足りなくなって慌てるという事はほとんどない。そうやって、ちまちま節約したお金を海外旅行にど~んと?使う。節約大好き人間だから、飛行機代も調べに調べる。ホテル代しかり。しかし、一旦現地に飛んだら、節約癖にはちょっとあっちに行ってもらって、美味しいものを精一杯頬張る。私の最大の楽しみである。このプチ贅沢ができるおかげ、日々の節約は、これまた楽しい。節約さんありがとう、てなものだ。 (Belle)
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jinnno-san 米国に最初にやって来た時、驚いたのが「節約」という教えのかけらもないだろうと思われる 「使い捨て文化」。レストラン大中小から,ドーナツ屋、ファストフード店などで、アンリミット(∞笑)で出している紙ナプキン。(というか、置きっぱなしの、ご自由にお取りください状態 笑)。実家では手布巾、台拭き、食器拭きとあったし、最近になってやっと、何度も使える洗えるでも捨てる、みたいな半分紙のような布巾を使っている。田舎の春日井市の喫茶店では、今でもウエイターさんが食事と一緒に、テッカテカした吸収性のない、うすーい紙ナプキンを1枚だけ持ってくる(笑)。ナポリタンなんか食べたら、どんなに丁寧に使っても、紙全面オレンジ色になる(笑)。こんな環境で育ってきたお蔭か、この消費大陸米国でも、自分は紙をガンガン使わずに、節約を心がけているよゐこ(♡)。先日、ちょっと脂ぎった焼きそばを食べて、そのまま出かけたら、友人のH部長に出くわし、いつも化粧をしないわたしを見て「珍しい、化粧してる」と。「は?」意味が全く分からんわたしが、顔になんかついてんのかな、と鏡を見に行ったら、、、ぷるるん天使のリップのように、可愛―く唇が光ってた、焼きそばの脂で~! (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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節約とケチは紙一重だ。①『家の外壁』。今月前半に、家のシロアリ駆除テントを張った。まず、やられている木を新しい物に変え、それからテント貼り。の流れで、外壁の木のビーム、スタッコの色を変える事に決めた。ところが、節約のために旦那が全部自分でペイントすると言い出したのだ!勘弁してくれ!素人のあなたが家の外壁を全部塗るなど、どれだけの結果を出せるのか?外壁は家の顔だぞ!君がやったら、きっと半年以上はかかるぞ!と、話し合い(喧嘩)が勃発する。②『息子の誕生日』。まさにこれを書いている今日は、上息子のSweet Sixteenの誕生日。なので先週末、奮発して寿司大田さんに行ってきた。回転寿司しか行った事ない息子達、店に入るなり、かなり恐縮!メニューをジッと見つめ、選んだものが一番安いもの。あー、いつも節約、節約と教えているのが裏目に出ていると反省。親として、節約を教えるのはいいけれど、ケチになってはいけないと気付かされた。③『結論』。節約は大切。だが、”時間と思い出は金で買えない”。”金で解決できる問題だったら、まだラッキー”と私は思っている。けどね、なかなか貯金が増えないのよ、笑。 (IE)


(2019年11月1日号に掲載)

惜しい!

