Saturday, 07 September 2024

マヤ文明/天の心 地の心

 2,500年続いた中米文明の遺産 優れた創造性と謎多き伝統儀式

 

Maya: Heart of Sky, Heart of Earth
展示中
Museum of Us
https://museumofus.org/exhibits/maya-peoples-heart-of-sky-heart-of-earth



紀元前2600年頃に中央アメリカで誕生し、9世紀に突然消失した古代マヤ文明。

1,000年以上前に独自の象形文字を作り、メキシコ南部、グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドルの石碑に重要な日付や支配者の名前、儀式の様子などを刻んでいた。

高度な天文学的知識を駆使し、複雑な計算式で導かれた、驚くべき緻密さを備える「マヤ暦」は有名。

キリグア遺跡 (グアテマラ北東部) の石像 (鋳造) をはじめ、小形彫像、仮面、鉢などを展示している。

ギャラリーに飾られている巨大なマヤの石柱=ステラ=は、1915年にバルボアパークで開催された「パナマ=カリフォルニア博覧会」の展示用に作られたもの。

マヤ古典期 (A.D. 250~900) の壁画 (幅42フィート = 12.8 メートル) には、後に主要祭儀場となる熱帯雨林のジャングルが描かれている。

画中に聳 (そび) えるカポックの落葉高木はマヤ人にとって宇宙の象徴だった。

マヤでは青が神聖な顔料 (マヤ・ブルー) として神に捧げる生贄 (いけにえ) の人体に塗られていたが、その製法は解明されていない。

古代マヤ人は紀元前900年代頃から「蒸し風呂」を多用していたことが遺跡調査で明らかになった。

トロピカルな気候の下で蒸し風呂の使用が習慣化したのは、健康維持はもちろん、身体の穢 (けが) れを落として神との霊的な交信を試みる準備だったらしい。

2,000年以上の悠久の時を過ぎても、現代人を魅了する古代マヤ文明のロマン。


© Museum of Us


チケット:
大人 $19.95
子供( 6-17才) $16.95
シニア $16.95
学生(ID要) $16.95
ミリタリー $16.95