pik top 
 
pq_oka_    

岡 睦 (むつみ)

学習塾Pi:k塾長


学習塾Pi:k塾長、塾講師歴21年(国内7年、海外14年)。
帰国枠受験指導の激戦地ニューヨークで教壇に立つ一方、海外子女専門教育機関JOBAの実力判定模試の作成チームにも在籍し、入試過去問題を徹底研究。
カリフォルニアでは8年の指導実績。

詳細はこちらまで
 

  
       
column line
 
高校のタイプ  国立・公立・私立
       
今回は、高校のタイプを国立・公立・私立の3つに分け、それぞれの違いについてみていきたいと思います。


 

 

 

国立高校

 国立高校といわれる高校は、高校単体ではなく国立大学 (現、独立行政法人国立大学) の附属高校として設立されています。

その建学の趣旨は「教育学に関する研究・実験に協力」する「教育実験校」です。

併設の中学校から進学する生徒が多いため、高校からの募集人員は少数となり、これに伴い入試の難易度、合格の基準が高く、入学後の学力レベルも高いのが特徴です。

ただし、あくまでも「教育実験校」ですので、授業形態やカリキュラムを研究し、日本の教育に役立てることが目的であり、必ずしも大学受験向きに授業が組まれているわけではありません。

しかし、それが伸び伸びした校風につながっているともいえます。
 

 

 なお、国立高校から系列の国立大学への進学については、他の高校より有利になることはありません。

ただ、各国立高校は、生徒自身が互いに高め合う校風があるのが特徴で、これが高い進学実績維持の原動力の一つといえるでしょう。

また、国立高校の入試には「推薦入試」はありません。

一般入試は学力検査と面接で、学力検査は学校の独自問題です。

受験する場合の注意点として、国立高校には通学時間・通学地域に制限がある学校が多いということが挙げられます。

 

 

 

公立高校

公立高校は、都道府県、市町村といった地方自治体によって設立され、その運営も自治体が行っている学校です。

全日制・定時制・通信制などがありますが、全日制の中にも、普通科の他に専門学科高校 (理数系・外国語科・商業科・工業科・農業科など) があるほか、これらの特徴を併せ持つ総合高校という形態の学校も出てきました。

授業やカリキュラムの進め方も多様化しており、普通科の中でも「単位制」の学校は、クラス編成、学年編成にこだわらず、単位取得について生徒が自分で時間割をプログラムできる学校です。

 

 

公立校は、校則が比較的緩やかであったり、制服がなかったりする学校もあり、自由な学園生活が魅力ではありますが、その分しっかりと自分を律することができないと、怠惰な高校生活を送る危険性があるともいえます。

前述の単位制の学校などは、すべて自分で時間割を組むので、自己規制ができない生徒にはミスマッチです。

現在、各公立高校はそれぞれの学校の特色を出すことに力を注いでおり、大学進学実績、部活動成績、国際理解教育といった形に結実しています。


 

 

 

私立高校

私立高校は各種団体や個人が設立し、学校法人が運営にあたっています。

学校それぞれの裁量で各校の教育に独自性が認められているため、創立者や設立団体の信条や主義に基づいた教育を進めることができ、受験生にとっては選択肢が多数あるということになります。

私立高校にもいくつかタイプがあり、進学校として大学受験を意識したカリキュラムを優先的に組む高校、系列の大学や短大に優先的に進学できる大学附属高校、就職に有利な専門課程を持つ高校などがあります。

また、私立高校は総じて施設・設備面でかなり充実しています。

特別教室や自習室、食堂、体育施設などの他に、校外や海外に研修施設を持つ学校も多くあります。

 

 

入学試験は都県によって呼び方が違いますが、推薦 (前期) 入試と、一般 (後期) 入試に分けられます。

通常、一般 (後期) 入試では学力試験が重視され、公立高校と違って調査書はあまり重視されず、参考程度にとどめられています。

 

 

かつての推薦入試は「試験はなし」という認識でしたが、最近は適性検査という名称で筆記試験を課されることが常識となってきました。

なお、東京、神奈川では 「推薦」 の募集を減らし 「一般」 募集に定員を回す傾向が出てきています。

 
 
 
(2013年8月1日号掲載)   

​