私の妻は仕事に関しての記憶が完璧だ。驚くほどの正確さで山積みの事務処理をこなしていく。ところが、日常生活上の記憶はひどく曖昧で、まるで無用な情報とばかりに、これでもかと間違いを連発する。制限ある脳の記憶量を効率的に使おうと、無意識に切り捨てているのか? 脳の記憶容量は140テラビット (17,500ギガバイト) との説がある (よく分からんが、使い惜しみなど不要なほどスゴイ)。微妙にズレる妻の記憶:①「この人、タイタニックの映画で “I’m the king of the world !” と叫んでいたよね」・・ところが、TVに出ていた俳優はマット・デイモンだった。ディカプリオに少し似ているが、惜しい! ② スポーツ番組でラグビーW杯の解説をしていた元日本代表の有名選手を指差して、「あ!三郎丸さんだ」・・五郎丸。惜しい! ③ 日本から訪ねてきた姪に「アメリカでも日本の番組が観られるよ」と妻。たまたま出ていたのが、芥川賞を受賞したお笑い芸人。「ほら、マタキチ・ナオキ」・・マタヨシ・ナオキ (又吉直樹)。姪がすかさず「惜しい!」。④ 歌手の五木ひろしと作家の五木寛之を混同している。歌うのが五木ひろし、歌わないのが五木寛之。作曲もするのが五木ひろし。作詞するのが五木寛之・・と説明したら、ますます分からなくなっていた。 (SS)

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▽パドレスは最終週までロッキーズに勝っていた。でも、9連敗して、今年もNL西地区最下位。あと1勝していたら4位だったのに。。。「惜しい!」。2019ラグビーW杯日本対南アフリカ戦。日本は南アフリカのタックルにやられた。2015年のあの 「奇跡」 を期待していたが 「惜しい!」。▽「おまえら! 一歩手前であきらめていないか。これを超えると状態が変化するという境目、スレッショルド (threshold) があるぞ!」。高校時代の陸上部の顧問が夕日に向かっていつも叫んでいた。確かに、マラソンでも、100メートルでも、ダイエットでも、人生でも、夜明け前の闇が一番暗いことを、還暦を過ぎてから気づいた。今まで「惜しい!」がたくさんあったような気がする。夜明けはもうすぐ。もう一歩、前に進むパワーを大切にしたい。▽1964年の東京オリンピックを家族揃ってテレビで見た。バレーボールの東洋の魔女たち、裸足のアベベと円谷幸吉に熱狂した。そして「人生の中で東京オリンピックに2度も巡り合えるなんて、すごいね。7年後の東京五輪大会、絶対に見ようね」と、男やもめになったばかりの父親とLINE電話で約束した。その2020年東京オリンピックが来年やってくる。[お母さんの分までしっかり応援する]と張り切っていた父は、3年前に亡くなった。「惜しい!」。天国から母と一緒に見てほしい!!  (NS)
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sheau-ching-san.gif ディールが大好きな私は、買い物の際、よくセール品を買う。買った翌日に、さらに値段が下がることもたまにある。その時は惜しい気持ちでたまらない! 素敵な服、靴がセールになっていて、買いたい!と思っても、私のサイズじゃない! 大きすぎる! その時も惜しい気持ちでたまらない。アメフトが大好きな私は贔屓のチーム(ピッツバーグ・スティーラーズ)が勝利するのが最高! でも勝っていたのに、最後の5分間で逆転負けすることが結構ある (コーチの作戦がいけない場合が多い)。その時も惜しい気持ちでたまらない。以前、インーターン生からもらったチーズケーキのレシピで何度も美味しいチーズケーキを作った。つい最近、新居の新しいオーブンで焼いて作ってみた。オーブンが変わったのに、温度と時間の調整をしなかったので、焼きすぎのチーズケーキが出来上がった! えーっ?? その時も惜しい気持ちでたまらなかった。見た目は良くなかったが、味は一緒でほっとした。今度は焼き方を調整したレシピで再度挑戦してみる! (S.C.C.N.)
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yoko 世間では、断捨離して、最小限なもので暮らすミニマリストが注目されているようだが、なかなか難しい。子供たちのおもちゃ:買った時のことを考えると処分するのが惜しい。衣類:子供たちは成長するので、着れなくなった衣類は処分できるが、成長しない大人の服は捨て時が難しい。ついつい、そのうち着るからと、処分するのが惜しくて取ってある服があふれている。物に執着しない夫は、何でもすぐに捨てようとする+物を大事に扱わない。「勿体ない精神」で育った私は、物を大切にするけれど、物に執着もする。中高生の頃、雑貨屋さんに細々したものがたくさん並んでいるのを見て、「自分の部屋もそんな感じにしたい!」と思って小物を集めていたくらい、ちまちましたものが好きだ。これでは片付かない。息子は夫に似たのか、自分のおもちゃも「もう使わないから捨てる」とすぐに言うのだが、反対に娘は何でも取っておきたい子だ。ちまちましたものも大好きで、ミニマリストにはなれそうにない。最小限なものでの暮らしは無理だが、上手に片付けて、すっきり見える暮らしを目指そうと思う。 (YA)
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reiko-san うちには猫が2匹いる。オスのCCは、メスのトラちゃんのことが好きで、隙あらばくっつきたいらしい。でも、トラちゃんはベタベタされるのが大嫌い。なので、CCはいつもトラちゃんにhissされてショボショボと退散する、というパターン。でも、冬になり寒くなると、この事態が少し変化する。痩せて皮下脂肪がほとんどないと見受けられるトラちゃんは、温かさを求めるのか、CCがそばに寝るのを許す。時には、自分の方からCCの寝ているそばにコロンと丸くなって寝る (!)。なんと、自己中心的な猫かと思ってしまうが、CCはそんなことは気にせず、嬉しそうに(こちらが勝手に想像しているだけだが)一緒に寝る。気がつくと、ベッドの上の毛布の上で、2匹がお尻がくっつくかくっつかないかというギリギリの距離感で丸くなっているのを見ると、私は訳もなく嬉しくなってしまうのだ。2匹が一緒に生活するようになってもう2年以上経つが、まだぴったりくっつき合って寝るというレベルには達していない。惜しいね、CC! 来年あたり、トラちゃんもっと打ち解けて、ピタッも許してくれるといいね。 (RN)
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suzuko-san 「あと、もう少しで合格点に達していたのに、ほんとに惜しかったね」(残念がる)。「それ、捨てるの? まだまだ使えそうなのに惜しいよ」(もったいない)。「日が暮れてきたので、惜しいけれど目的地まではたどり着けなかった。あの名跡が見たかったのに・・」 (心残り)。「あんなに有能だったのに・・惜しい人を亡くしてしまった」 (悔やむ)。「もうお別れの時です。お名残り惜しいですね」(去り難い)。「惜しい! 僅差で負けてしまった」(悔しい)・・などなど、「惜しい」を使う場面とその持つ意味のなんと多いことか。そして、その多さが物語るように、日常の中で「惜しい」を使う機会は山ほどある。それだけ、世の中が自分の思い通り、予想通りには運ばないことが多い、ということなのだろう。むか~し、うんと若かった頃、TVコマーシャルのフレーズの一つで、未だに私の頭から離れないものがある。「♪もうちょっとなのになあ・・♪」。何のコマーシャルだったのかは、すっかり忘れた(ネットで検索したけれど、見つけられなかった)が、何か惜しい場面に遭遇すると、私の口からこのフレーズが勝手に出てくる。ああ、もうちょっとなのになあ ・・ ということで、手に入れたいものが、この年をして入らなくて生きている人がここにいる! (Belle)
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jinnno-san 南スダン人の友人は、数字に弱い (笑)。100歩譲って彼を弁護するとしたら、現代文明に慣れていない。でも、子供6人中(多っ)米国で生まれた下の子は、もう20歳と10歳。(子孫ナンバーズゲーム 笑。やはり数字に強い? 笑)ってことは、、近代社会生活20年は経つ、が、まず時間に弱い (笑)。9時45分と伝えるのに「10時15分前に待ち合わせね」と約束したら、10時前なのか後なのか分からないらしく (笑)、10時半に来た。たったの45分違い (笑) だから、惜しい。「明日は遠出だから朝早く出よう! 7時ね」と言うと、必ず「PM?or AM?」 と聞く (笑)。7時は分かるんだけど、惜しい (笑)! 母国では酋長の息子で敬虔なキリスト教徒。まじめかと思いきや!! 「この本読んだ?」「オーイエース」「感想は?」「いや、そのー」と、しどろもどろ。「ウソついてる?!」と言うと「ウワッはっはっはー!」・・笑ってゴマカシ?「ウソついたらあーたの神様からバチがあたるぞ」と言うと 「オーノー!」・・ 惜しい (笑)。毅然としてたら酋長と認めるのに (笑)。さらに年齢不詳 (笑)。誕生日が分からないので米国に来た際、1966年1月1日に決めたんだって、年下と分かっている奥さんも同じ日に!(笑)。奥さんはせめて1967年にしておけばよかったのに、く~っ、実に惜しい~(笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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最近、小学2年の娘のクラスのボランティアで学校へ行く機会が増えた。先生のお手伝いや生徒たちの宿題の確認、テストの丸つけなどもやっている。このお手伝いはなかなか面白い。クラスメイトの宿題の確認をしていると、なかなかの確率で紙にお菓子のカスが付いていたり、甘い香りがしたり、中にはお菓子のパッケージの切れ端が挟まっていたのもあった。7、8歳の子供たちって、みんなこんなものなんだろうかと、想像すると可笑しくて可愛らしくなってしまい、娘には「お菓子は宿題の後」と言い聞かせてきたが、それもまぁいいか・・と思えてしまった。次はテストの丸つけ。娘のクラスなので、当然、娘のテストも丸つけをする。そして、ついに来た娘のボキャブラリーと、算数の足し算と引き算のテスト。結果から言うと普通。覚えている例を少し挙げると 「Believe」が 「Believen」・・なぜ最後に「n 」つけた? 「Lesson」が「Lessen」・・おいおい。7+9=16 … オッケー、8-7=15・・足してるし! うっかりなのか本気なのか、惜しいのか惜しくないのか、突っ込みたくなる娘のテストの丸つけ、なかなか楽しかった。 (SU)


(2019年11月16日号に掲載)

本気

仕事はもちろん、遊びも本気 (マジ) で取り組む私の妻。具体的に言うと、2人でゲームをする時など、私は気晴らしに、それこそ遊び半分で興じているのに、妻はガチンコ勝負で私に挑んでくる。私を負かすことに全エネルギーを集中させている。つまり「勝ち」に入ろうとしている。それに気付いたのは出会った頃の35年前、2人でよく出掛けたゲームセンターでのことだった。当時のアーケードゲームは Pac-Man と Space Invaders の全盛時代。私は勝負など気にせずに遊んでいたのに、彼女は全てのゲームで私に「勝とう」としていた。なぜか彼女は、変則的な動きをするインベーダーゲームに私を何度も誘っていた。このゲームが苦手だった私は大差のスコアで負け続けていたが、悪魔のような笑みを湛 (たた) えて「勝ち」を楽しんでいる様子を見て考えが変わった。不得意なブロック崩しゲームには半径3メートル以内にも近づかないクセに、この態度は許せない。私は翌日から特訓を積んで実力を伸ばし、以後は一度も負けなかった。テニスを始めた時も私は確信していた。秘かに練習しながら「打倒・夫!!」に燃えていると・・。一足先にゴルフも始めたようだ。体力だけは驚異的なので油断はできない。 (SS)
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▽「肝臓は大きく切っても、もとの大きさに戻るから大丈夫。まずは体重を減らして、3か月後にもう一度検査しましょう」。10年ほど前、ホームドクターに怖いことを言われて、本気でダイエットに取り組んだ。3か月で15キロほど落として、検査をクリアさせた。あの本気をもう一度復活させたい。▽高校入学を機に性格を変えた。小学校時代のモテ期を蘇らせようと、元気印をやめて、しとやかに振る舞った。意見を言わず、斜に構えていたら、やたら疲れて無気力になり、すべてが面白くなくなった。何事も本気が良いと思った。同級生Aちゃんの美人オーラに圧倒されて、さっさとモテ期復活もやめた。▽「年頭に 決意したのに もう12 月」。「ワハハハ」と笑える 洒落や川柳が大好きだ。深刻な話も笑えば楽観的になれる。「ユーモアは本気 (マジ) に勝てる」そんな気がする。自分が亡くなるときもワハハと笑って天国に逝きたい。▽勉強も仕事も趣味もスポーツも、本気でやるから面白い。北岳に登ったり、フルマラソンを完走したり、ダンスを真剣に覚えたり、テニスのスマッシュをマスターしたり、経験した事のないことを本気でやるとワクワクする。人生の振り幅がグッと大きくなる。 (NS)
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sheau-ching-san.gif " 本気" ? ええっ? 考えたことがないけど、何をするにも、本気でやるのが当然だと思っている。いくら小さなことでも適当にやるのは私の性格には合わない! ゆうゆう誌面とフェイスブックにも発表したが、11月1日にゆうゆうは新しいオフィス(隣のビル)に移転した。引っ越し先が見つかる前の夏ごろから、通常の仕事をしながら、オフィスの片付けを始めた。計画を立て、今までのお客様ファイルの大整理、30年以上ずっとキープしていた書類、雑誌、参考資料などの大整理。YAさんと毎週毎週、オフィスビルにある大きいゴミ収集箱 dumpster にゴミを運び、いろいろな物を捨てた。paper shredder 専門の会社へもあれこれ20 箱以上の書類を搬送して処分した。9月末に新しいオフィスが決まり、今度はオフィス家具の配置から、持っていく物などの準備作業を本気でやり始めた。大変なプロセスだったが、無事に新しいオフィスへ引っ越しができた。今までと全然違う雰囲気、オープンなオフィスに少しずつ慣れてきた。新しい環境で本気になって仕事を頑張りたいと思っている。 (S.C.C.N.)
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yoko 「本気」というと、スポーツ競技が思い浮かぶが、私には縁のないエリアだ。運動会、体育祭、競技大会・・・、全て苦手だった。テニス、バトミントンは、球 (羽) がラケットに全然当たらない。卓球も同じ。バスケットボールは、ドリブルができなくてボールがどこかに転がってしまうので、試合中にパスが回ってこないことを祈っている。バレーボールは、ボールが来たら思わず避けてしまう。痛いのが嫌。ドッジボールは、以前ボールから逃げすぎて残ってしまい、集中で狙われたのが怖かったので、なるべく早めにボールを当てられて外野に行きたい。。。こんな感じで全く「本気」にはなれない。団体競技が特に苦手だが、個人競技もよろしくない。マラソンは、持久力も頑張ろうという気力もないので、後ろから数えたほうが早いし、短距離走も遅い。水泳も泳げないことはないけど、遅いし、しんどくて好きではない。子供の頃から「本気」で取り組んでこなかったからか、何事も「ほどほどに」する性格になったような気がする。 (YA)
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reiko-san ペットの代表格といえば、犬と猫。そして、犬は何事にも「本気」で取り組むが、猫は本気は出さず、何事もほどほどに済ませるイメージが私にはある。昔、実家で犬を飼っていたが、嬉しいことがあれば全身から喜びを本気で表現し、ご飯前の「待て」にはヨダレを垂らしながら本気で待ち、「よし!」の合図で本気で完食する。散歩も野原で走り回って遊ぶときも本気全開。寝るときは、仰向けに転がり、口を開けて熟睡していた。犬派だった私が、猫を飼うようになって数年。猫は、犬に比べると実に「本気」という言葉が似合わないとつくづく思う。帰宅しても、出迎えに玄関に出てきてくれるのはたまーに。ご飯はよっぽどお腹が空いていない限り、必死にガツガツ食べない。じゃれて遊ぶのもほどほど。寝るときもお腹を見せて気持ち良さそうに眠っていることはよくあるが、犬のような熟睡という感じではない。嬉しいときも頭突きや足に絡みつくといった控えめさで、最初はそれが嬉しさの表現と分からなかった。唯一、うちの猫たちが本気のひとかけらを見せるのが、横になった人間の胸の上で前足をモミモミさせる時と、雄猫が庭でハンティングモードに入っている時。猫たちが時折見せてくれる本気が面白い。 (RN)
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suzuko-san 30年ほど前、「ログハウスを造る会」というサークルに入会した。名の通り、参加者が資金を出し合い、共用のログハウスを造ろうという主旨の会。もちろん、全員が建築にはド素人。カナダからログを輸入し、新潟県南魚沼郡の秋山郷という日本一の豪雪地帯に、町から土地を無償で提供してもらい、その山中にログハウスを自分たちで建てようという大掛かりなプロジェクトであった。30人が資金を出し、毎週金曜日の夜、もしくは土曜日の早朝に東京からその秋山郷まで通った。基礎工事は業者に頼んだが、上うわもの物は自分たちで重機を使ったり担いだりしながら、説明書通りに組み立てていくのだ。みんな本気で工事に取り組み、我らのログハウスが3か月で見事完成した。私は、毎週通うメンバー中、唯一の女性だったので、皆の炊飯係。寺泊まで魚を買いに行って、夜の宴会のためにせっせと夕食作りに励んだものだ。今思い出すと、当時はみんな本気でログハウスに夢を馳せていた。その南魚沼はご存知、コシヒカリの産地。5年ほど前から当地の飲食店がスクラムを組んで、コシヒカリのおいしさを全国に発信しようと始まったキャンペーンがあるそうだ。参加57店舗が考案した57種が味わえる「本気丼」(マジ丼と読む)。そうか、当時も今日も南魚沼は「本気」なのね。 (Belle)
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jinnno-san 60歳過ぎ?の日本人の知人は、米国生活が長~いせいか、たまーぁにヘンなことを言う。“貪欲” の意味を、欲がない、と理解していて (笑)、それを私に「漢字で書くと鈍感のドンだから、欲がない、でしょう」と一生懸命に説明をし、わたしは「え? ウン十年人生、ずっと欲深いという意味で生きてきたけど、、」 と、自分の理解を疑うくらいの力説でくる (笑)。会話ともなると、ものスゴイ (笑)。ツラベスタ (Chula Vista)、セロピー(Therapy)、トゥーキィー(Turkey 笑)、エロー(Allow)。日本語で話しているハズなのに、全ての単語が英語で (笑)、そしてネイティブのような英語ではなく、聞こえる発音をそのままカタカナにした感じ? (笑)。ルー大柴さんともちょっと違う。本気で話しているのか疑ってしまうくらい、面白い (笑)。これに立派な言語のカテゴリーを作るべきかも (笑)。昔の人だから性格は頑固で真面目。わたしの誕生日をいつも覚えてくれているので、彼女の誕生日も聞いた。その日におめでとう!とテキストもした。数日後に会った時も直接おめでとう!と伝えた・・ら、、なんかモゾモゾしている。。なんと! 自分の誕生日を、ウソついてた! え ーーーー っ! 60過ぎのいい大人が、こんなことウソつくかー? 本気でウソつかれてショックだったのは、小学生以来かも (笑)。(りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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今までの人生を振り返ると、本気を出したことって少ない。そんな私でも記憶にあるのは、大学受験勉強と、就職活動の時の本気。今回は大学受験勉強の話を紹介。前にも述べたが、私は県内でも5本指に入る進学高校に入学した。なのに私は入学そうそう、ハジケてしまったのだ。授業中は辞書2枚重ねの“タオル乗せ枕” で寝ているか、白昼夢。まだ学校に行けばいい方で、単位も危うくダブる可能性まで出てきてしまった。成績? それこそ、単位以上にダブりそう。そして高校3年生になり、進路を考えなくてはならない。100%に近い割合で生徒は進学する。「これはヤバい」と本気の危機を感じ、夏休みに思いっきり遊び溜めをし (!)、2学期から本気の受験勉強。1週間の勉強計画、それも時間配分までスケジュール。晩ご飯も勉強しながら食べる。休み時間も勉強。本気で勉強してみた。 結果、受験校4校中1校だけ合格 (一番行きたくない所に合格)。『日々の努力』は『本気』に勝つのだと、本気 (マジ) で感じた経験であった。 (IE)


(2019年11月16日号に掲載)